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百済観音さまとフランス

パリのノートルダム寺院が燃えて、1年経ってしまいました。

幸い延焼を免れた所もあるので、復興できると聞いてますが、今どんな感じなんでしょう。

写真は焼ける半年くらい前に訪れた時のものです。

奈良に観光に来る外国の方を見ていると、なんとなく好きなタイプが見えてきます。

アメリカ人→ワイルドなものが好き。なので大仏さん大好き。ワーオと言いたい。

中国人→かつて自分とこにもあったもの(寺院建築とか)で失われたものを見にきてる感じ

フランス人→東洋美術大好き。阿修羅とかじっくり見て帰るのはだいたいフランス人

印象はあくまで個人の意見です😊

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(ステンドグラス素晴らしいかったなー)

フランス人の東洋美術好きは、わりと当たっている気がします。

法隆寺が誇る百済観音さまをお招きしたのもフランスです。これを成し遂げたのはシラク元大統領。

シラク元大統領は政治家にならなかったら、東洋美術の研究者になりたかったたいうほどの人で、若い頃に来日して対面した百済観音に一目惚れ。

必ずあなたをフランスに迎えると誓って、のちに果たされたのでした。

しびれるよな…押しを召喚するなんて。

当日百済観音さまのかわりに日本にやってきたのが、「民衆を率いる女神」というドラクロア名画。

当時すんごい長蛇の列ができた話をニュースで見た記憶があります。

百済観音様は、日仏友好にも一役かわれたのでした。

全然関係ないですけど、エジプトの有名なミイラ「ツタンカーメン」は国外展示に出た時パスポートが発行されたそうですね。

職業はファラオ😊

奈良でガイドをしています。これからもっとあちこち回っておもしろいガイドを提供します。ご支援どうぞお願いいたします。