家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった

NHKのドラマは好きが半分、嫌いが半分

このドラマは何というか…心地良い

関西出身ということもあり、ドラマ内の関西弁には厳しい目で見てしまう

イントネーションの少しの違和感に拒絶反応を起こしてしまう

その上で言う

このドラマは心地良い

現時点で第6話まで放送しているが、第6話がかなりグッときた

主演の河合優実さん、私が出会ったのはドラマ『インハンド』

名前と顔が一致したのがドラマ『夢中さ、きみに。』だった

『夢中さ、きみに。』は作品自体がクセのある独特な感じが妙な中毒性があった

その中でも河合優実さん、伊藤まりかさんはよくいる女子高生でありながら、どこか独特な雰囲気を纏っていた

2人ともクセのある良い演技をする方だと言うのが私の感想


さて、その河合優実さんの演技が今作でも輝かしい

2019年11月9日に、作家・岸田奈美が配信サイト『note』に、車椅子利用者の母とダウン症の弟、幼い頃に急逝した父とのエピソードなどを綴った自伝的エッセイが原作である

これだけ見ると苦労話だったり可哀想な話に聞こえるが、実にコミカルに愛情深く描かれている

効果音でクスッとなることも多々あり

とにかく50分間あっという間に終わるので毎週の楽しみになっている


登場人物がとにかくクセの強い方々だらけ

私のお気に入りキャラは七実の同級生の”マルチ”です

親がマルチ商法に依存して同級生の家に手当たり次第電話するからマルチ

とんでもないあだ名

元気のない七実にマルチ商法で購入している水を段ボールごと持ってきたのは流石に笑ってしまった


ちなみに6話でようやく出てきた林遣都さん

いやいや、クセつよ!!!

クセ強い役が本当に似合うんだから…


そしてこのドラマのキーマンでもある耕助は事務所を退所後、初ドラマになる錦戸亮さん

ようやく帰ってきてくださった!!!の気持ちで見始めたけど1話から亮ちゃんのこのドラマに対する覚悟みたいなものが見えた

彼がどうやって選ばれたか分からないけど選んでくれてありがとうの気持ちと、演技をしてこなかった数年の想いを思いっきりぶつけてほしいと、勝手に思ってしまった。

6話は特にグッときた

七実にはずっと見えなかった耕助がようやく見えて死ぬ間際に「死んでまえ!」と言ってしまった七実の謝罪を受け入れ許す姿は父親そのもので思わず泣いてしまった


このドラマの画には常に耕助の入る余白が敢えて作られているように感じる

私たちの目にも見えない耕助がいる、と割と序盤で感じた

いつもそばにいる そういうことなのだろう


私は原作を読んでいない

だからこの先の展開も全く知らないし、どこまで原作に近いかも分からない

どうかこの心地いいまま終わってくれと願うばかり

要するに何が言いたいかと言うと

いまさっき原作本をポチった

活字が苦手な私がポチった

明後日に届くのが楽しみ

そしてドラマも引き続き楽しみ


春ドラマは終わりを迎えている

今シーズンも沢山のドラマを見た

面白いのもそうでないのも

来シーズンも楽しみだ。




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