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マルチタスクが壊滅的にヘタクソでした

新しいことにチャレンジしている人もそうでない人も、「やるべきことが複数ある」ような状況は少なくないと思う。

会社で取り組んでいる業務が終わらないうちに指示が来たり、なかなか区切りの良いタイミングでばかり次へ移れるわけではないだろう。

実際に僕もアパレル販売員として働いている頃、店舗でおこなっているキャンペーンが進行中の最中に本社から変更の指示が来ることは珍しくなかった。あるいはディスプレイの変更なんてのは日常茶飯事だった。

それは起業してからも基本的には変わらず、やるべきことが完全に1つに絞れている状況のほうが少ない。

みんなが忙しい今の時代。それぞれが何かしらやるべきことを抱えていて、いわゆる「マルチタスク」と戦っているのではないだろうか。


かつて僕は「複数のことを同時にやる」のが超苦手で、2つをやり始めると如実にパフォーマンスが落ちるタイプだった。壊滅的にヘタクソだった。

いまコンサルタントとしてビジネスを指導させていただく立場から見ても、同様のメンバーは案外多い。

ゆえにポイントやコツを聞かれる機会もあるのだけど、そのときにアドバイスしていることとしては1つだけ。


マルチタスクは「1つに集中する」に尽きる。


いや、それが出来ないから苦労してんだよ。というあなた。

複数のタスクを「常に同時に進行」しようとしてはいないだろうか。

さながら車の運転中に鼻唄を歌うような感じで、僕らは同じ時間のなかで同時にタスクを進めようする。

ここに落とし穴があると個人的には思う。

「車を運転する」と「鼻唄を歌う」のは切り分けて考えるとラクだ。実際に、マルチタスクを上手に回している人は「1つに集中して」取り組んでいる印象を受ける。

一方で作業が停滞しがちな人は「色々やろうとしすぎ」な傾向にある。


たとえば僕がブログを始めた頃はまさにそれだった。

ざっくりいうと、当時抱えていたタスクは大きく2つ。


・生計を立てている物販ビジネスの作業
・新規事業として挑戦するブログ

たったこれだけの話なのだけど、どうにも上手く進められなかった。

その原因は明白で「取り組んでいない片方が常に気になっていた」から。


ブログを書こうとしていれば物販が気になり、物販の作業をしていればブログが頭をよぎる。挙げ句、中途半端にちょっとだけやろうとしてみたりする。

結局どっちつかずになって、両方停滞する。

笑ってしまうほどに、こんなことを毎日繰り返していた。


さらに言うと日常においては、

・LINEが届く
・YouTubeが気になる
・チャットワークの通知が鳴る
・読みかけのキングダムがある
・読みかけのアオアシもある

これらを逐一確認したりもしていたから、そりゃあ進まないよね、と。

おそらくマルチタスクが苦手な人は、少なからず同じような状況にあるんじゃないだろうか。


もしそうだとしたらオススメしたい対処法が2つあって、まずは「やらないと決める」こと。

なにか取り組む際、他のことに関しては「今はやらない」と決めてみよう。

不思議なもので、やらないと決めたら1つに集中できるようになるし、時間やエネルギーのロスが圧倒的に減る。


そしてもう1つは、時間や曜日で区切ること。

・この1時間はコレをやる
・今日はコレ以外やらない

みたいに決めてしまう。

ここで重要なのが「中長期的にバランスを取る」ことだ。


1日の中で時間ごとに区切るのなら、今日1日を振り返ったとき両方進んでいればいいし、曜日ごとに区切るのなら1週間で見て両方できていればいい。


つまり「今この瞬間にすべてが同時進行なんてのは夢物語だ」ということ。

マルチタスクの単語が良くない気もするが、あくまで進めているときは1つずつに過ぎない。


「今の時間を1つのことに集中する」ことが、マルチタスク攻略の鍵になると思うな。


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