【ついに初体験!TMS治療】ならきちのPMDD/抑うつ闘病記③
TMS治療を試してみることにしたならきちは、旦那の付き添いでついにクリニックを訪れた。
(前回の記事『【脳に電磁波? TMS治療ってナニ?】ならきちのPMDD/抑うつ闘病記②』はこちら)
■まずは心理検査と血液検査
適切な診断や治療を行うためにまずは心理検査と血液検査を実施します。
設問に答えることでうつの度合いが数値化されるのは明瞭で良いなと感じました。
ハミルトンうつ病評価尺度(Hamilton Depression Rating Scale:HDRS)やエール・ブラウン強迫尺度(Yale- Brown Obsessive-Compulsive Scale:Y-BOCS)、うつ性自己評価尺度(Self-rating Depression Scale:SDS)など、いくつかのテストがあるようです。
■いよいよTMS治療初体験
心理結果の結果無事に(?)うつ病であると診断され、血液検査の結果にも異状はなく、TMS治療を受けることができると判断されたならきちであった。
私が通っていた病院のTMS治療では背外側前頭前野(DLPFC:dorsolateral prefrontal cortex)を刺激するBeamF3法という海外での標準法を適用していました。
頭を数か所メジャーで測って計算し背外側前頭前野を特定します。特定できたら帽子に印をつけ、そこに電流を流していきます。
親指を動かすときに使う脳の部位である運動野(motor cortex)の場所を見極め、その動きの度合いを観察します。
適切な刺激強度を測定するために親指のピクン! の度合いを見ながら、その人に合った電流の出力を調整していきます。
実際はさすがにここまでスムーズではなく、何度かコイルの部位を微調整し、慎重に親指の動きを見て出力を決めたりしました。丁寧な看護師さんで安心でした。
睡眠中の脳は外部の刺激に対して鈍感になります。よって脳の皮質に刺激しても反応が抑制されてしまうので、TMS治療の効果が薄れてしまうそうです。
■TMS治療30回コースの契約へ!
TMSは脳の神経細胞に働きかける治療なので、短期間でガッと集中的に刺激を与え続けたほうが効果が出るそうです。週に5日間通うのが理想なんだとか。
我が家の場合、旦那が会社を早めに退職して主夫として家事育児をしてくれるこの機会を逃せば、TMS治療を受けられるチャンスは当分訪れません……。
①TMS治療は短期間で効果が期待できる
②現状の投薬治療では副作用で母乳が出るなど不快、かつ服薬自体に心理的抵抗があった
③とにかく現状を打破するために何か新たな行動にうつしたい
上記3つの理由からならきちはTMS治療を受ける決意をします!
TMS治療は自費診療で公定価格がないため、施術者の経験・知識・病院の設備など様々な要素が加味されて価格が決められていくみたいです。だから病院によって費用にバラつきがあるのだとか。
TMS治療という新たな一歩を踏み出したことにより少し元気になったような気がしてきたならきち。
30回コースを怒涛のスピードで消化するべく、2020年12月~2021年1月は足しげくクリニックに通いました。
次回はそんな通院三昧の日々についてどのように過ごしていたのかお伝えしたいと思います。
関連リンク
▼TMS治療の説明について参考にしたページはこちら
▼このシリーズの以前の記事はこちら
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