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うるせえ、カタチから入りたいんだ

今日は3つ下の弟がPCを買いたいとのことで、一緒に買い物に行ってきた。

ネットで十分すぎるほど情報は得られる時代だけど、「実物を見てから決めたい」という感覚もすごく良いなと。

国内メーカーの商品も海外メーカーの商品、Appleの商品。

家電量販店にはそれぞれ最新の機種が並んでいたのだけど、弟は初め「なんでも良かった」。

色々と調べてきたようでスマホを見ながら照らし合わせていたものの、具体的なイメージはない。

というか、初めてだからわからないのだ。今晩の献立を聞かれたときに「なんでもいい」と言っているのとはワケが違う。

いつもは即決派の彼が悩んでいるのは少し新鮮だった。まあ、金額も大きいから当然といえば当然だろう。


初めてPCを購入したときって、何を優先して選びましたか?


弟は結果として、予算を遥かにオーバーしてMacBookに決めた。

こないだ事務所に遊びに来たときに僕のヤツを見て「いいなあ」と言っていたし、きっと内心では気になっていたのだろう。


僕はこの決断は、めちゃくちゃ良かったと思う。

スペックやディスプレイのサイズ、重さなど色んな種類を比較してはみたものの、明らかに途中から一番気になっていたし。



「よくカフェ行ったりするんだから、そこでどのPC開きたいか考えたら?」


「なるほど、そう考えたらテンション上がるのがいいよね…」


みたいな会話をしたのが決め手。おそらくMacBookを開いてる自分を想像したのだろう。

理屈抜きに「これが欲しい」と感じたものを買うのが一番いいから、今日の買い物は良かったと思う。


言ってしまえば初めてのPCで「そこまで要らない」のかもしれない。

きっと使いこなせないし、本来Macが持っている性能の1/10も発揮できないのかもしれない。


でも僕は「Mac買ったからってスキルが上がるわけじゃない」的な考え方が大嫌いだ。


うるせえ、カタチから入りたいんだよ、と思う。

同じようなことを思った経験はないだろうか?


学生時代に野球をやっていた頃もそうだった。オーダーのグローブを作ったところで技術が向上するわけじゃない。

新米の料理人が超高級な包丁にしたところで、きっと一緒だろう。


ただ、「テンションが上がる」ってだけで、そこに投資する価値はあるんじゃないだろうか。


毎日触るものだ。

毎日気分を上げるものだ。

毎日実践する動機になるものだ。


それ以外に、理由、いる??


結局のところ自分を突き動かす動機なんてのは人それぞれで、刺激ポイントも十人十色だ。

にも関わらずモチベーションの火種を自ら消すのはどうかと思うし、正論じみた持論が万人受けするなら世の中もっと成功者だらけだ。


自分の原動力になるものにはガンガン投資しよう。

理屈じゃなくて直感で選ぶ瞬間が、もっとあってもいいと思う。

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