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【考察】100年前ノーベル賞を逃した日本人。鈴木梅太郎

皆さんお疲れさまです。
中村です。


昔のオリエンタルラジオ中田敦彦のやりすぎコージーの番組でも取り上げられていて、興味深い内容があったのでシェアします。


ビタミンb1は現代ではよく耳にする言葉ですよね。


実は日本人が最初に見つけたと言われています。


専門家ではないので、細かいところは分かりませんが、ご了承下さい。

1.鈴木梅太郎

vitanoteLab
東京帝国大学農学部教授で日本農芸化学会創設者の 鈴木梅太郎博士(1874 ~ 1943)は 100 年前,脚気(ベ リベリ)という恐ろしい病気の予防・治療に玄米食が 有効であることに着目し,米ぬかからアベリ酸(抗脚 気酸―筆者注)と名付けた有効物質を世界で初めて分 離した1)。
しかし博士はこの“特効薬”の発見に満足 せず,さらに研究を深めた結果,その物質が動物の生 命にとって必要不可欠であるという普遍的事実にたど りつき,コメの学名 Oryza sativa L. にちなんでオリザ ニンと改名してドイツ生化学誌に発表した2)。65 ペー ジにも及ぶ大論文であった。
それが評価されて 1912 年,博士はノーベル医学生理学賞候補になった。が, 残念ながら受賞には至らなかった。
出典:https://www.chemistry.or.jp/know/doc/isan013_article.pdf


2.日露戦争時

当時、脚気と呼ばれるビタミンB1の欠乏によって起こる症状が大流行しました。


手足のむくみや食欲不振など。


今では治療法がありますが、当時100年前の時代ではかかったら死に至るとまで言われていました。


日露戦争時は戦争による戦死者より脚気による死者の方が多かったとの事。


そこで、鈴木梅太郎は原因はビタミンB1不足であると考えました。


これが、人類最初のビタミンとの出会いという説もあります。


3.ドイツ式医学とイギリス式医学

プレジデントオンライン


当時、医学の主流はドイツ式医学でした。


私たちが普段使っている言葉のカルテやアレルギーはドイツ語です。


イギリス式医学は、予防や治療に関する実学的医学です。


ドイツ式医学は病気の原因を追求する学理学的医学です。

ここから2つの医学で論争が続きます。


当時の明治維新は様々な背景がありますが、ドイツ式医学を選択したと言われています。


※出典:https://ir.jikei.ac.jp/index.php?action=repository_action_common_download&item_id=1646&item_no=1&attribute_id=38&file_no=1&page_id=13&block_id=30


4.論文が誤訳された?!考察


鈴木梅太郎が脚気はビタミンB1の欠乏によって起こると発見し論文にしました。


これだけの功績を残してなぜ、私たちは名前をほとんどの人が知らないのか。


ノーベル賞に向けて、鈴木梅太郎はこの事を論文にしてドイツの医学的権威に論文を送りました。


しかし、訳された論文には重要な所が抜けていたり、誤った翻訳がされていたとして賞を取ることは出来ませんでした。


世界的なノーベル賞でそんな事が起きるなんてあり得ないとも言われていました。


なぜ起こったのか。


脚気のビタミンB1による対処法はイギリス式医学に分類されます。


もしも、翻訳が正しくされてノーベル賞を受賞していたら名誉に関わるのは誰か。


ドイツの医学的権威の人達です。


その後、同じように論文が他国から発表されました。


このような様々な事情が重なり受章を逃したとされる説があります。


これに関しては、信じるか信じないかはあなた次第。

詳しい方がいたら教えていただきたいです。


以上、中村のブログでした。


中村尚渡



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