【フォトウォーク】国際貿易都市として栄えたトンブリー王朝の王都を歩く。
今回はフォトウォークシリーズの第2回目として、チャオプラヤー川の西岸トンブリー地区をメインに撮り歩くルートをご紹介したい。
第1回フォトウォークの記事はこちら。
ルート説明
今回のルートはMRTイッサラパープ駅をスタートし、トンブリー王朝の王宮が置かれていたチャオプラヤー川とバンコク・ヤイ運河が交差するエリアを歩き、メモリアルブリッジから川を渡り、ゴールはパークローン花市場(MRTサナームチャイ駅)という5km強の道のり。
スタートもゴールもMRT駅なので、バンコクに不慣れな観光客でも迷いづらいルートになっている。
チャオプラヤー川に沈む夕日
普通に歩けば1時間ほどの距離だが、夢中で撮り歩けば4〜5時間はかかる。メモリアルブリッジからチャオプラヤー川に沈む夕日を撮ることをクライマックスに持ってくるのであれば、日没の3時間前には出発しておきたいところ。
3つの王朝の歴史に触れる
このルートの最大の魅力は、アユタヤ、トンブリー、バンコクという3つの王朝の歴史に触れることができるということだ。
アユタヤ時代に創建された寺院やモスク、タークシン王とともにアユタヤからトンブリーへと移り住んだ人々の集落、華人の影響力を見せつけられるバンコク初期の寺院など、次から次へと見どころやシャッターチャンスがやってくる。
先にハイライトとなるスポットをざっとご紹介しよう。
ハイライト紹介
知られざるモスク
ワット・ホンラッタナラーム
ワット・モーリーローカヤーラーム
バーンルアンモスク
ワット・カンナヤラミット
サンタクルス教会
ポルトガル人入植地クディジーン
川沿い散歩
夕暮れのメモリアルブリッジ
チャオプラヤー川に沈む夕日
パークローン花市場
半分くらい端折って紹介しているが、それでもこれだけの見どころがある。
古都トンブリーの古い街並みからインスタ映えする寺院、チャオプラヤー川の開放感とダイナミックで感動的な夕日、花薫る市場…
何度歩いても飽きないルートだ。
撮り歩きのお供にこの2冊
今回のフォトウォークのお供にはこの2冊をチョイス。
1冊目は、タイ街歩きといえばこの御方、桑野淳一先生による「バンコク 謎解き華人廟めぐり」。
華人廟を訪ね歩き、バンコクの歴史の変遷を辿るという内容で、今回のフォトウォークで立ち寄る寺院やモスクもこの本で詳しく解説されている物が多い。
アユタヤ王朝時代には福建系華人が貿易利権を一手に握り、タイの貴族社会に深く入り込んだ。
トンブリー王朝でも貿易利権は福建系華人が仕切ったが、潮州系華人であるタークシン大王が建都のため故郷から労働力として大量の移民を呼び寄せたことで、タイ華人社会のパワーバランスは福建系華人から潮州系華人へと移っていく。
桑野先生の著書は堅苦しくなく、旅行記のようにワクワクしながら読めるのがとにかく最高なのである。
2冊目は書籍ではなく、タイ国政府観光庁が提供する「Walking Bangkok〜バンコク15の今昔お散歩ルートマップ〜」という冊子。
上記リンクからPDFをダウンロードできるので、ぜひご覧いただきたい。
こちらは読んで字の如し、バンコクの街歩きにおすすめの15のルートをイラストで紹介した冊子。
イラストなので見やすいし、各スポットの紹介も丁寧なのが嬉しい。
今回のフォトウォークでも施設の解説などはこの冊子から引用させてもらうものも多い。
今回も前置きが長くなってしまったが、それではフォトウォークを始めよう!
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