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2021年の振り返り 2022年はR-proの再定義に取り組みます!

コロナの世界になってほぼ丸2年が終わりました。こんなに長く続くとは、という思いもありますが、同時にそろそろ着地点が見えてきたような気もしています。
2021年は「偶発性と仮設性」をキーワードに据えました。何かが偶発的に起こること。そしてそれを続けても良い・壊しても良いという仮設的な状態で行うこと。これがスピードと多様性を担保し、またクリエイティブな発想も起こしやすい環境だと考えたからです。

この仮説に関しては、弊社が運営するなごのキャンパス内で確信に変わりました。

スタートアップやベンチャーが集まり、日々新しいことが生まれる様子を目の当たりにしたからです。R-proもそこに身を置くことで、大小様々な新しい何かが生まれました。
そして2022年。コロナの世界の3年目。どのように歩んでいくのかを、振り返りと共にここに書いていきます。

事業部の整備は中途半端。しかし「社会課題の改善・解決」に特化した会社に成長できた


スポーツ事業部とマチヅクリ事業部は継続するものの、「ブランド」は撤廃していこうと決めました。日々の業務に追われてうまく整理が進みませんでしたが、事実上はブランドの看板は下げ、R-proのスポーツ・マチヅクリ事業部として稼働できました。

そして兼ねてから掲げている「社会課題の改善・解決をクリエイティブの力で行うべく向き合っていく。」というR-proのビジョンには大きく近づきました。特に昨年からアサインされ事務局として活動していますN2/LABでの取り組みでは

錦2丁目 SDGs WEEKsや、同時開催されたスターキャット(https://www.starcat.co.jp/)さん主催のNishiki-2 SDGs 映画祭と共にクリエイティブの力が大きく発揮され、錦2丁目をSDGs色に染め上げることができました。

そしてこの取り組み中に、R-proの悲願がかなったのです。実は数年前に中部電力さんのアクセラレータープログラムに参加し、「地上機(本当は電柱)をラッピングして、社会に役立つ存在にするプロジェクト」に取り組んでいたのです。しかし立ちはだかる課題をクリアすることができず、いつしか立ち消え状態に。それが今回、実証実験等形で実現したのです!

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大変感慨深かったです。この実験のより、地上機がもっともっとマチの役に立つ存在としてアップデートされていくことを期待します。え、そんなに大変なの?と思う方も多いと思いますが、マジで大変なことなのです!!この高いハードルを、R-proがリードできれば・・・と願っています。

ブランディングを担当したアスリートたちの区切りの年に。ドルフィンズではよりマチに貢献できる仕組みに寄与

ブランディングのお手伝いをさせていただいたキックボクシングのチャンピオン・大石駿介選手が引退。そしてBMX・高木聖雄選手は、オリンピックでは補欠ながら裏方として活躍し、「レジェンド」となるべく現役続行を宣言しています。お二人とも、本当にお疲れ様でした!

そしてBリーグ、名古屋ダイヤモンドドルフィンズでは引き続きデザインを担当させていただき、栄駅・瀬戸線の改札出口付近の装飾や、円頓寺商店街のフラッグ作成などで「名古屋のマチにドルフィンズを出現させる」お仕事などをさせていただいています。

しかしなんと言ってもこちら。ドルフィンズアリーナ3階のコンコースに「ドルフィンズクエスト」というコーナーを設置できました!これは小学校低学年と高学年の2つのコースで、様々なSDGsに関するクイズに回答してもらうコーナーで、全問正解者にはオリジナルグッズがもらえるというもの。

これは新しく設立されました名古屋市スポーツコミッションとの取り組みでもあります。まだまだブラッシュアップが必要ですが、プロスポーツクラブを通して社会貢献のアクションが起こせることは大変貴重で意義のあることだと思っていて、今後伸ばしていきたい領域です!

クラウドファンディングは昨対からは下げたが、様々な取り組みにチャレンジ

2020年はコロナの影響もあり、およそ1億円の流通のサポートをさせていただきましたが、2021年はその半分の5500万円ほどにとどまりました。しかし一昨年の流通量が3000万円ほどでしたので、堅調に伸びているとも言えると思います。
成果としては2つのプロジェクトを行えたことです。一つはPARCOさん、松坂屋さんと共に行ったNAGOYA GONA!。プロジェクトにチャレンジすると、なんと各店舗にて展示ができるというものでした。

そしてもう一つは名古屋商工会議所さんとのプロジェクト、クラウドファンディングセンターの開設です。

R-proは全国に数社しかいないと聞いています、CAMPFIRE社の戦略的パートナーとしてクラウドファンディングのサポートを行っています。PARCOさん・松坂屋さん、そして名古屋商工会議所さんという、R-proとは普段交わらない方々との出会いがこうして生まれたのは大変嬉しかったですし、やりがいを感じています。2022年も名古屋を中心に「やってみよう!」というカルチャーの醸成を目的として、チャレンジャーの背中を押していきたいと思います。

yamoryの行く先は何処へ。ボウサイスタートアップとしてはそろそろラストチャンス

いえまですごろくはコツコツと全国から注文が入り、ボウサイアクセサリーのLOOPSは新商品のリリースのタイミングでのクラウドファンディング成功。「それなりに」活動を続けることができました。

しかし、常にこのボウサイ事業部に関しては自問があるわけです。

「これで満足なのか。これでボウサイに貢献できたと言えるのか」

という問いです。結局多くの人が災害時に自分の身を守れる。ご近所さんを助けることができる。そうならなければ意味がないわけで、yamoryが話題になったとか、そういうことは関係ないわけです。ボウサイに関しては、とにかくスケールしなくては意味がない。そんな自負と戦いながらここまでやってきました。
ある方からご連絡をいただき、秋には岐阜県大垣市へのボウサイ事業の提案の機会をいただきました。これまでアナログだったいえまですごろくのアプリ版を作るという試み。開発は同じなごのキャンパスに入居しているアリアーレさんにお願いしました。

結果は最終面談までいったものの落選。本当に残念でした。ただ、落ちはしましたが大きなヒントを得ることができたことは大収穫で、2022年にもう一度チャレンジしたいという熱い気持ちが湧き上がっています。 ただ、僕の中でコミットできないでいます。いまだに迷い中。この迷いが晴れた時、改めてみなさんに僕の気持ちを公表できたらと思っています。

2022年は「R-proの再定義」に取り組みます!

2021年の組織としてのビッグニュースは、長年貢献してくれたスタッフの本多が家庭の事情で退社したことです。特に防災事業や行政案件を支えてくれました。本当に感謝しかありません。そして同時に新しいスタッフの富成が加わりました。まだまだスキルはこれからですが、僕はポテンシャルを感じたのと、何よりR-proのカルチャーにフィットすると感じて採用を決めました。2022年のR-proの成長は、イコール彼女の成長といっても過言ではありません。プレッシャーを楽しみながら頑張ってくれたら嬉しいです。
同時にコーポレートメッセージの作り込み、そしてそれに伴うロゴを含めたブランドの再構築にも着手しています。R-proはやさしいデザインという言葉を使い、インクルーシブなデザインを提供するサービス化に向けて取り組んでいますが、まさにこの「やさしい」という言葉が僕たちの中心に据えられる予定です。なんとか春には皆様にお披露目できれば、と考えています。

また、R-proは外部連携も積極的に取り入れていきたいと考えています。技術的なパートナーはもちろん資本提携を視野に入れた事業会社とのシナジーを生めるご提案も、ドシドシお待ちしております!

毎年思っていますが、本当にうちの会社は色々やっていて書くことが多いですね。ここまで読んでくださった方は、間違いなくR-proマニアです。ぜひ感想を聞かせてください。
引き続き「余白を届ける」ことを目的としたBLAN.COや

個人的に中部支部長に就任致しました、シェアリングエコノミー協会

の取り組みにも全力で取り組んでいきたいと思います。やっぱりたどり着くキーワードは僕の中では「やさしい」という言葉なんだと思います。少しでも世界がやさしくなるように。2022年も命を燃やしていきたいと思います。何卒よろしくお願い致します!

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