[失業体験記02]辞める前の準備作業
どうも、ならなすおです。
失業体験記です。
3月末で脱サラしようと思っている人向けに書き始めたのに、2月11日現在、まだ「心持ち」とかいうどうでもいい投稿のみ、、、
「はよ更新しろー」という声が聞こえてきそうです。
まだ当noteの認知度が低すぎて聞こえてこないですww
と、いう訳で、今回は「辞める前の準備作業」を紹介します。
辞めた後は、心も体も結構バタバタして、少しの煩雑さでもメンタルをやられるので、特に「書類系の面倒」「カネメの想定」なんかは、早めにやっとくといいと思います。
なお、私は、社労士でも、行政書士でも、税理士でも、司法書士でもありません。
本稿の手続の記述などは全て個人の経験、感想です。
業として行う、法的根拠に裏付けられた発表資料ではないので、ご留意ください。
また、公務員を退職される方については、失業保険がありませんので、ご承知おきください。
(1)総務系の人とは最後まで仲良く
まず、総務の方々には、退職時の手続きでお世話になります。
是非、仲良くしておいてください。
あなたの退職を強力にサポートしてくれる、強い味方になってくれることでしょう。
①離職票の手続をしてもらう
ハローワークさんとのやりとりですね。
この「離職票」というのがないと、失業保険のみならず、様々な手続きに支障が出ます。
なるべく早く動いてくれるよう、総務スタッフさんに根回ししておきます。
②退職証明書を発行してもらう
国民年金などの手続きの際、上記の「離職票」がまだ手元にない場合は、職場から任意様式の「退職証明書」というのを出してもらいます。
これがサクサクっと出てくると、手続きがスムーズにいく場合があります。
退職翌日に出してもらえたら、最高です。
③健康保険資格喪失証明を出してもらう
協会けんぽさんなどに「会社の健康保険を外れましたよ」と言うための書類です。
これは、健康保険の切り替えに必要な書類なので、結構急ぎます。
(無保険状態って、こわいですよね。)
総務スタッフと仲良くしておいて、退職後、マッハで出してもらいます。
④いつまで住民税を特別徴収してくれているか聞く
サラリーマンの住民税(市役所さんに収めている税金)は、会社が天引きして払っています。
会社が天引きしてくれるのを「特別徴収」と言います。
他方、自分で払うのは、「普通徴収」と言います。
3月末で会社を辞める場合、5月分までの住民税を会社が3月にまとめて天引きするパターンと、会社は3月まで天引きして4~5月は自分で納めるパターンがあり得ます。
何月分から自分が住民税を払いに行かなければならないのかを知っておくのは大事です。
これも、総務スタッフさんに退職までに聞いておきます。
(2)お金のINとOUTを見積もっておく
次に、「心の健康」に大きく関係する、お金の話です。
退職すると、給料がなくなりますが、健康保険料、年金保険料、住民税は、取られ続けます。
逆に、退職金、失業保険など、もらえるお金があるかも知れません。
これらのマイナス、プラスをあらかじめ知っておくことで、不要なメンタルへのダメージを軽減できます。
①健康保険(OUT)
退職後の健康保険は、今入っている保険を「任意継続」するか、国民健康保険に入りなおすかの、2択になります。
サラリーマンの健康保険料は、会社が半分払ってくれているので、任意継続の場合、退職すると保険料が上がりますが、たくさんもらっている方の場合、国民健康保険も相当に高いので、どっちが有利か計算が必要です。
また、民間の「協会けんぽ」の場合、扶養に入っている家族の保険料は取られませんが、国民健康保険の場合は「世帯の所得と人数」に応じて保険料が決まるなどの違いがあります。
一度ネットでシミュレーションしてみて、任意継続するか、国民健康保険に移行するかを判断されることをお勧めします。
シミュレーションにあたっては、「税金・社会保障教育」というサイトが参考になりました。
任意継続と国保の比較もできます。
任意継続のシミュレーション
国民健康保険のシミュレーション
②年金保険(OUT)
サラリーマンは、年金保険料を天引きされていますが、退職したら「国民年金」に入ります。
国民年金保険料は、令和5年度は16,520円/月です。
サラリーマン時代に配偶者さんを扶養に入れていた場合は、配偶者さんの年金保険料は払う必要がありませんでしたが、国民年金に切り替えると、自分+配偶者さんの年金保険料を払う必要があるので注意が必要です。
③住民税(OUT)
住民税は、前の一年間の稼ぎを元に計算され、6月~5月にかけて徴収されます。
つまり、無職になった年の前の年にめっちゃ稼いでいた場合、住民税はびっくりするほど高いです。
サラリーマン時代にもらう「源泉徴収票」をもとに、お住いの市町村のホームページで、住民税の額をシミュレートしておいてください。
気を付けましょう。
結構高いです。
④退職金(IN)
これは、各自の職場の規定、勤続年数によってまちまちだと思います。
ご自身で規定をご覧になって計算されるか、総務スタッフさんで仲がいい方がいればご協力をお願いするか、してみてください。
皆さんが、高額の退職金をもらう方でない限り、所得税は気にする必要がありません。
⑤失業保険(IN)
退職後、ハローワークで求職活動をする場合に、失業手当がもらえます。
金額は、前職でもらっていた給与水準をベースに計算されます。
もらえる期間は、自己都合退職か、会社都合退職か、などによって変わります。
私の場合、「自己都合退職」「求職活動を行う」という立場で申請し、90日分の失業手当がもらえることになりました。
失業手当は、皆さんの立場で額も期間も変わってくると思いますので、それぞれ計算してみてください。
上述した「税金・社会保障教育」というサイトにシミュレーションがありますので、参考にしてみてください。
以上、退職前にも、結構やることがありました。
主には、「辞めてすぐやる手続の確認」と「お金の計算」ですね。
次回は、「退職後すぐやる手続き」について紹介します。
お付き合いいただき、ありがとうございます。
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