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ぐちゃぐちゃに見える美術館の世界

楽しく、カジュアルに、弱視難聴の日々を発信している奈良里紗です。

今日はイギリスで美術館へいったときのことについて書いてみようと思います。

イギリスといえば、美術館や博物館は無料のところも多いのが円安に苦しむ日本人としては大変ありがたいところ。

見えないのに、美術館いって、楽しいの?と思いますよね。

正直、退屈です。笑

なんか、絵みたいなものが飾ってあることは見えるんです。

でも、絵をのぞきこんでみても、ぐちゃぐちゃってなっていて、特に、コントラストのはっきりしないものはぼんやり、ぐちゃぐちゃ。

細部が見えないから、あまりよくわからない。

解説も見えないから、さらに、退屈。

でもね、たまに、音声ガイドがついている作品をみつけると、ぐちゃぐちゃにしか見えない絵をじーっとみながら、耳を傾ける。

そうすると、なーんとなく世界が見えてくるときもあるとかないとか。

見えるとか、見えないとかじゃなくて、美術館のあの雰囲気、そこに流れているアーティストたちの魂の叫び?のエネルギーをかんじて、ぐちゃぐちゃの世界から感動へ、心が動く瞬間がある。

だからね、少なくとも私は美術館にいこうって誘われたらいきます!

そこで、退屈するかどうかはいってみないとわからない。

1ついえることとすれば、美術館の職員が、もっと、見えない人も参加できる美術館をつくってほしいなぁって。

ぐちゃぐちゃな世界にいると、私はここにいちゃいけないあんじゃないか、この場所から拒絶されているんじゃないかって被害妄想に陥ることも。

そうじゃないんだよ~見えない人だって私たちはアートを楽しんでもらえるように、美術館に参加できるように心をくばってますよーって、そんなメッセージが受け取れたら、この上なく幸せ。

冷たい雨のふるマンチェスター、そんなときは美術館へ足を運んでみてはいかがでしょうか?

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