2030年の半導体の地政学
今日の1冊
最近はこのリアルタイムチャートで日々数字を目を血眼にして追っています笑
こういうチャートを見てると否が応でもニュースは目につくんやけど笑
最近は消費者物価指数とか利上げ、テーパリング、サプライチェーン、スマートシティ、テレワーク、自動運転、脱炭素、コロナ、とかそんな言葉が日々どこかの誰かが記事にして発信しているなぁと
そんな中でも半導体が僕の中ではあまりイメージが付きづらい物でした。
それくらいの知識がバラバラに点在しているレベルやった笑
将来、半導体は経済のみならず政治的にも加速度的に各国の重要なファクターとなるとは感じてはいた為、この本を手に取ってみた笑
そもそも地政学とは地理的な条件などが国際政治にどう作用するかを考える方法論。
地形から生き残りの戦略などを分析する手法とも言える。
そんな地政学の舞台にサイバー空間がスキップ足で踏み込んできた
仮想的なデータの受け皿となり、電子的に処理するハードこそ半導体である。
半導体はいつの間にか各国において見逃せない政治的にも重要な要素となっていたと言える。
また最近ではGAFAやBATなどの巨大テクノロジー企業がまさに世は大海賊時代ともいうかのように出現している。
彼らのような企業においても心臓部には半導体が使われている。
日本でも20年に半導体の工場が火災の引き金となり、自動車メーカーの操業が止まったりなどの事件が起きたのも記憶に新しい。
また今アメリカはアリゾナ州フェニックスがhotな場所である。
IT技術が集積する地域=フェニックス
この地域に台湾のTSMCが工場を建設計画発表
また韓国のサムスン電子などもそれに続いた。
アメリカはTSMCを誘致することで、有事の際も自国で半導体の製造まで完結できる仕組みを作ろうと躍起になったとも見受けられる。
ここまでしてアメリカが躍起になる理由は中国との覇権争いの為。
半導体生産技術で最も先行する企業はファウンドリー世界最大手の台湾TSMC
中国が台湾を巡る情勢で優位に立とうとし、米政府がTSMCに米国内での製造を要請したのは、最先端の製造工場が台湾に集中しており、米中の覇権争いの生命線だから。
半導体を巡り各国の政策は指数関数的に加熱している。特にアメリカと中国の覇権争いは今後も注目せざるおえない。
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