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迷ったら「GO」一択だ

「迷ったらやめとけ」。

僕がアパレル販売員だった頃、会社でこんなフレーズを耳にしたことがあった。

それを鮮明に覚えている理由は、メーカーの担当営業に「店頭でこんな施策をしてみたい」と初めて提案したときだったから。

間髪入れずに「それで本当に売上アップするの?」とめっちゃ上から詰められたのは今となっては笑えるが、当時は普通に腹が立ったことを記憶している。

具体策の1つもなく、否定だけするスタンスの人間はマジでどうかと思う。


さておき、人は日常生活の中で頻繁に迷う。

セレクトショップに行けば「ちょっとこのレザー買ってみる?どうする?」と悩むし、Mac Bookを買いたいと思っても「とりあえずまだ今のPCでいいか…」と頭を抱える人は少なくないだろう。

「やるかやらないか」を考えたまま数日が経過してしまった、という経験があなたにもあるかもしれないし、もしかしたら今まさに迷っている最中かもしれない。


ただ基本的には、「迷ったらGO」の一択でいいと思う。

なぜなら「可能性がゼロならそもそも迷わないから」。


迷っている時点で可能性を掴みかけているのに、ここでチャレンジせずに機会を逃すのはあまりにもったいない選択じゃないだろうか。


たとえば結婚式を挙げるとして。地元の式場かハワイなど海外で迷ったとしても、おそらく「宇宙」は選択肢に入らない。(一部の人を除く)

あるいはクルマを買おうと思っても、フェラーリは自ずとリストから外れているはずだ。(一部の人を除く)


つまり人は「手の届く範囲だから」迷う。

迷っている時点で、「頑張れば手に入る可能性があるもの」なんだと思う。


僕は起業してコミュニティーも主宰しているので少しビジネスの話をすると、個人ビジネスの世界において成果を出していく面々は「迷ったときに踏み込んできた」メンバーが極めて多い。

やるかやらないかを考える時間は実践に充てた方がスピード感があるし、当然といえば当然だろう。

やると決めた判断に自信を持ち、実践の中で小さな成功を重ねてまた自信を膨らませていく。

会社に雇われない生き方を掴んでいるメンバーを見ると、例外なくこんな風だ。

結果的に「やるか、やるか」というローランド的な思考になれたら、もうこっちの勝ちだと思っている。


一方で「迷ったら辞める」の判断も一理あるのだとは思う。

だけど20数年の間、そうやって行動を起こさずに生きてきた経験から言うと、これまでと同じ決断の先で劇的な変化が訪れることはほぼない。

さらに言うと、月日が経ってからまた同じようなことで迷う場面がめちゃくちゃ多かった。

未練タラタラな状態でいて、人生を変えるエネルギーを生み出すとは考え難い。


だからもしこれから迷うときがあったら、迷わなくていい。やろう。

迷ってる時点でもう、成功に片足突っ込んでるぞ。

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