【叱られながら】伏見稲荷大社へ
今日は、7月に京都にあるお稲荷さんの総本山「伏見稲荷大社」さん
をお参りしたエピソードをお話しします。
事の起こりは5月に受けた星読みヒーラーyujiさんのセッション。
※この時の様子は壮大なw3部作にまとめましたのでお暇でしたらご覧ください。→① ② ③
(暇じゃなくてもご覧いただけたら喜びます!)
この時、個人的にご縁のある神社さんを伺ったところ、いくつか挙げていただいた中で「伏見稲荷大社」さんと「北野天満宮」さんがあり、ちょうど京都市内でまとまっていました。
タイミング的にも、夏に向けて少しずつ仕事が緩み7月か8月には毎年恒例の家族旅行。今年はまだ行き先をまだ決めていなかったので、即決で7月に京都に行くことに決め、yujiさんに挙げていただいた神社さんを詣でることにしたのでした。
天気予報が怪しい
京都行きは7月19〜21日でしたが、前週からお天気がかなりぐずついていて、各地で大雨被害などが出ていました。
幸い、私の住む東海地方はまだ被害がなく、ギリギリまで予報を確認しながら「わりと大丈夫そう?降っても普通くらいでは」ということで予定通り京都行きを決行しました。
この時点では、そんなに降らないだろう、降っても普通くらいだろう、という予想で動いていました。
あ、我が家は何時間かかろうとも車移動派です。ダンナ氏が。
(私は新幹線大好きなのですが!)
京都入りしてすぐ伏見稲荷大社へ
自宅を出発して東名高速道路、伊勢湾岸道、新名神高速道路などを経て京都南ICから京都入り。
伊勢湾岸道の時点で雨はけっこう降っていましたが、京都入りした時はそれほどでも・・という感じでした。
京都南ICから近いこと、伏見稲荷大社さんを最優先でお参りすることにしていたので、そのまま伏見稲荷大社さんへ直行。
この時点でも雨は「普通に降っている」感じでした。
だんだん強くなる雨
伏見稲荷大社さんに到着し、駐車場に車を置いて家族で本殿に参拝。ちょっと雨が強くなってきていて、傘を差していても足元が濡れちゃうね、という感じでした。
私は伏見稲荷大社さんに行くと決めた時から「お山巡り」をすると自然に決めていたのですが、さすがに子ども達はきついだろうということで、ダンナ氏と別動隊で近くの「京都市青少年科学センター」へ行ってもらうプランにしていました。
恐竜の化石があったり、喋るティラノサウルスのロボットがいるということでしたので!
千本鳥居の入口まで家族に送ってもらって、そこでバイバイ。
終わったら電話するからね〜と言っているうちに雨がどんどん強くなっていきました。。。。
ますます強くなる雨
家族と別れて一人、千本鳥居に踏みいりました。
実は8年くらい前?ダンナ氏と結婚することになった時、記念に京都旅行に来て、その時初めて伏見稲荷大社さんにお参りしました。
その時も(知らないうちにでしたが)お山巡りをしたのをよく覚えていたので、今回も「伏見さんに行くなら本殿だけじゃなくてやっぱり一周した方がいいよね」と自然に思っていたのでした。
そんなことを思い出しながら千本鳥居を進んでいくと、どんどん強くなる雨。。。
たまたま本殿で修学旅行生の 一団に遭遇していて、その子達も雨に濡れながら千本鳥居を進んでいました。
いわゆる「映えスポット」というのでしょうか、奥社までの千本鳥居は動画やリールにもよくアップされている観光名所なので、雨でも中学生やカップルなど観光客はそれなりにいました。
だがしかし、雨がどんどん強くなる。
奥社参拝所に着いた時点で「本降り」といった感じで、奥社参拝が終わったら8割の人が帰っていく感じでした。
途中のトイレに「ここから先は聖なるお山。トイレはこの先ありません」みたいなことが書いてあって、お礼をつぶやきながらトイレお借りしました。
そこから奥は、熊鷹社というお社があり、本格的なお山巡りコース。
いざお山巡りへ
熊鷹社まで着いたときには、雨足もどんどん強まって「大雨」という感じ。かなり人は減りましたが、それでもまだ観光客の方々が数人いらっしゃいました。まあ数人ですが・・。
その先の石段は、雨が強すぎて水が川のように流れてきていて歩くのが大変なくらいでした。私は長靴を履いていましたが、普通の靴ならジャブジャブとなって100%足首まで濡れる感じ。
熊鷹社からは流石に引き返す方が99%。空はすでに分厚い雲に覆われてかなり薄暗く、参道沿いの照明がつき始めました。午前中なのに夕方みたいに暗い。千本鳥居やあちこちに置かれているお狐さんが怖く感じるほどでした。
私は、どんどん強くなる雨にビビりながら、それでも「お山巡りせねば」という一心で、行くの一択でした。
とりあえず飲み水の確保と思って熊鷹社の茶屋でミネラルウォーターを一本購入して、先へ。「え、あの人行くの?」的な視線がビンビン背中に刺さっておりました。
この時の私の心境・・
「まじかコレ、ガチで軽い修行やんけ」
ひたすら先へ
熊鷹社から先はほとんど人に会いませんでした。あまりにも人の気配がないのでだんだん怖くなってくる私。
マジかこれ~雷もゴロゴロ鳴り出したし、雷落ちないよね?
などと思いながら5~10分くらいで次のポイント「三ツ辻」へ。ここでやっと人の話し声が聞こえてホッ。でもその方々も下っていかれました・・。
この三ツ辻やその後も、お山の中にはいくつもお社があってそれぞれ参拝ポイントなのですが、すでに雨が強すぎて胸から下、傘を差す手もびしょ濡れ。傘も手放せないしお財布やらiPhone取り出そうものなら水で滑って落としそう。
ということで、すべての途中参拝をスルーして「頂上一択、一番てっぺんに一番高いお札をお納めする」に決め、足早に三ツ辻を通り過ぎました。
ここのお茶屋さんもすでにお店を閉めていて、ああこんな天気じゃねえ、と寂しい気持ちで通り過ぎました。
記録的短時間大雨情報
ここから先は参道の傾斜もきつくなるし、かるいトレッキングコースな感じ。整備されているので歩きやすいのですが・・大雨で足元が滝状態。滑って転ばないことだけ気を付けてひたすら進みました。
あたりは真っ暗。上空の雲は分厚く、雷がゴロゴロなっている。「そこそこ標高あるけど雷落ちないよね・・?」とドキドキ。昔、尾瀬の山小屋で住み込みバイトしていた時のことを思い出しました。
万が一のために目撃情報だけは取っとこうと思って、閉まっている茶屋の前をうろうろして、中にいるおっちゃんの視界にチラリと入っといたりという小細工もしたりしてww
ちょうどこのころ、京都市内に「記録的短時間大雨情報」が出ていたようです!
この時の私の心境
「マジかコレ、めっちゃ叱られてない?俺・・。」
いざ頂上へ
あとはもうひたすら足元を見て、鳥居の下の石段を登り続けました。石段は完全に滝状態。長靴でジャブジャブ歩いてますが、中にも入ってきてもはや足元ずぶ濡れ。
ミツ辻から頂上までの約30分くらいは、マジで1~2人すれ違ったかどうか。しかも下る人。
本来なら観光スポットとして大人気で、きっと頂上までずっと人が途絶えないこの伏見稲荷大社で・・まさかのほぼ1人きり。レア感マシマシですが、恐怖もマシマシ。
よく「参拝時の雨は浄化であり、歓迎されている証拠」みたいな話は聞きますが、これはちょっと、その程度では済んでないよね・・・?
歩きながら私が脳内再生したお山の神様との会話、以下のような感じです。
「お前、やっと来たな。今まで何やっとったんじゃ。分かっとんのか?ああん?」
「いやはい、分かってます、全然ダメダメで本当に申し訳ありません・・。」
「来るんか?来るんやな?ええやろ、来いや。ビッと反省しながらここまで上がってこい!」
的なね・・。
人間くさく会話化してますが、つまり完全に「俺、叱られてる」という感覚がビンビンでした。
そんな調子でひたすら上り続け、「頂上まであと5分」という看板を見てホッ!
自分に問いながら頂上へ
頂上まであと5分・・。ホッとして「ここまで登らせていただきありがとうございます」と心の中でつぶやいたら、
「何のために来るんだ」
というお返事が(来た気がするw)。
そこから急速に深く内面に入り、
「私は私自身を生きたい。その結果として出てきた豊かさを周囲の人に還元・循環していきたい。そういう生き方がしたい。だからそのための後押しをください、お金もください。いただいた豊かさはそのような視点できちんと循環させると約束します」
みたいなことを、耳が痛くなるような激しい雨音の中、気付いたら口に出しながら最後の石段を登っていました。
そしてぽっかり空いた小さな空間に。
頂上の「末広社」の前で、この言葉をしっかりとお届けして、諭吉さんを奉納させていただきました。
頂上は「うっかり来ちゃった」感のある若いイケメン外人さんが一人、びしょ濡れでいらっしゃいましたが、ほどなく去られて私一人。
右に一周、左に一周と、頂上の空気をたっぷり感じながら過ごさせていただきました。
下り始めて雨が止む
頂上の空気を雨とともに胸いっぱい吸って、課題も果たした気分で、ほっとしながらいざ下山。
相変わらず足元の石段は滝状態。
途中の「薬力社」というところに清らかな滝がある・・のですが、この日は茶色く野太い濁流となって暴れ流れておりました(汗)
下山するにつれて弱くなる雨足。
まじか、そんな気がしてたけどやっぱり・・?下りると雨止むの・・?
「叱られてた感」を後押しするような、目に見えて変わった雨足に再度ショック。いや、そんなに叱られてたんかいな自分・・。
三ツ辻、熊鷹社を経て奥社に戻ると、やっと下界の空気を感じて「戻ってきた」感じがしました。
もう一度本殿にお参りする頃には、なんか私だけびしょ濡れで疲れていて、他の観光客の方々は普通な感じw
駐車場で家族を待ち、車に乗ったら、雨はすっかり止んでいて・・。
「ママ、修行してきたの?」
ダンナ氏には爆笑されましたw
そんな伏見稲荷大社参拝でした!
だいぶ叱られたけどご縁も強そうなので、来年も行こうかな!