【TMS治療後の生活と、抗うつ剤の服用状況】ならきちのPMDD/抑うつ闘病記⑤
無事にTMS治療30回コースを完走したならきち。(前回の記事参照)
集中治療月間を終え、家族はまた元通りの生活に戻ることに……。
今回はTMS治療後の生活と、抗うつ剤などお薬の服用状況についてお伝えしていきます。
■TMSの効果は実感できたものの……
息子と旦那にセットで実家に帰ってもらっていました。うちの息子は一時保育などに預けたことも一度もなく、基本的に私とベッタリ生活を送っていたので心配もありましたが、そうも言っていられない状況でした。
転職したばかりの旦那は有給日数が少なく、私が一度体調を崩してしまうと一気に有給残日数が少なくなり追い込まれていきました。
会社は私の病気をよく理解してくれていましたが、それでもさすがに欠勤が続くと今後の評価やお給料にも影響が出てしまう……。
まさにこのままでは生活していけなくなってしまう状況に追い込まれてしまったのです。
旦那の実家のご両親が、「頼っていいんだよ」と声をかけてくれて、やっと私もヘルプの声をあげることができました。ありがたかったです。
■育児を手放し、ひとり時間を確保する
事実上、旦那のお母さんがほぼ一人で息子のお世話をしてくれていました。感謝してもしきれません。
息子も両親以外の人との関わりを通して刺激を受け、確実に成長し、言葉が出るようになったり、コミュニケーションが上手になったりと、旦那の実家に行くたびにいい影響を受けて帰ってきました。
育児をきっかけにうつになった人、うつなどの精神症状が悪化した人は、どうにか一度育児を手放す時間を確保するべきだと実感しました。
もちろん、実家に頼れるかどうか、そうでない場合一時保育を活用したくても金銭的な問題、配偶者の理解を得られるかどうか……、本当に本当に色んな壁が立ちはだかっていますよね……。その点、私はとても恵まれていたと思います。
実はこの期間、転居先を探して実際に引っ越しをしたり、保育園見学に行って保活をしたりと、様々なライフイベントが動いていました。
保育園が見つかるまでの期間は、申し訳ないけど旦那さんの実家を頼らせてもらおう! と決めて、旦那・息子・旦那のご両親へ迷惑をかけるのも期間限定だと割り切って(お前が勝手に割り切るなって感じなんですけど笑、本当に優しい家族に恵まれました……)過ごしていました。
1週間ならなんとか育児も頑張れる! 来週にはまた一人でゆっくり過ごす時間が確保できる! などと、自分を鼓舞しながら家事育児に励む日々。
ゴールが近くに見えるからなんとか耐えられるという感じでした。
■実際の息子を預かってもらったスケジュール&通院スケジュール
ご覧の通り、かなりの期間息子を旦那の実家で預かってもらっていました。これくらい負担を軽くしないと普通に生活できないような状態でした。
精神科への通院はTMS治療が完了してからも続きます。TMSが終わっても抗うつ剤の服用は継続だからです。
私は以前通っていた病院からTMS治療をしてくれた病院に転院し、現在に至るまで診てもらっています。
通院は基本的に1ヵ月に1回くらいのペースですが、精神的に不安定な時や、負荷がかかる出来事(引っ越し、復職、転職など)があるような時期は2週間に1回にペースアップしたりと臨機応変に対応してもらっています。
■TMS治療中や後の抗うつ剤はどうなる?
TMS治療中も抗うつ剤は併用します。
TMSの治療は100%ではないため、継続して通院すること、あるいは処方されている薬をしっかりと継続して飲むことも望ましいとされているのです。
そもそも抗うつ剤は急に減薬できず、慎重に量を減らしていく必要がある薬なのだそうです。
私も元々飲んでいた量の薬を維持しながらTMS治療を行いました。
薬の量に増減があると、心身の変化があったとしてもそれがTMS治療の効果なのかどうかを判断するのも難しくなってしまいます。
私がTMS開始時に飲んでいたのは上の画像の「スルピリド」「サインバルタ」それから漢方薬の「加味逍遙散」です。
通院しながら先生と相談し、現在はサインバルタのみを服用しています。
次回は、8月以降の暮らしについてや最近モヤモヤと考えていることなどをお伝えしたいと思います。
■関連リンク
▼TMS治療中や後の抗うつ剤服用について参考にしたページ
▼このシリーズの以前の記事はこちら
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?