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オンラインセミナーにおける視覚障がい者への配慮①

zoomを活用したオンラインセミナーが一般的になってきましたよね。
最近は、視覚障害のある方が参加する上で何か配慮した方が良いことありますか?と言う質問をよく受けるようになりました。

そこで、いくつか配慮事項を紹介しようと思います。

1.チャット機能は使わない
どのような目的で実施するセミナーなのかにもよりますが、チャット機能で書き込んだ内容は画面読み上げソフトでそのまま読み上げてしまいます。講演中にチャットボックスで皆さんがいろいろな意見を書き込むのは議論が活発化して良いのですが、反面、スクリーンリーダーを使っている人にとっては講演者の声とチャットの読み上げが同時進行的に行われ、講演内容に集中することができません。私がホストを務めるオンラインセミナーではチャット機能は使わないようにしています。

2.URLだけではなく電話番号も設定する
電話番号?と思う方もいるかもしれません。実は、あまり知られていないのですが視覚障害の方の多くがいまだにガラケーを使っています。おそらく、健常者の人たちのほとんどがスマートフォンを使っている今の時代、ガラケーを見かけることの方が珍しいのではないでしょうか?
しかし、視覚障害のある方々はいまだにガラケーを好んで使っている方も多くいらっしゃいます。彼らがzoomのオンラインセミナーに参加するにあたっては、電話番号で参加する窓口を1つ設けてあるだけで誰もが参加できる形となります。詳しくはzoomのホームページをご覧いただきたいのですが、ホストがミーティングを設定する際に電話番号も同時に設定することができます。設定1つでできることなのでもしよければ設定してみてください。

ひとまず今日はここまで。また、思いついた時に追記していきたいと思います。

オンラインセミナーを主催される皆様、自分のオンラインセミナーには障害者は来ないだろうと言う前提ではなく、どのような形でも参加できるような形に準備していただけるとより素敵なオンラインセミナーになるのではないかと思います。

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