新宿ギャラリー巡り&東京都庁(東京都新宿区・新宿駅周辺)
東京都庁に行こうと思い立ち、せっかくなので新宿駅の周辺にあるギャラリーを訪問することに。
・東京都庁(東京都新宿区・都庁前駅)
東京都庁である。いわずとしれた東京都の庁舎。日夜スタッフの方が東京都をより良くするために勤務している場所である。そんな悪徳のツインタワーじゃなかった都政の最高峰である東京都庁の第一本庁舎には北と南のタワーそれぞれに展望室があり、一般に見学することが可能である。ツインタワーの高み地上202メートルから見下ろす大都会東京はどんな味がするだろう? ってことで新宿に寄ったついでに訪問してみることに。老若男女、国内外の隔てなく開放しているところに日本の大らかさが見えてくる。
展望室へのエレベータは地上階の正面ではなく、地下階からつながっている。上り下りに2基のエレベータを使っているので待ち時間はそれほど長くない。だいたい1秒で1階を上下するイメージである。展望室にはストリートピアノも用意されており、希望者が演奏することも可能。中央にはカフェーとショップがあり、東京都を見下ろしながら味わうコーヒーはさぞかし美味であろう。なお、外国人の観光客が多いというのもあってか、常駐する説明スタッフが英語も話せるのは貴重。
別に展望台に興味があるわけではないけれど、東京タワーにスカイツリー、六本木ヒルズに続いての展望台。しかもそれらに対してこちらは無料で楽しめるというのも高ポイントの一つでもある。意外と穴場なのかもしれない。天気が良ければ富士山も見える。トイレは階段を降りた下の階にあり、ウォシュレット式。
・OMシステムギャラリー(東京都新宿区・都庁前駅)
OMシステムギャラリーは、旧オリンパスギャラリーとして運営されてきた写真ギャラリーである。母体であるオリンパスの開発した一眼レフカメラのタイトルを題した名称に改名してからも写真の展示を中心に開催している。今回は舞台写真を主に手掛ける写真家スズキマサミによる舞台写真展。劇団や演劇ユニット、一人芝居などの演劇yあ、舞踏に音楽、ミュージシャン、路上パフォーマーから落語家、神楽に至るまで多岐にわたる人物の舞台写真を展示している。トイレは有料。
・ヒルトピアアートスクエア(東京都新宿区・都庁前駅)
ヒルトンホテルの地下階に広がっているショッピングアーケード街のヒルトピア。こちらの最奥部にはギャラリーとしてヒルトピアアートスクエアが開放されており一般にも訪問することができる。今回はグループ展の開催。中には値段が付けられているものもあり販売も兼ねているのだろうか。会期ごとに主催が異なるようで今回はスタッフの方が全員スーツで販売っぽさが強く少しプレッシャーでもある。トイレはウォシュレット式。
・フジギャラリー(東京都新宿区・都庁前駅)
ヒルトピアの中にはギャラリーが二ヶ所ほど存在する。東京観光案内のインフォメーションセンターに隣接している形なのがフジギャラリーで、一部屋のみの非常にコンパクトなスペース。観光案内に特化したスペースは特になかった気がするが見逃したのだろうか。ギャラリーでは自作したコラージュ作品を層にして重ねて行くという青木愛弓の作品を展示。
・柿傅ギャラリー(東京都新宿区・新宿駅)
新宿駅の目の前にあり特徴的な形をした建物でありながら素通りされてしまうことが多い安与ビル。こんな特徴的な建物で中には京懐石の柿傅が入っている。柿傅ギャラリーは柿傅が運営する陶磁器を中心に展示・販売を行っているギャラリーで、柿傅の開業にあたっては「新宿で大人の道草を」という川端康成の言葉もあるほど。訪れた時には秋山陽と北村純子の夫妻による作品を展示。とにかく土を最大限に活かした陶器がかなり面白い。懐石料理にもってこいの陶磁器の数々に溜め息をつく。トイレはウォシュレット式。
・サードディストリクトギャラリー/アトリエQ(東京都新宿区・新宿三丁目駅)
サードディストリクトギャラリーことアトリエQでは写真家の篠原宏明による個展「horizont」を開催。モノクロームであるがゆえに被写体の存在が特定できなくなる撮り方が興味深いところ。コンパクトなスペースながら、ギャラリーに隣接する形で古本屋が構えられているのも面白いところ。
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