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[起業体験記11]1期目の決算

ども。
最近キーを強打しているせいでキーボードが凸凹してきて焦っているならなすおです。

今回は起業体験記「1期目の決算」です。
前回の「初仕事獲得」と、時期は同じくらいです。

弊社の第1期、2022年11月~2023年8月。

売上、ゼロでした。

「あーあ、売上ゼロやけど、納めんといけん税金があるんよなー、、、」
というのはおぼろげに知っていたので、暗い気持ちになっていました。

資本金、31万しか積んでないのに、、、
税金で何万円か持っていかれる、、、

ところがどっこい!
税務署に問い合わせたら、すごく丁寧に教えてくれました。
弊社の場合、第1期、税金、かからなかったです。

なお、決算、法人税、法人住民税等の話は、完全に税理士さんの管轄です。
私は中小企業診断士(のすげー下っ端)なので、「税の解説」などというおこがましい真似はやっちゃいけません。
故に本稿は、ただの「体験記」です。
お子さんの「夏休みの絵日記」や、里見浩太朗さんの「長七郎江戸日記」と同じジャンルです(いや、例えが分かりづら過ぎる)。
ご承知おきください。

では、本編、スタートです。


(1)前提「弊社の第1期」

2022年11月、会社設立当時、私は保育園からお給料をもらっていました。
社会保険も保育園で入っており、会社で加入する必要がなかったので、役員報酬は0円にしていました。
(誰にもお給料を払っていない会社は「社会保険適用事業所」ではありません。)
もともと事前の設備投資が必要な業種ではない(コンサルタントとコンテンツ制作)ので、費用も発生せず、会社口座には資本金の31万円だけが存在し続けました。

保育園は2023年5月で退職したのですが、その後6月~8月は仕事のご縁に恵まれなかったため、受注や入金には至りませんでした。

つまり、弊社の口座は、設立時から全く動いていなかったのです。

説明会等に出ていましたが、受注はなかった
(AIで生成)

(2)法人税の書類が・・・

8月が終わり、第1期が終了しました。

まずは、税務署に、法人税の確定申告をしなきゃいけないと思いました。

で、国税庁さんのサイトを見てみたんですね。

[国税庁の法人税及び地方法人税の申告紹介サイト]


・・・・・
・・・やばい。
書類が多過ぎて、意味が分からん、、、、、

0円やのに、、、、、
税理士さんにお金を払うのは、、、、、

こういうのって、無理なもんは無理なんすよね、私の場合。
気合で理解する人もいるのかもしれないけど、私には無理。
でも、税理士さんに頼むと高そう、、、
しょうがないんで、税務署に聞きに行くことにしました。

電話で売上がない旨を伝え、アポを入れて、8月31日現在の会社の貸借対照表(設立から数字の動きなし)を手に管轄の税務署さんに聞きに行きました

「多分公的機関が空いているかな」と思って決算期を8月決算にしたのが良かったのかも知れません(割と税務署が空いている時期)。

ま、こんなには悩んでないですけどね
(AIで生成)


(3)税務署の神対応

「書類をたくさん書くんだろうなー」という覚悟を決めて、会社の印鑑も持って税務署に行きました。

税務署では、まず、別表一「各事業年度の所得に関する申告書 -内国法人の分-」というのを作ることに。

その冒頭の「所得金額又は欠損金額」が「0」

その時、税務署の担当さんから、「この別表一だけでいいですよ」の一言。
え?
マジっすか?
超嬉しいんですねど・・・

なお、後日、消費税に関して、「課税期間分の消費税及び地方消費税の申告書」という書類を「0円」で提出し、税務署関係はそれで終わりでした。

多分、何の活動の形跡もなかったからでしょうかね。

思ってたのの10倍簡単に、終わりました

税務署の神対応
もちろん指とか差されてないです
(AIで生成)


(4)市税、県税窓口の神対応

税金の関係は、税務署だけでは終わりません。
都道府県税、市町村税が、あります。

この2つに、「法人住民税」というのがあり、その中に「均等割」という、会社が存在しているだけで払わないといけない税金があるんですね。
ネット情報から、法人県民税が2万/年ぐらい、法人市民税が5万/年ぐらい、合計7万円ぐらいかな、と予想していました。
都道府県税、市町村税を所管する総務省さんの説明サイトが↓です。

[総務省による「法人住民税」「法人事業税」の説明]


ところが、まず市役所さんに行ったんですが、担当さん、税務署からもらった「別表一」の写しを見て「0円」というのを確認し、設立から何の動きもなかった貸借対照表を確認し「これは営業の実態がないので市町村民税は0円でいいです。」となったんです。

同じく、県税事務所さんにも、「設立から未操業」と判断していただき、県民税も0円となりました。

たまたま、設立時から売上、仕入とも全く動きがなかったため、「操業実体なし」と判断していただき、第1期の納税額は、幸運にも0円となりました。
「難しそうな決算が終わった」「あると思っていた納税がなかった」という結果は、当時の私としては、100点でした。

当時は税理士さんに委託する資金余力がなかったので、シンプルに「操業実態がない」という決算で、逆に良かったのかな、と思っています。

市役所窓口の神対応
(AIで生成)


(5)おわりに

私は中小企業診断士なので、会計については、「仕訳」、「元帳転記」「試算表作成」「決算整理」「決算」という一連の作業は自分で行えます。
ですが、法人税、消費税などの「確定申告書類」というのは、書類を自分でざっと見てみて、自分でやり切るイメージができませんでした。
1期目の決算を終えた後、すぐ税理士さんを探し、契約しました。

全て自分でやる人もいるのかも知れません。
ですが、やはり、詳しい専門家に聞いた方がいい事というのは、あります。
どこかのタイミングで税理士さんへの委託は検討した方がいいのではないかと思います。

弊社、もうすぐ2期目の決算ですが、今回は、税理士さんから学び倒します
気が小さいので、「丸投げ」ってできないんですよね。

自分である程度理解したうえで、専門家に振りたいです。

今回も、ご覧いただき、ありがとうございました。

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