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何者にはなれない私の、自分への近道。

言葉の企画第5回を終えて、今回の講義で一番印象に残った言葉は

被ると印象に残らない。誰もいないと一番になる。
王道を追求するか、裏道を発見する。

この言葉でした。

広告業界ではたくさんのコンテストが行われている中で、応募される作品もたくさんあって、見る方もそれなりに体力を使います。その中で、「目に留めてもらうにはどうするか」という戦略の一つなのかな。と感じました。
一つ勘違いしちゃいけないのは、他の人と違うことをすることだけが正なのではなく、そこに自分なりの理由・こだわり・想いが込められていることが一番大事です。
ただ、裏道を見つけるほど考え抜いたものが、込められているものも大きくなるのではないかとも感じました。鶏が先か、卵が先か。どちらが先かはわかりません。

このセクションの講義で、今までの私の行動で思い当たる事象が沢山でできたんですよね。

自分に自信は全くなくて、それなのに自信がない自分が嫌で、誰かに負けるのもすごく嫌で「これなら絶対に勝てる」って場所をずっと探している気がします。そのことに講義で改めて気づかされました。



それは昔からずっとそうで、今でも変わってないんだと改めて思いました。

絵は全く上手じゃなくて。でも、小学校の最後の宿題。表彰されるような能力がなくて。なんか最後に爪痕残したい。そう思ってて、絵がうまくないなら、別のところで勝負するしかないと思った結果がこれでした。

(検索したら出てきた!!!)

キャッチコピーは「政治を育てるあなたの一票」だった気がします。これだけ見ると結構普通ですよね。当時、後で調べたら同じコピーで入選している作品はもちろんありました。



イメージ画像を貼ります
心してみてくださいね










(衝撃のクオリティ)

とてもじゃないけど上手じゃなくて。それでも、すごく怖かった図工の先生は「あんた面白いことするわね。」と言ってくれたのが嬉しかったのを覚えてます。

大学時代にインターンをしていた時は、メディアのライターで配属になったのに、文章を書くことに対してすごく苦手意識がありました。自分よりも文章を書くことが上手な人がたくさんいるのも知っていましたし。それでも負けず嫌いの私は、裏道を探しました。

文章で伝える必要ないんじゃないか?

そう思った私は、図解を差し込んだ記事を中心に執筆したりするようになりました。(文章書くより楽じゃん!!!)

https://ainow.ai/author/n-iseki/
興味があったら見てください。

それ以外にも、

美人でもないし、ちびなのにやせ型でもないから、雑誌に取り上げられているような周りと同じ恰好をしていたら、彼氏ができないんじゃないかと思って、下北と高円寺と中野に駆け込んだ大学1年生の春。(逆にモテはしなかった)

大学時代に打ち込んでいた軽音サークルでは、私よりも上手な人はたくさんいて、それでもライブには出たいから、私と演奏していて「楽しい」って思ってもらう、私の演奏を見て「楽しい」って思ってもらうことに重きを置きを置いていたこと。

今を振り返ってみると、裏道ばっかり探している人生だったと思いました。

自分よりドラムが上手な人はたくさんいる
自分よりかわいい(美人な)人はたくさんいる
自分より文章を書くのが上手な人はたくさんいる
自分より絵がうまい人はたくさんいる

自分より企画がうまい人はたくさんいる

そんな世界で、私は人生を過ごさなければいけない。それでも、楽しく自分を探さなければいけないとするならば、やっぱり裏道を楽しむしか方法はないと感じた。

私は「何者」かではないからだ。

裏道を探すと、自分に「自分」が返ってきている気がします。
人と違う「自分だけの裏道」で勝負をしているのだから。

人と違って、どこか劣るけど、秀でている部分もある。
それが、たくさんたくさん積み重なって私なんだって。


何者にはなれない。自分に近づく。


重ねることで少しずつ、自分に近づく。
自分が何者かわかってくるんじゃないかって。

ずっと探していた答えに講義を通じて、ほんの少しだけ近づけた気がしました。

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