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1分で知るRICOH GRⅢx(GR3x)|ショートレビュー動画+写真

初めましての方も、そうでない方もこんにちは。高橋直哉と申します。主に東京近郊の街中で写真を撮っている者です。

早速ですが、先日、RICOHさんから嬉しいトピックが飛び出しましたね。昔からのファンであれば触ってみたくてムズムズしているかと思いますが、RICOH GRシリーズに新機種の追加が発表されました。その名も「GRⅢx」です。

GRⅢx換算40mm F2.8のレンズを搭載したコンパクトカメラです。GRというと(一部を除いて)換算28mmの広角レンズを長年貫いていたカメラだけあって非常に衝撃的な出来事であると同時に、これに歓喜した人も多いのではないでしょうか。

GRⅢもファームウェアで拡張されました

このカメラ、日付でいうと10月1日発売(記事執筆時点で当日)という事で、GRファンの皆さんには大変恐縮なのですが、ありがたい事にRICOHさんからいち早く使わせて貰える機会を頂きましたので、今回はレビューに近い感じでお届けしようと思います。
まずサクッと見れる感じのショートショートなレビュー動画を作ってみましたので「細かい話はさておき、サラッと見てみたい」方、是非こちら見ていただければと思います。

GRⅢx One-minute short review

・GR3とGR3xは見た目がそっくりで、ほぼ見分けがつかない(盲牌しても多分わかりません)
・差異があるのはレンズのリング部分のみ(少しだけ厚みが違う)
・携帯性と速射性を全く損なっていない。ポケットの中に入るのは正義。
・トリミングメニューに「角度調整」が追加された。
・16:9比率のメニューも追加された。
・基本は40mm。クロップ機能で50mm、71mmでの撮影が可能。
・マクロ撮影はレンズ先端から12cmまでの近接撮影が可能。

40mmは一般的に「標準レンズ」と称される50mmや35mmと近似値にいる事から、様々な撮り方に柔軟に対応できる万能さが期待されます。また「人間の視野に近い」ともされているため日常使いにも最適な画角で、ウェアラブルなカメラとしてもかなりお勧めできる機種だと思います。SNSを見ていても、歴代GRの28mmという絶妙な画角にそこはかとなく敬遠していた人も、今回はかなり響いているのかなという印象です。

実写と解説

さて、ここからは「もう少し見てみたい」という方にお届けするのですが、写真とともに気持ちばかりの解説をご覧頂ければと思います。細かいスペック情報などは公式や他所様のブログにお任せするとして「こんな使い方もできそうだな」というイメージが少しでも共有できればという感じです。

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動画の中で登場した写真です。カメラ内で角度調整をした後、16:9にアスペクト比を変更しています。編集がカメラだけで済む場面がますます増えそう。もちろんアプリによる画像転送も対応。

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こちらはクロップの50mm。傘を片手に持ちながらだとレンズ交換やズームはしにくいですけど、クロップならボタン一発。咄嗟の瞬間にも反応していける感じが良い。

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風を流し込む様に、左右に角度をつければ35mmぽい撮り方も◎

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これも35mmぽいかも。28mmでは自分の身も投じていくような感覚で撮っていたものが、40mmだと自然な距離感で撮っていける。逆に言うと、28mmと同じ感覚だと前に出過ぎたような感じになりがち。

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縦構図でかっこいい感じのも1枚。28mmだと否応なしにスピード感を出す感じだったけど、40mmだと構図をきっちり整えていく感じのほうが上手くいくかも。そのへんは50mm寄りの意識という感じがします。

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淡々と日常を記録をして行くのにも、もちろん良い。


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強いハイライトも、ふわっと少し滲んだようなGRらしい描写が感じられて、完全逆光でも使ってみたくなる。

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左)換算71mmでマクロモード。クローズアップしたような撮り方も◎
右)換算40mmでマクロモード、F2.8。繋がりのなだらかなボケが綺麗。


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普段はしないけど、GRだと何故か撮ってしまうセルフィー。
「さぁ」2つのGRと共にどこへ行きましょうかね。


という事で、いかがでしたでしょうか?
ここまで長らく見て頂きましてありがとうございました。

撮影の多くの場面を2つのGRで行ったのですが、同時に使ってみて思ったことは、大きく分けて2つあります。

一つは「40mmは、新しくGRに触れる人への大きな入口になるだろうな」という事。やっぱりGRⅢxの40mm=50mm付近というのは誰しもがどこかで触れた記憶があるものなので、多くの人が安心して使用できる画角なんじゃないでしょうか。そういう意味ではGRⅢの28mmは若干ストイックなところがあるのかも。

もう一つは既存GRⅢユーザー向けに思ったことで、ボタン類や操作系はGRⅢと全く一緒なのですぐ使える反面「失敗しても機械のせいにできない」ということ。冒頭でも書きましたが、ポケットの収まり具合まですべて一緒ですからね。違うのは画角だけです。つまり、あなたが何を見て、どのように響き合ったかが純粋に試されます。あ、ちょっとだけ脅しみたいな書き方になってしまいましたが、むしろGRを2つだけ持ってスナップするのは純粋に楽しいです。どこまでも歩ける気になるのですごくお勧めです。まぁバッテリーはそのぶん大量に持つ必要がありますけど。

画角を更に望遠に拡張するテレコンバージョンレンズの発売が少し先に控えているのですが、首から40mm+テレコンをぶらさげつつ、ポケットに28mmを入れてスナップするという私の未来がすでに見えてます。ああ楽しそう。



というわけで、すっかり長くなりました。

少ない時間の中で撮りためていたので、さらに気づいたことなどあれば改めてレビューするかもしれませんが、ご覧になった方の中で「ここが気になる」や「ここが参考になった」といった事があればコメント等頂ければ嬉しいです。

ではまた。

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