マガジンのカバー画像

『それでも僕はここで生きる』

34
連載小説です。ぜひお読みになってください。
運営しているクリエイター

#最終話

『それでも僕はここで生きる』最終話 #36.それでも僕はここで生きる

『それでも僕はここで生きる』最終話 #36.それでも僕はここで生きる

津波が引いた後、僕泣き続ける南をつれて松下が最初に船を止めて僕を下ろしてくれた、南の家がある集落の反対側のところに行った。
すると、そこには松下の船がまだあった。僕は松下の船に乗り込んだ。
南も一緒だ。松下は南を見て、とても驚いた顔をしていた。
「南!それにお前も、こんなところで何をしているんだ?」と松下。
リアクションが少しおかしい。
「お前、ずっと待っててくれたのか?」と僕。
「待ってた?そん

もっとみる