NaoyaMurata

リテール企業の新規事業開発担当。事業開発&投資活動で得られた知識をベースに、国内外の店舗視察関連をnoteしています。流通・小売のビジネスモデル変遷、リテールテック、D2Cにご興味がある方は是非ご一読ください。 Twitterでも随時情報発信しています@NaoyaTech

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最近の記事

気になるリテールニュース

主に、Twitterにポストしている内容から、リテールだけを抜き出して気になるニュースを再編集しています。 1.amazonのPelotonパクリはフェイクだった騒動amazonがフィットネスバイクのPelotonのバイクをパクったデザインの「Prime Bike」を販売する、というニュースが流れました。Pelotonのデザインからモニターを取り外したデザインで、オンラインフィットネスのKFSでもある「配信コンテンツ」は、自身のスマホやタブレットから見ろ。という、なかなか合

    • これからの店舗で提供できる2つのこと。

      緊急事態宣言が発令された後の4/13に、「これからの小売・店舗の価値について考えてみる」というのをnoteしたのですが、そこから1ヶ月、外出自粛を経てどこか緩和ムードも漂う中、いま一度、店舗の価値について考えてみました。 外出自粛で「集客=悪」になったのか1ヶ月前、まだまだ世の中は「集まること=死」みたいな意識が強く、開けてる店舗はネットに晒され、「集客=悪」という状況に追い込まれました。今後、開けてるだけで窓を割られる事態まで発生しましたが、1ヶ月外出自粛した結果「精神的

      • これからの小売・店舗について考えてみる。

        非常事態宣言の発令によって、小売店舗が休業を余儀なくされています。休業するか否かは、社会にとって必要か不要か、で峻別され、小売店舗の大半は「不要」と判断されたわけです。 今後、「不要」とされた小売店舗はどうあるべきなのか。先行きは全く不透明ですが、これまでもVUCA時代、と言われ続けてきたわけで、影響の大小はあれど、やることは同じ。今後の消費環境変化を予測しながら、その一歩先、半歩先を行くしかありません。 では、何が変わりそうか。 ①リモートが増える。ギフトが変わる。今

        • 二ューヨーク・リサーチ vol.4

          ニューヨークのリテールリサーチの第四弾。 D2Cのリアル店舗を中心に見たままお伝え。 1.圧倒的人気の「Glossier.」言わずと知れた、D2Cコスメの代表「Glossier.」 マンハッタンのSOHO地区にリアル店舗を構えて、EC購入では我慢できないミレニアル世代の女性ファンを集客しています。 Glossier Pinkと呼ばれる淡いピンク色で統一された店内は可愛く装飾され、インテリア一つ一つがインスタ映えするような配置で「フォトスポット」が満載。入口に入るとすぐ

          二ューヨーク・リサーチ vol.3

          ニューヨークのリテールリサーチの第三弾。 今回はNYCで回った体験型店舗やD2Cのリアル店舗に関するnoteです。20箇所ほど回った視察内容を数回に分けてお届け。 1.子供が踊るCAMP マンハッタンの西側に、2019年3月にオープンしたHudsonYards。蜂の巣のようなインスタレーション「Vessel」で有名ですが、2兆円をかけて一体開発しているだけあって、商業施設も豪華。 そのHudson Yardsの2階に入っているのが、おもちゃ売場「CAMP」。商品は一般

          二ューヨーク・リサーチ vol.3

          二ューヨーク・リサーチ vol.2

          ニューヨークのリテールリサーチの第二弾。 今回はD2Cを集積することで人気を集めている「Showfields」と「Neighboorhood Goods」についての視察情報をnoteします。 1.D2Cだけを集積した商業施設「Showfields」Showfieldsは、オンライン販売を主戦場とするD2Cをリアルの場に集積して提案している商業施設なのですが、それをフロアレベルとかではなく、1階〜4階まである館全体に集積したのが特異な点で、「D2C百貨店」と言える商業施設で

          二ューヨーク・リサーチ vol.2

          ニューヨーク・リサーチ vol.1

          NRFへの参加とともに、ニューヨークの店舗を約25店舗ほど視察したので、いくつかのトピックスに分けて感じたことをnoteしたいと思います。 1.百貨店の新たなカタチを提案する「Nordstrom NYC」 ミッドタウン西57丁目とブロードウェイの間に、10月24日にオープンしたばかりのNordstromの旗艦店は、リテーラーなら一度は見ておいて損の無い商業施設。 地下2階から5階までの計7フロアで構成されていて、売場面積29,738平方メートル(8,992坪)。全体的にハ

          ニューヨーク・リサーチ vol.1

          サンフランシスコ・リサーチ

          去年、サンフランシスコに身を置いて、リテールを中心に米国のスタートアップへの投資目的で調査していました。今回、約1年ぶりにサンフランシスコを訪れて、街の変化など、感じたことを4テーマnoteしています。 1.返品カウンター化する「amazonGO」去年、シカゴに1店舗、シアトルに3店舗の計4店舗だったamazonGOが、「2021年には、全米に3000店舗出店する」と発表した後、店舗拡大第1号としてサンフランシスコに出店しました。 当時の話題は、「レジレスの顧客体験がどん

          サンフランシスコ・リサーチ

          #1-3 カオスマップの向こう側 D2C女性アパレル編

          今回は5ブランドピックアップ。 ようやく女性アパレルブランドをコンプリート。 前回分は「#1-2 カオスマップの向こう側 D2C女性アパレル編」を参照ください。 10.HEART CLOSET <胸の大きい女性のためのラグジュアリーブランド> <基本情報> 創業年:2016年 創業者:黒澤 美寿希(女性) 運営会社:㈱122 製品:D~Kカップ向け女性アパレル 累計調達額:約17,000千円 アパレル未経験の黒澤 美寿希さんが立ち上げた「胸の大きな女性に向けた」ファ

          #1-3 カオスマップの向こう側 D2C女性アパレル編

          #1-2 カオスマップの向こう側 D2C女性アパレル編

          今回は4ブランドピックアップ。 前回分は「#1-1 カオスマップの向こう側 D2C女性アパレル編」を参照ください。 6.FLEEKRS(WITH) <インフルエンサーD2C> <基本情報> 創業年:2019年 Product:東京ガールズコレクション出演モデルプロデュースの女性アパレル Promotion:コラボモデル(インフルエンサー)のSNSによる発信 Place:自社EC(※リアル店舗なし) Price:コラボTシャツ 7,000円、キャップ 6,500円前後 ア

          #1-2 カオスマップの向こう側 D2C女性アパレル編

          #1-1 カオスマップの向こう側 D2C女性アパレル編

          カオスマップを掘り下げるnote第一弾。 全体概要は「#0 カオスマップの向こう側 (D2C編)」を参照ください。 左上から順番に行くので、 今回は「女性アパレル」から5ブランドピックアップ。 1.COHINA <Sサイズ女子のための綺麗めカジュアル> <基本情報> 創業年:2017年 Product:XS~Sサイズの女性アパレル Promotion:インスタフォロワー106千人(2019年11月時点)へのライブ配信 Place:自社WEBでのEC(※常設店舗なし) P

          #1-1 カオスマップの向こう側 D2C女性アパレル編

          #0 カオスマップの向こう側(D2C導入編)

          本note概要 ・カオスマップでは何も分からないので、各社を解説する連載をしたい。 ・まずは、日本D2C編を解説。 ・その前に、今回は「D2C」とは何かを解説するnoteを書きました。 ・次回note以降、スタートアップ攻略に突入。 D2Cとは何かをご一緒に考えていただける方は是非、下記note詳細をご一読ください。 1.はじめに業界のプレイヤーを俯瞰できる「カオスマップ」。市場調査のための資料に引用する人も多いでしょう。ただ、自身の経験からすると、カオスマップを眺めても

          #0 カオスマップの向こう側(D2C導入編)