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東京アートミュージアム(東京都調布市・仙川駅)

仙川駅からほどない場所、松原通り沿いにあるのが東京アートミュージアム。狭い敷地ながら安藤忠雄による設計で比較的多くの作品を展示できるように配慮されている。

今回は画家の織田廣善にスポットを当てた展覧会。フランスへと留学した中で、パリを思わせる風景、女性たちを描いて人気となった。シャガールを彷彿とさせる画風で、彼独自のフィルターを通して描かれた作品は奇妙ながらどこか蠱惑的で、散りばめられた謎の物体に勝手にキーワードを見出したりして飽きさせない。

パリー仙川 という日系人がいるかと勘違いしてた

決して広くはないのだけれど階段を上手に配置しており、展示室としては3フロア存在している。ただし階段も狭いので、昇降でちょっと怖い。1階からの吹き抜けの空間にロフト状に2階、3階がある、といった方が正しいのかもしれない。しかし狭い土地のなかによくもこんな美術館を効果的に作ったな、と感心する。トイレは多目的ウォシュレット式。

細い土地に効果的な展示室

道路を挟んで向かい側にも小さなギャラリーがあり、そちらも展示室として今回は開放されている。平日というのもあってか見学者はゼロ。

シャガールっぽさが好き


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