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そりゃそうだ、適応には時間がかかるもんだ

弱視難聴の私がイギリスのバーミンガム大学に国際客員研究員として赴任してはや1か月。

いまさらながら、弱視難聴の私が海外の大学で研究することがいかにたくさんの困難を伴うことなのか痛感中。笑

そんなの考えてみりゃわかるもので、
私は15年をかけて視覚障害の状態に適応していった。
そのプロセスは楽ではなく、なかなかにハードモードだった。

そんな私が海外にきて、まさに、適応のリセットボタンを自らおしてしまったようなもの。

見えないことに加えて、悲しいぐらい聞こえないことを実感。
海外にきたばかりの日本人はみんなそうだから!となぐさめられるのだけど、
それはめがねをはずしたら私も視力0.01だから一緒だよ!となぐさめていることと同じ。
あなたはめがねをかければ健常者。私はめがねをかけても障害者。
英語も同じで、聞こえる人は努力すれば報われて英語が聞こえるようになる。けど、私の耳はそうじゃない。

これがね、なかなか心身ともにきつい状態を作り出すもので。

障害者として15年生きて、まひしていた感覚、中途障害者が味わう苦しみを再び体験できているという意味ではかなり貴重な体験。

あ、精神的には結構つらいから、マタニティブルーなみに勝手に涙がでてきたりするのだけど、笑
でも、研究は順調。いや、もうめちゃくちゃ刺激的で、ここにこないとえられなかったものがある!と日々、感謝感激のあらし。

さて、今日までは秋。
明日から冬になると先生はいっていた。
確かに、天気予報をみると、今日ぐらいまでは20度前後。
でも、明日から一気に5度とかになっている。苦笑

とにかく、健康第一で、すべての体験を味わいつくす覚悟で、楽しんでおりますのでご安心を~。


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