見出し画像

「建設業はやめとけ。」と家族に言われた私が、第二新卒で建設業スタートアップに転職した理由

こんにちは。株式会社助太刀社長室所属の下境田(しもさかいだ)と申します。

助太刀には2022年7月に入社し、約3ヶ月が経過しました。22年9月まではフィールドセールスチームで活動。この10月から社長室所属となりました。

98年生まれ24歳社会人2年目で、助太刀の中では最年少。趣味は「新しい体験をすること」と「実家の愛犬と遊ぶこと」です。

今回は僕がなぜ助太刀に入社したのか・助太刀の魅力を紹介できればと思ってます。

愛犬は最近1歳になりました

第二新卒から助太刀に入る=建設業が元々好きなんじゃないか?と思う方もいるかもしれませんが、全くそんなことはなく、逆に助太刀に入るまで建設業に良いイメージを持ってませんでした。

今世界は「Web3」「メタバース」「ブロックチェーン」などビックトレンドがあり、『インターネット誕生以来の衝撃』とも表現されています。勿論そのチャンスに乗っかっていく選択肢も大いにありました。

そんな状況でなぜ「建設業スタートアップ」なのか?

「建設業なんか全く興味ない」と思ってる人にこそ読んでもらえると嬉しいですし、現状に満足していない方がいれば是非読んでいただきたい。

こんな方に読んでほしい
・スタートアップに転職を考えている方
・20代でキャリアチェンジを考えている方
・今いる環境で不完全燃焼な方
・何か漠然と大きいことしたいと思ってる方
・今まで「建設業」に興味を持ったことがない方

建設業嫌いだった僕がめちゃくちゃ好きになった助太刀。
ちょっとでも楽しそうと思ったらぜひお話ししましょう。
読んだ人の中から、一人でも一緒に働ける人がいると嬉しいです。

●建設業が"嫌い"でした

自分は兵庫県生まれで、高校までは野球に時間を費やした人生。関西で名門と呼ばれる高校に通っていましたが、野球は全然上手くなかったです。
「野球で活躍できんから勉強だけは頑張ろう」「進学するなら花の都、大東京」という単純な想いで受験勉強を決意し、ビリギャルが霞むほど狂ったように勉強して上京を叶えました。

野球以外を知らなかった僕に東京はめちゃくちゃ刺激的で、色々と羽根を伸ばしたもんです。

渋谷ハロウィン feat. 鬼滅の刃(コスプレ総額3万)

ただ上京したかったもう一つの理由の方が大きくて。それは『一刻もはやく親元を離れたかった』です。とにかく解放されたい想いが強かった。

ウチの親父は建設業の屋根板金工事を営んでいて、毎日始発に乗って仕事に出掛けていきます。「朝から働くパパはかっこいいっ!」など、本来であれば子は親の仕事(=建設業)に興味を持ったりするはずです。しかし、僕の場合は全くの逆でした。

なぜかというと、昔の親父はかなりの暴れん坊将軍で(笑)、兄二人が破茶滅茶に怒鳴られているのを目の当たりにして、恐怖の印象が先行していたからです。そのため子供の頃は兄を反面教師として静かに口数少なく生活。いかに波風立てず怒られないように生きるか、それが至上命題でした。

そんな状況で10歳程度の未熟だった僕は”怖い人”を好きになれるわけもなくて。

親父が帰ってこない日を願うことが多く、それが転じて親父が従事する「建設業」を嫌いになった過去があります。これを反抗期と呼ぶのか、親父が関わる事柄を心の底から好きになれなかったのです。

振り返ると建設業を嫌いになる理由は皆無なのですが、当時の自分は何が好きで何が嫌いなのかを切り分けて適切に処理できませんでした。巷でよく言われる3K(きつい・汚い・危険)のイメージではなく、「何か怖い人達が行う仕事=建設業」という偏見が形成され、建設業が嫌いになりました。

学校の成績が比較的優れていたからか、家族からは「お前は勉強できるねんから建設業はやめときや。」「職人にだけはならん方がええぞ。」等の冗談混じりの言葉も頻繁に聞きました。
その言葉を反芻していくうちに、「頭の良い人は建設業に行かないのか。」「親父がいる建設業とは違う世界に行こう。」という思考が年月をかけて醸成されていきます。

●前職は建設と全く関係ない"食"のITスタートアップ

幸か不幸か親父の影響で、僕には昔から「社長になりたい」という漠然とした想いがありました。大学在学中にビジネスコンテストを通じて起業したりと、所謂スタートアップ気質の人間です。大学卒業後も自分の会社で事業を続けるのが理想でしたが、事業への解像度が低く全くビジネスとして成立しなかったので就職を決意しました。「自分・会社共に成長できる環境」かつ「建設業とは全く関係ない(と思っていた)領域=IT業界」であることを軸に就職活動をしました。

そんな私が1社目に入社させていただいたのが、レシピ動画サービス「クラシル」を運営するdely株式会社です。ITベンチャーで、親父や兄貴と違う道に進んだように感じた瞬間でした。

1分動画で誰でも簡単に料理が作れます

代表の堀江さんが持つビジョンや、会社のバリューなどに心惹かれ入社を決意。本気で世界を目指し圧倒的なスピードで事業を成長させる堀江さんと自分を重ねた時、天と地の差を痛感したのでこの人の元で学びたいと強く思いました。

delyではセールスに従事し、大手食品メーカーや消費財メーカー、広告代理店などに対して課題解決のためのソリューション営業を行なっていました。めっちゃ簡単に言うと、「貴社の商材を使ってクラシルと一緒にプロモーションしませんか!ご提案させていただきます。」って感じです。

●なぜ転職を考えたのか?

結論、自分の将来と会社のフェーズを考えて転職をしました。

大学時代の起業は鳴かず飛ばずでしたが、「いつかまた自分で会社をやりたい(事業を作っていきたい)」想いは心に常に灯っており、会社のフェーズが浅く事業を市場に浸透させていく環境が自分の今後によりマッチするじゃないか?と考えたのがきっかけです。

クラシルはアプリダウンロード数も3,400万以上と、日本人の4人に1人が知っている計算になります。ユーザーの殆どが女性(約6,400万)であると仮定すれば、2人に1人が知っている半端じゃないサービスです。

ただこの数字は見方を変えると、イノベーター理論のメインストリームに位置しており、キャズムを超えていく(市場に普及させる)フェーズではもうありませんでした。これからのクラシルは10→100のフェーズ、一方で僕が求めたのは0→1 or 1→10のフェーズで当事者として事業を作り上げていく環境であったので転職を決意しました(※フェーズの捉え方は個人的なものです)。

採用者数がキャズムを越えると市場に普及していく

●なぜ建設業スタートアップなのか?

転職を考えた時も勿論「建設業」なんて頭は微塵もなく、純粋に以下を転職の軸として設定しました。

■転職の軸
①会社のフェーズが比較的浅く、今後市場/会社/自分の成長が見込めるか
②スタートアップで、スケールの大きいチャレンジをしているか
③第一印象で直感的にワクワクしたか
④会社を調べるにつれて、第一印象で得たワクワク感が増しているか
⑤カルチャーやバリューが自分とマッチしているか 

上記の軸を設定し比較検討していくと、マッチする企業は3社まで自ずと絞り込まれました。その中の一つが「助太刀」です。
幸い「建設業関係やから候補外」と短絡的に判断しないだけの考えを持ち合わせていた24歳の僕はゼロベースで助太刀を調べていきました。

そうすると調べていく内に、めちゃくちゃ面白そうで心が躍りました。

初めて採用ページを見た時に感じたワクワク感を今でも忘れません。

市場規模50兆円以上かつ500万人以上が従事する産業の根幹から変革を起こす挑戦にスケールの大きさを感じたし、これから市場に普及させていくフェーズである点も自分の想いとばっちり重なりました。

助太刀のビジョン

「マッチング」「求人」「EC」「海外」など様々な事業展開の構想もあり、事業を0から作っていく経験もできるんじゃないかという期待も持つことができました。事業構想からも、部分的ではなく建設業全体を本気で変えようとしていることが伝わってきたので、めちゃくちゃワクワクしたことは今でも鮮明に覚えています。

助太刀の事業構想

そしてもう一点。

直感的にグッときたのは、家族が従事する業界(建設)と僕がいた業界(IT)が重なる領域という点です。良い印象のなかった建設業界をITの力で魅力的な場所にしていく助太刀に、少なからず繋がりを感じました。

今は子供の頃と比較すると、親の有難さや偉大さを認識できるようになり、親父も丸くなって家族の距離が近くなってきました。そんな「家族と僕」の距離が近づいたタイミングで、「建設業界とIT」の助太刀に出会ったことは何かの縁なんじゃないかと。

本当にこれは故事付けでしかないけど、妙にしっくりきたので助太刀の話を聞いてみたいと思い応募しました。

「メタバース」「Web3」の急成長ベンチャーを目指す方向性もありましたが、ただ脳死でビックトレンドに乗っかってるだけのような気がして。自分自身100%魅力を言語化できてたわけでもないし、直感的に納得しきれなかったんです(将来的に活かせそうなので勉強はしてます)。

何か決断を下す時、直感的に突き動かされる感覚は大事やなと転職活動を通じて認識しました。中でも自分のルーツってかなりの割合を占めるのかなと。

何かを行うのであれば、Why you? がないと続かないし面白みがでない。

入社後の1on1で社長の我妻さんが仰った言葉がしっくりときてます。「家族が関わる場所を魅力的にできる」と感じられたのが、助太刀に入社する最後の一押しとなりました。

●助太刀に200%満足してます

実際に入って「めっちゃ楽しい」が率直な気持ちです。毎日スキップでオフィスに向かってます。

圧倒的に成長できる環境

冒頭の通り、22年9月末までフィールドセールスという人手不足に悩む建設業事業者へのソリューション提案に従事していました。「協力会社を増やしたい」「正社員採用したい」等の想いを持った事業者様へ、助太刀をどのように活用できるのかを提案しています。

メンバー同士でフィードバックを送り合い切磋琢磨していく環境は最高ですし、チームで目標達成した後に飲むお酒は格別です。

そして22年10月から社長室にて、ブランドマーケティングに従事。助太刀が「建設業界No.1プラットフォーム」のブランドを確立するために必要な活動(コミュニティ・SNS・ロビイングなど)を幅広く行っています。

また、自分の担当業務以外にもやる気があればどんどん携わっていけます。プロダクトに興味があればプロダクトチームと一緒になってサービス改善に取り組めますし、広報に興味があれば広報チームと一緒になって発信や、この記事みたいにnote発信も自由にできます。

前述の通りキャズムを超えていくフェーズなので、すべきことは山盛り。逆に考えると当事者意識を持てばどんどん様々なことにチャレンジできる環境です。「事業を俺が作るんや!」って方にオススメです。

建設業って面白い

考えてみてください。自分の家も建設、ディズニーランドも建設、甲子園球場も建設、お気に入りのラーメン屋・サウナ・旅館・歩く道路……..私達の生活に計り知れない程建設業は関わっています。「建設業界の構造を変えていく挑戦ができる」って考えるだけで胸が高鳴るし、色んな職種を知る度に建設業の面白さに気付かされます。

入社前に兄の現場で働いてみました

年齢や入社年月は関係ない環境

役割としてマネージャーやリーダーなどは勿論存在しますが、役職関係なくフラットに発言できる環境です。

自分は齢24社会人2年目の若造ですが、slackで発言すれば反応が貰え、建設的な議論ができる環境です。年齢/役職がどうとか関係なく、メンバー同士でフィードバックをどんどん交換し合う姿勢や、事業を推進する上で有益な情報は吸収していく柔軟性から学ぶことが多く、この会社のカルチャーはめっちゃいいなぁと日々感じてます。

個性豊かで多種多様なメンバー

これも社長の我妻さんが仰ってた言葉で、印象的でまさにと感じました。

「同類の人間を集めても化学反応は起きない。色んな人が集まるからこそ化学反応が起きて会社は面白くなる。」

大手ゼネコン・商社・銀行・証券会社・スタートアップ・プロボクサー!?など色んなバックグラウンドを持つ方が集まっていて純粋に面白い。自分にはない経験や考え方を持ってる人が多いので刺激になります。

僕は打ち合わせがあって映れず。笑

●他にもこんな楽しいことが

オフィスがかっこいい

配達員のお兄さんが「今度ここで飲んでも良いですか?」と言ってくれるほど素敵なオフィスです。「工事中」がコンセプトで、永遠の未完成こそ完成の美学で助太刀全員でオフィスを魅力的にしていきます。

仕事終わりにサクッとみんなと飲めるのも最高です…!

Monthly Highlight

Monthly Highlightは月イチで開催される助太刀全社会議。全社状況や各部署のトピックを共有し全員が目線を揃える大事な時間です。

会社状況の共有は言わずもがな、「バリューアワード」の時間もめっちゃ良くて。その1ヶ月で誰がバリューに沿った言動を行っていたかを表彰する時間で、この取組みがあるからこそ普段から各々がバリューを意識した行動をできるし、他メンバーの行動にも目が向きます。

カルチャーを浸透させていくには長期間必要ですが崩れるのは一瞬。バリューが形式化せず、みんなが再確認できる時間として非常に素敵やなと感じてます。

充実のサポート

助太刀まとめからの抜粋です。

・新宿/西新宿/都庁前から2駅以内は住居手当3万円支給
・フリードリンク制度(終業時間以降はアルコールも可)
・書籍購入補助制度や勉強会参加費用補助制度
・シャッフルランチ制度
・月1回の飲み会支援 etc…

特に自分は書籍購入制度は重宝しており、毎月自己研鑽のために本を読みまくっています。ほんまありがたき制度です。

●今後チャレンジしたいこと

将来的には助太刀の海外展開に最前線で携わっていきたいです。まだまだ日本で助太刀をグロースさせる必要がありますが、その先のスケールの大きいことにチャレンジできるなら未来があるなら是非トライしたいし、海外留学の経験も活かして英語で仕事はしてみたいと思ってます。

●最後に

つらつらと書いてきましたが、僕が最後に伝えたいこと。

・自分の心のワクワクに従う
・自分のオリジナリティを大切にする

人生は一度きりなんで変に意地張って我慢せず、直感に従ってワクワクした方向に動いてみてほしい。やっぱりそれが一番面白いと思います。

あとは自分らしさ(オリジナリティ)はめちゃくちゃ大事やと思います。「建設業」は親父が携わっていたからこそ、自分にとって特別な意味を持ちました。そういった自分だけの要素をどんどん掛け算していく。そうするとオンリーワン人生になってくるんじゃないでしょうか。

別に親が建設業に携わってなくても、全くルーツがなくても、建設業に何か感じる物が心にある方はぜひ一度お話しましょう。

「流行ってるから」「誰々がやってるから」とか世間の評価を基準にするのではなく、自分の軸を持ってビビッ!と感じる方向に進んでいく方が一人でも増えると嬉しいです。

この記事を通して助太刀を1%でも面白いと感じた方はDMでメッセージいただけると嬉しいです。→ @naoya_shim0

一緒に仕事できることを楽しみにしています。助太刀HRチームにもぜひご連絡お待ちしております!

ありがとうございました!


この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?