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【8月29日オンラインイベント】Akiさんインタビュー#01

8月26日(木)に実施した奈良フォルケホイスコーレ始動イベント。

私たちの活動を多くの人に知ってもらいたい!
デンマークの教育やフォルケについて色々な情報を届けたい!

そんな思いからスタートした月1イベント企画。

その、第一回目にIPC卒業生のAKIさんをゲストスピーカーとしてお迎えしました。下記インタビュー形式にイベント内容を記載しました!

最後まで読んでいただけると幸いです。

▼AKIさんのプロフィール

日本の教育現場にて3年間英語教員として携わりました。
その後、退職をしデンマークのフォルケホイスコーレへ留学。留学先は、IPC(International People College)というホイスコーレ。
国も違えば、教育観点も異なる環境の中で、AKIさん自信の教育論も変化。
日本に帰国後、再び教育の現場に戻り、少しずつ教育現場の改革に積極的に携わっています。

▼イベントの様子

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-留学期間はどれくらいでしたか?

フォルケホイスコーレ(以下、フォルケ)留学期間は約半年ほどでした。
フォルケはタームごとに学校に通える期間も異なるため、私は8月開始する夏のタームと1月から開始する春のタームに参加していました。
春のタームの途中、家族の都合で日本に帰国せざるを得ない状況になってしまい、日本に帰国をしました。

あと、デンマークに行く前に、数ヶ月イギリスの友人宅に居候をしていたので・・・合わせると約1年間海外にいました。

-留学した学校はどこですか?

留学していた学校はIPCというフォルケです。
英語でInternational People Collegeで、略してIPCと呼ばれています。

とても人気のある学校で、フォルケでは珍しく生徒の9割がインターナショナルの学生で構成されています。

そのため、授業も基本的に英語で実施されます。

-留学しようと思った理由は何ですか?

大学を卒業したあと、教員になりました。
中学校で3年間英語を教えていました。

学校によるのですが、私が勤めていた学校は昔ながらの伝統的な風習があり、新卒は朝1番に学校に行き職員室の掃除、全教員のテーブル拭きなどがありまして・・・(笑)まだ、日が登っていない時間帯に家を出て、学校へいき、雑務をこなし、夜は、深夜まで残り自分の仕事をすることも多く、正直、寝れない日々が続いていました。

3年間通して、すっかり心も体も疲れてしまったのですが、当時夢がありました。その夢は学校の教員枠で青年海外協力隊に参加することでした。

参加枠の条件として、教職員期間が3年以上ということ。

そのために、辛くても頑張れていたんです!

しかし、不運にも私が勤めていた地域は教職員期間が6年以上でないといけないことが判明したのです・・・(汗)


一気にモチベーションが下がり、失望感がすごく、このままでは自分がダメになってしまうと感じ辞めることを決意したんです。

それと同時に、教員枠の青年海外協力隊の参加ができないのであれば、留学をしようと一気に方向転換をしました。

当時、仲良くしていたイギリス人のALT(Assistant language Teacher )からデンマークに面白い学校があるから、そこならAKIがやりたいことができるかもしれない!と教えてくれたんです。

彼の進めてくれたデンマーク、フォルケホイスコーレを調べ留学を決意しました。


-留学を通して楽しかったことは何ですか?

色々な背景の学生と友達になれたことが楽しかったですね。
中でも、隣の部屋に住んでいたフィリピン人の友人とは今でも仲がよく連絡を今でも取り合っています。
彼はギターが得意で、私も以前からギターに興味があり毎晩、私はワインを持って彼の部屋にいきワインを飲みながらギターを弾いたり、教えてくれたり、、、とても楽しかった思い出ですね。

大人になってから新しいことに挑戦したことが何よりも楽しかったです。

留学を決意しなかったら、IPCを選んでいなかったら、私はまだギターに興味があるで終わっていましたし、実は彼と仲良くなる魂胆でワインを持って部屋に遊びに行っていたのですが、(笑)そこでワインの美味しさを知りました!なので、ワインの美味しさにも出会ってなかったんじゃないかと思います。


-フォルケホイスコーレでの学びが生かされている感じる時はありますか?あるとするとどのようなことですか?

あります。

私の中で教育論が変わりました。
留学期間中、地元の中学校へ見学する機会があり、その時にデンマーク人の中学生との交流で気づきがありました。

日本の教育とは異なり、積極的にディスカッションをする姿や、自分の意見を相手に伝える力が遥かに秀でていたこと。
また、言語の授業もその国の言語で授業が進んでいたことに衝撃を受けました。

日本は、英語の授業を日本語で解説をしてしまいますよね。

私たちが、なぜが教科書の通訳をしているような授業・・・

あれでは英語力も伸びないなと感じました。

これをきっかけに、私は英語の授業はなるべく生きた英語で授業をするように心がけています。

-日本にフォルケホイスコーレを作ろうとする人にエールをお願いいたします。

とても素敵で面白い企画だと思っています。
微力ではありますが、またどこかでサポートできることがあればいつでもお声がけください!応援しています。


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いかがでしたでしょうか?AKIさん自身留学をきっかけに自身の考え方に変化があり、それが現在教育現場でも発揮されていることを知り大変感銘を受けました。次回は暮らしをテーマにフォルケ2校体験者のMichiさんをゲストスピーカーに9月30日(木)開催予定です。

それでは、Vi ses

Vi ses※デンマーク語でまたねという意味です。

編集&ライター:石川未夢


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