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男からバレンタインのチョコレートをもらうのは気持ち悪い

バレンタインデーをはさんだ週明け月曜日のこと。

息子が
「お父さんからチョコレートをもらうのっておかしいことなの?」
との質問が。

チョコレートが大好きな私は夫と息子に
「私にもチョコレートちょうだいね~」
と言っており、バレンタインは女性が男性にチョコレートを贈る日という定義になっていない。むしろ、国がかわればバレンタインの意味は異なることを日ごろからよく話題にしている。

しかし、息子の学校では
バレンタインは男の子がチョコレートをもらうもので、
男の子が男の子にプレゼントするなんて気持ち悪いと言われてしまうのだ。

これはとても悲しい。

これに加えて、サッカー部は男子、音楽部は女子しか入れないと子どもたちは思い込んでいるのだという。確かに、サッカー部に入る女子は少ない。しかし、私が小学生のときは女子でサッカーをやっている子も少数だがいた。そして、私自身は少年野球に入っていた。私の世代はなぜか女子選手が多かった。小学生のうちは女子のほうが成長が速いこともあり、女子がたくさんいる私たちのチームはそれなりに強かった。こういう経験がベースにあるから、サッカーは男のスポーツ、音楽は女の子のやることというステレオタイプが刷り込まれなかったのかもしれない。

環境というのはおそろしいもので、息子の通う小学校ではまだまだ性の多様性に触れる機会は少ないようだ。

ピンクが好きな男性がいても、ズボンが好きな女性がいても、女性が女性、男性が男性を好きになってもそれは多様性であり決して「気持ち悪い」ことではないという認識を子どもたちの中に広めるためにはどうしたらよいのか、親として改めて考えさせられた。


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