『1ヶ月書くチャレンジ』DAY16 | これはまるでラブレターだな?!
夫さんは私の一番大切な人だ。
それはこれからも変わらないであってほしいし、一緒にいてほしいから大切にしているというのもある。
6歳年上の夫さんと出会ったとき夫さんは36歳で人生を自分で歩いている人だった。同じ仕事をずっと続けていて、趣味もしっかり楽しんでいて、里親さんから譲ってもらった猫も飼っている人だった。
でも30年以上生きてきて、辛かっただろうことや悲しかったであろうことも経験している人だった。幸せになるために試行錯誤してきたのだろうな、と感じられる人だった。辛い時や悲しかった時に知り合ってもいなかったからそばにいてあげられないのが悔しかったけれど、一緒にいる間はそんな経験はもうさせないと思った。
夫さんは私のすることに滅多に否定的にならない。道端で子猫を拾った時も、子供の絵本を選ぶ時も、絵を描きたいと言った時も。それが心地いので私も夫さんの決めたことやすることを否定することは滅多にない。否定ではなく自分の考えとして意見を提供する。
思えば夫さんも結婚して変化がたくさんあったに違いない。結婚前は毎週行っていた登山もボルダリングも行かなくなってしまったけれど「子供と一緒に行きたい」と未来に期待してムスメに山の地図を見せたりしている。仕事も今までは黙々と真面目にしてきたけれど、「子供と自然の中に暮らしたい」と長野の田舎に古民家を買って、そこでどうやって暮らしていくか模索を始めている。
私はといえば夫さんと出会ってから同棲、結婚、妊娠、育休、ワーママデビュー、第2子妊娠とイベントがジェットコースターのように駆け巡っているけれど、趣味の美術館巡りも出来なくなってしまったけれど、夫さんと出会わなければ出来なかったイベントばかり。趣味がちょっとできなくなったからってこの暮らしを否定はしない。夫さんも一緒なんだろう。私もいつかムスメたちと美術館に行きたいもん。田舎に移住は予想外だったけれど、今は楽しみに準備をすこーしずつ進めている。
大切な人を大切にすることは自分を大切にすることに似ている、みたいな文章が『ハチミツとクローバー』の中の読み切り作品にあって(手元に単行本がないので曖昧)、その言葉はすとんと私の胸に落ちている。
一人暮らしをしているときは朝ごはんはコンビニで買ってあった無糖のヨーグルトにコーンフレークを混ぜるだけで済ませていたけれど、今は家族がいるから朝ごはんを作る。ご飯を炊いてお味噌汁を作って、簡単なおかずを出す。ヨーグルトは必須。夜はコレステロールを気にする夫さんのことを考えて揚げ物を減らして自分たちの家庭菜園でとれた野菜のサラダを出したり、夫さんがサラダ担当になったりする。そうして出来上がったご飯を一緒に食べることで自分の体も朝からしっかり食べて、野菜も摂って健康な体になる。大切な人とのご飯で自分も大切にできることは本当に尊いことなんだな、と再認識する。実際、同棲を始めてからの方が一人暮らし時代より体重も安定したし肌も再生した。夫さんがよく寝る人なので睡眠時間も長くなった。
私は夫さんと一緒にいることで色々な変化があって、それは全部必然だったんだな、と納得して生活しているけれど、夫さんはどうかな。思うところを口に出さない人だから、時々聞いてみたくなる。「今、色々と大丈夫?」って。
私は夫さんを大切にしているよ、なんて面と向かって伝えたこともないし伝わっていてほしいともそんなに思わないけれど、もし伝わっていたのならうれしいな、と思います。
書籍『書く習慣』の「1ヶ月書くチャレンジ」を実践中。
最後まで読んで頂きありがとうございます。夫さんが思う存分農業が楽しめるように私も好きなことでサポートしていきたいと思っています。頂いたサポートは今後の活動に充てていきます!