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敏腕広報コンサルタントと新卒ドタバタ広報の二人三脚珍道中

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新卒ドタバタ広報だったならきちが、敏腕広報コンサルタントの石川慶子氏と共に一人前の広報担当者を目指して奮闘した日々を振り返る連載です。広報の仕事について体験談を交えて紹介していき… もっと読む
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記事一覧

【外見リスクマネジメント】敏腕広報コンサルタントと新卒ドタバタ広報の二人三脚珍道中⑦

連載最終回となる今回は、【外見リスクマネジメント】についてお伝えします。外見リスクマネジメントという言葉は、2015年3月に石川慶子氏が提唱したものです。 広報担当者としては知っておきたい外見に潜むリスク。社長の同行ショッピングやウォーキング講座などの体験談を交えて説明していきます。 ■登場人物 ■外見リスクマネジメントとは?2015年3月に石川慶子氏がRMCA(日本リスクマネジャー&コンサルタント協会)のプレスリリース上で提唱した考え方です。 「こう見えたい」と自分は

【リスクマネジメントとは?】敏腕広報コンサルタントと新卒ドタバタ広報の二人三脚珍道中⑥

今回は【リスクマネジメント】についてお伝えします。 同じ失敗を繰り返さないためにリスクマネジメントの意識を社内で共有すべく実施した講座についてです。 ベンチャー広報の場合、自社をメディアに取り上げてもらうための攻めの広報に意識が向きがちですが、守りの広報としてのリスクマネジメントも重要です。 ■登場人物■リスクマネジメントとはリスクとは今後発生する可能性がある損失を伴う危険のこと。 リスクマネジメントとは将来起こりうるリスクに対してどう対処するか判断し危険性を事前に排

【危機管理広報】敏腕広報コンサルタントと新卒ドタバタ広報の二人三脚珍道中⑤

今回は緊急時に冷静な判断と適切な対応が求められる【危機管理広報】についてお伝えします。 クライシス(=危機)発生後、広報担当者はどう行動すべきなのでしょうか。 特にベンチャー広報の場合は自社をメディアに取り上げてもらうための攻めの広報に意識が向きがちですが、守りの広報としての危機管理対応についても知識を入れておきましょう。 ■登場人物■危機管理広報と初動三原則クライシス(=危機)発生時の広報対応のことを危機管理広報と言います。 日々の企業活動には不正・不祥事、大規模災

【記者会見】敏腕広報コンサルタントと新卒ドタバタ広報の二人三脚珍道中④

今回は、多くのメディア関係者が出席し、広報担当者としては緊張する場でもある【記者会見】についてお伝えします。 会見が決まってからは、会場準備、資料作成、集客……、やることが盛りだくさんです。当日や会見終了後のフォローも含めて一連の記者会見対応について解説します。 数多くのメディア向けイベントを手掛けてきた石川慶子氏からたっぷりアドバイスもいただきました。 ■登場人物■記者会見自社のトピックスについて、プレスリリースだけでなく、より強く広く世間に訴求すべきだと判断した場合

【プレスキット作成/記者訪問/取材対応】敏腕広報コンサルタントと新卒ドタバタ広報の二人三脚珍道中③

今回は、メディアリレーションズを築く事前準備として欠かせない【プレスキット作成】と、広報の醍醐味でもある【記者訪問】【取材対応】のお話。 内定者のころから自社理解と業界理解を深めるためにも、プレスキットに入れるメディア向け会社説明資料を作成していたならきち。 入社後はそのプレスキットを持っていざ記者訪問。最初は石川氏にも同席してもらいました。 誘致の甲斐ありついに実現した取材では、事前準備から取材中のふるまい、取材後のフォローまでの一連の流れを経験しました。 ■登場人

【メディアリストとプレスリリース】敏腕広報コンサルタントと新卒ドタバタ広報の二人三脚珍道中②

今回は、広報活動の基本とも言える【メディアリストとプレスリリース】に関するお話。 意気込んで入社したものの、何から手を付けたらいいのか分からず困惑するドタバタ広報・ならきち。 石川氏から最初に着手するように言われたのはメディアリストの作成でした。 その後、自社の取り組みについてプレスリリースを執筆し、作成したメディアリストを元に新聞社に電話をかけ、無事にプレスリリースの配信からメディア掲載へとこぎつけました。 ■登場人物■メディアリストの作成メディアリストとは、メディ

【メディアリレーションズとは?】敏腕広報コンサルタントと新卒ドタバタ広報の二人三脚珍道中①

初回である今回は、広報業務と言われて真っ先にイメージされることも多い【メディアリレーションズとは何?】というお話。 広報のプロが考えるメディアリレーションズの本質とは。百戦錬磨の広報コンサルタントでも過去に失敗体験はあるのでしょうか。勇気が出ずメディアリレーションズをうまく築くことができないでいる新任広報担当者へのアドバイスも聞いてみました。 ■登場人物■プロローグ ~出会い~2015年、秋。 私は、とある中小企業の内定者。大学4年生だった。 面接の段階で「広報として