【政治情勢】ロシア原油禁輸について調べてみた
皆さんお疲れさまです。
中村です。
ここ毎日はウクライナとロシアのニュースが盛り沢山です。
歴史的な背景がありますが、今回取り上げるのは原油についてです。
あくまで私見なのでご了承ください。
1.欧米による経済制裁
日に日に激しくなるロシアとウクライナとの問題。
ウクライナのNATO加盟に対して、ロシアの報復措置として報じられています。
そこで、今回は石油についてです。
2.ロシアの石油生産量と埋蔵量
◎石油生産量
ロシアは1日当たりの原油生産量は1066万7千バレルとなっています(1バレル=約159リットル)。
1位はアメリカ
3位のサウジアラビアとは2位3位が入れ替わることがあります。
広大な領土をもつロシアは、世界有数の産油国。
かつてのソ連崩壊後の経済を立て直させたのも、石油の輸出がもたらす莫大な利益だったとされています。
今もチュメニ州を中心とする西シベリア地域で盛んに採掘されています。
◎石油埋蔵量
生産量ではアメリカに次いで2位の割合を占めていますが、埋蔵量は6位となっています。
なんと、ロシアにおいて今後の石油産業は衰退していくと見通しが立っているとのこと。
次に力を入れる産業として注目されるのは天然ガスともいわれています。
石油産業衰退についてはこちら
3.ウクライナとの関係🇺🇦🇷🇺
ロシアは石油生産量が多い国だと踏まえ、輸出はどこにしているのか。
その半分以上の供給先が、欧州と中国にあたります。
先程の内容でもありましたが、石油に次ぐ産業が天然ガスになります。
天然ガスの輸出をする際にロシア側としてコストが1番かかっているのがウクライナ方面。
図を見ると天然ガスパイプラインはウクライナでストップしていると見えます。
そこで、ロシアとしては黒海を手に入れたいという理由で、今回のウクライナへの侵攻をしたのではないかと考えられます。
あくまで私見です。
4.アメリカの経済制裁からみる石油市場
目次1でお伝えしたアメリカ政府が、ロシア産原油などの輸入禁止措置を発表したとありますが、これらの点からするとアメリカの経済制裁はロシアに対しては強気の経済制裁ではないことが予想できます。
石油に関する市場を見てみると
WTI原油の相場が急上昇しています。
いわゆる思惑買い。
実態と相場がリンクした際には変化が起こるかもしれませんね。
5.まとめ
今回は直近の世界情勢話題のウクライナとロシアの問題について関連付けて石油についてお伝えしました。
表向きにはNATO加盟についてなどがニュースで報道されていますが、様々な視点から見ると各国の狙いが見えてくると思います。
世の中何が起こるか分からないと今回の件で感じた方は多いのではないでしょうか。
今後もアンテナを張って冷静に物事を見られるようにしていきたいです。
以上、中村のブログでした。
中村尚渡
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?