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すみだ北斎美術館(東京都墨田区・両国駅)

久々に訪れたすみだ北斎美術館。企画展は開催されておらず、常設展とは別の「常設展プラス」という特別展示で北斎の隅田川両岸景色図巻の複製画ほか、北斎の絵手本の中から実物大高精細レプリカを展示がされている。とはいえ複製画とレプリカということなので今回はあまり食指が動かずに常設展のみを確認。この辺りは難しいところ。常設展のものもレプリカなので、今回の常設展プラスのように実際に手に取れるレプリカの感触を味わいたいという人であれば良いかもしれない。

さて常設展は4階の一部分で開催されている。AURORAという名前がついている通り夜空のオーロラの中に入り込んでいるような気持ちになる。オーロラと北斎がどういった関係なのかってそういえばよく知らないんだけど、夜空を描く作品とか描いていたのだろうか。関係性はともかく、光も抑えめで浮世絵がボワッと浮き上がってくるようで見ていて楽しい。

なぜAURORAという名前なのか教えて卍

展示内容は前回に比べて三分の一ほど入れ替わっているだろうか。代表的なものは残したまま、徐々に入れ替えているのがなんとなく見受けられる。北斎って言ったら富嶽三十六景が観たい、ってニーズにうまく合致しているのかもしれない。ちょうど東京富士美術館で富嶽三十六景を全て観てから日が経っていないのもあって、それ以外を観るような感じに自然となる。
1階のトイレは狭いので地下のトイレを使うようにしているのだけれど、こちらは変わらず和式と洋式。やっぱり年配の人が多いからなのだろうか。あと微妙な変化で地下にあった他美術館のチラシを入れたラックが撤去されていた。おう。

裏側の入り口はちょっと寂しい

最寄りの両国駅では構内の通路にギャラリーが開設されていて、今までの駅舎や鉄道の歴史が少しだけ紹介されている。電車に興味がある人であれば要チェックの内容かもしれない。ちなみにストリートピアノが置いてあって誰かが演奏していた。ジブリのなんかを弾いていた気がする。

両国ステーションギャラリーの両側には駅の歴史がある


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