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高速鉄道に乗って(中国旅行記③)

前回のあらすじ

上海の竜陽路駅ではぐれた私と友人は、同じく上海市内にある虹橋駅にて再会を果たした。これから高速鉄道に乗って、友人の実家がある江蘇省宿遷市に向かう。


高速鉄道の乗車票

我々が乗車する高速鉄道の出発までには少し時間があったので、ここでひと休み。虹橋駅にあるKFCに入ってエッグタルトとタピオカミルクティーをいただいた。中国ではKFCは最も人気のあるファストフード店で、日本にはない独自メニューも多い(なお今回の滞在で計3回訪れることとなる)。

KFCのタピオカミルクティー(飲みかけ)

午後5時過ぎ、我々が乗る鄭州東行き列車の搭乗が始まった。
人々が無秩序に改札へなだれ込む。私は中国の身分証を持っていないためパスポートを提示して改札を通るのだが、これに少々時間がかかった。

やっと改札を抜けて、プラットフォームへ。

上海虹橋駅

列車に乗り込むと、車内で大声で通話をしている人や爆音で音楽を楽しんでいる人がたくさんいて、「これが中国か〜〜!!!」と思った。出発。

列車は虹橋を出発すると江蘇省の平らな土地をぐんぐん北上していく。車窓から共産圏ふうなマンションや工場がどこまでも並んでいるのが見えた。

だんだんと日が暮れてきて、しばらくすると車窓からはほとんど何も見えなくなった。

列車が遅延していたこともあり、宿遷駅に到着したのは21時ごろ。

宿遷駅

列車を降りて改札に向かうと、友人のご両親が迎えに来てくれていた。友人のお母様は友人にそっくりだった。

駅の地下駐車場から、お父様の運転で友人の実家に到着。移動でクタクタになっていた私をさっそく家庭料理で丁重にもてなしてくださった。日本では食べたことのないようなお料理やお粥をお腹いっぱいいただいて、この日は眠りについた。


次回に続く

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