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Webエンジニアをしていましたが、しばらく無職をします

タイトルのとおりです。Twitterにもざっくりした話を書いたんですが、自分の気持ちの整理のために今思うことをnoteに書いておきます。(詳しく書きたくなくてちょっとぼやかしているところもあります。)

3社目の会社を辞めることになりました。会社からの退職推奨という形で、他の人から見た自分の印象は違うかもしれませんが、自分の認識している大きい理由は2つあって
①以前から体調が悪く時々休むことがあったが、最近頻繁に休むようになった
②働きながら勉強する中で、会社の求めるスキルレベルに追いついていなかった

でした。

普通にずっと無職は金銭的に厳しいので、落ち着いたらまた働きたいと思っているのですが、①②の理由から、すぐに新しい仕事を探すよりは、一旦ゆっくりして、フィジカルとメンタルが好調になったら探したほうがよさそうと思い、しばらく無職になることを決意しました。

以前から体調が悪く時々休むことがあったが、最近頻繁に休むようになった
これについては、まず以前から時々夜眠れない・眠れないから朝起きれないという症状はありました。裁量労働だったので最初は夜に仕事をずらして仕事していましたが、他の人と生活リズムをあわせられないことが徐々に自分にとってのストレスになっていきました。
睡眠習慣の改善だけだったらなんとかなるかなと思って色々自分なりに工夫をしてきていたのですが、コロナでリモートワークになってメンタルの不安が増して更に寝付きが悪くなったことと、メンタル以外にも実際にフィジカルに「これは放置するとまずそうだな」という症状が出てしまったことが重なって、4月は一日のうちほとんど仕事が進まない日が何日も出てきてしまいました。

それで、恥ずかしながら、退職推奨を受けてから5月になって初めて病院に行きました。メンタルではなくて一旦フィジカルの方の気になる症状から検査を受けました。それで投薬が必要とのことだったので、今は処方された薬を飲んでいます。そのおかげか、少しずつ症状が緩和してきているようです。しかし、いつ治るかはまだわかりません。
医師によると、正直この先数十年薬と付き合う可能性もある、ただその場合でも薬を飲んでいれば症状はほぼおさまる、とのことで、最初は「そんなに薬と付き合い続けるかもしれないのか…辛い」とショックを受けましたが、改めて冷静になると「薬を飲めば症状がほぼおさまるって現代医学すごい…」という医学への感謝の気持ちが湧いてきて、少し前向きに捉えられるようになりました。
不眠やメンタル系の症状についてはまだ通院していませんが、休みをとって体調が良くなったことでだいぶこちらが安定してきた気がするので、一旦様子を見ようと思います。
メンタルの不調がフィジカルの不調を生んだのか、逆の順だったのか正直良くわかりませんが、とにかく今は出ている症状を治すことに専念したいと思っています。

コロナで大変な状況なので、4月は正直医者に行くのすらも敬遠していました(そこまで重い症状ではないだろうと楽観視していたのもありますが)。しかし、それで医者にかかるのが遅くなって自分の症状を悪化させていては本末転倒だったと思います。一般内科や感染症関連の外来がない病院であればそこまで逼迫しておらず感染の恐れも少なかったのではないか、専門医を受診するなりオンライン診療を受診するなりをもっと早くできていたのではないか?、とも思います。

これを見ている人の中で、コロナ以外に最近気になる症状があるという方で「コロナの影響で、医者に行くのが怖い…」という方がいたら、感染症対策がされている小さめの病院の専門医や、オンライン診療にかかることをおすすめしたいと思います。
「コロナが流行っているから病院にかかるのは後で」と思っていて自身の体調を悪くしては元も子もないです。
確かにコロナは不安ですが、換気・来院者の検温・マスク着用など対策されている小さめの病院(一般内科や感染症関連の外来を受けていないところ)なら比較的安心かと思います。医院のWebサイトでどのような対策しているか確認できるところもあります。ぜひ早めに通院して体を労っていただきたいです。
(医療従事者の皆様には改めて心から感謝です…。)

②働きながら勉強する中で、会社の求めるスキルレベルに追いついていなかった
これについては、3年前に東京に転職してきてからというもの、優秀で成長意欲の高い同僚に囲まれることが増えたのですが、そんな中で自分はずっと「仕事をしながら勉強していても、会社が自分に求める成長スピードに自分が全然追いついていない…」みたいな焦りがありました。
実際に評価面談などで「もっと早く成長して欲しい」と言われたこともありました。自分比では過去よりも絶対に成長しているつもりでいたのでそれを認めてほしかった部分もあったのですが、確かに周囲のエンジニアの成長スピードよりは遅かったと思います。
もともと体力がある方ではなく睡眠時間をかなり長めに取る体質なのもあって、平日の夜や土日の勉強時間も周囲のエンジニアより全然取れていなかったかなとも思います。

あと、わたしはたまたま(HTML/CSSの他に)JavaScriptを30行ぐらいしか書いたことがなかったところからプログラマーとして採用されて(最初の会社の話ですが、エンジニアバブルの来る前の田舎だったからかそういう事がありました)、ほとんど社会人になってからプログラミングを始めましたが、研修はほぼなく実務に入り、勉強というものはほぼ独学でやってきていました。
社会人で実務をやりながらの勉強は、基礎を固めるよりもすぐに成果が出せる小技ばかりを詰め込んでいるような、土台がしっかりしていないところに無理やりレンガを積みあげては崩れ、崩れたところをまた補修しては無理やり積み上げ、を繰り返しているような気がしていました。

また、自分のやっていた働きながらの独学方法だと、どうしてもそのときに必要になったところだけを調べてしまうことが多かったためか知識が偏っていて「それを知ってるのになんでこれを知らないの」といったことを言われたこともありました。
情報系の大学を出ている人たちや、学生時代にプログラミングを学んだ人、はたまた、会社を辞めてプログラミングスクールに通って勉強だけに向き合う時間をまとまって取れている人たちが羨ましく感じたりもしました。
そういった経験がいくつかあって、「いつか仕事を休んで勉強だけをする期間を作りたいなあ」という気持ちが膨れ上がっていきました。

また、「仕事をしながらプログラミングの勉強をしなければいけない」というプレッシャーがいつしか「プログラミングの勉強がつらい」という気持ちに変わってしまって、最初の頃はワクワクしていたはずのプログラミング自体を最近は楽しめなくなってきてしまってきていた、という葛藤もありました。

この度無職になることになったので、これは逆にいい機会だと捉えて、積ん読になっているいろいろな本やインターネットにあるいろいろなコード、それから語学学習など、以前ほど時間に追われることなく自分のペースで楽しみながら取り組む時間を作りたいと考えています。(無理やり辛いことをやるよりは、しばらくは楽しいことを軸にやっていきます)

あと、上記のような問題を抱えてしまう根本的な原因は結局メンタルが弱いからというのもあると自覚していて、この無職の機会にそれも改善のために何かしたいと思っています。働きながらだとなかなかちゃんと自分の心と向き合えていなかった気がするので、時間に追われない状態になってゆっくり自分と向き合いたいです。
先日カウンセリングも試してみたんですが、カウンセラーとの相性の問題だったのか全然しっくり来なかったので、ひとまず自分でいろいろと本を読むことにしました。
今は、セルフコンパッションの本を読みはじめています。
すぐに絶大な効果が出るものではないだろうと思っていますが、少しでも前に進んでいるという感覚を持てれば、ちょっと未来に希望が持てそうです。

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というわけでしばらく無職でふらふらしようと思っていますが、メンタルフィジカル好調になったらまた仕事を探したいと思います。その場合も、いきなり週5の正社員ではなくて、週2〜3日稼働のお仕事から入ってその後に週5に復帰とかも考えています。今すぐではなく少し休んだあとにはなりますが、Rails/Vue/Reactあたりでそういったお仕事があればお話を伺ってみたいです。

無職生活は人生で2回目ですが、1回目のときは3ヶ月目に「働きたい〜」ってなって週2から仕事をはじめてその後に週5の正社員になりました。今回も、遅くとも数ヶ月したら働きたくなると思います。
無職期間があると転職活動が大変なのでは?と言う人も中にはいると思いますが、周囲には無職期間を経て転職できた人を何人か知っているというのと、自分自身も無職2回目で多少無職からの就職に慣れ親しんでいる(?)ので、正直現時点ではそこまで悲観的にはなっていません。

今回はコロナの不況もあって不確実性が高いですが、前回無職になった(というか内定をもらえずに学生を終えた)のもリーマンショックの頃だったので、就職のハードルはその時とどっこいどっこいな気もします。もし働こうと思ったときに就職のあてがなくても、しばらくじっと耐えて自己研鑽を積んでいれば、風向きが変わるときも来ると思っています。
個人的には、人々がもっと気軽に一時的な無職ができる世の中になっていけばいいなと思っています。

最後になりますが、お知り合いからのオンラインランチやオンライン飲み会のお誘いは(わたしの体調が直前で悪くならなければ)歓迎なので、お時間のある方はぜひ!(飲み会の場合、わたしはたぶんしばらくソフトドリンク飲んでいるとおもいますが、それでもよろしければ🙏)

ここ数日もオンライン勉強会には時々顔を出したり、友人との定期的なオンライン読書会をいくつかしたり、あと普通に家族や友人とオンラインで話したりしています。それが本当に自分にとって心の支えになっていて、その人たちには感謝の気持ちでいっぱいです☺️
しばらくは下記の本たちをバイブルに、節約に励みます。

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🔼凪のお暇は普通に少女漫画としても好きですが、節約生活漫画として読んでも楽しめます。

🔼以前から好きだったphaさん。この本は「読んだらニートになりたくなりそう…」と思って読まないように避けていたのですが、今、満を持して読んでいます。2010年代前半のインターネットの香りがします(?)が、いま読んでも役に立つことが色々あります。

🔼大原扁理さんはニートになることになって初めて著書を読みました。いろいろな欲が少ない方のようで、(エアコン使わない生活など)節約生活のすべてが真似できるかというと難しいかもしれませんが、考え方として参考になる部分は色々あります。

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