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『あひるの空』全51巻振り返る25巻

こんばんわ!なおとです。
今回も「あひるの空」全巻振り返り!今回は25巻です。
空の父「車谷 智久」が監督として正式に就任したクズ高バスケ部。あひるの空全51巻も遂に折り返し地点です。一緒に振り返っていきましょう!
1巻からの振り返りもマガジンとしてまとめていますので下のリンクよりどうぞ。


今回も下記フォーマットでやっていきます。

1.本巻の注目キャラクター
2.連動して読むならこの巻
3.深読みするためにもうひと押し

「車谷 智久」が監督としてバスケ部に就任。さらには念願の部へ昇格!しかし地獄の合宿が始まるーーー。

1.本巻の注目キャラクター

25巻のピックアップは「車谷 智久」です。

ダウンロード (3)

空の父であり、由夏の夫。由夏の病気もあり暫くの間バスケからは身を置き、長野県で農業を営んでいた。作品では度々登場はしていましたが、顔に影が掛ったような描写で、父であること以外に詳細は不明でしたが、横浜大栄高校の監督「酒巻」とは学生からの旧知の仲であること判明。そして24巻では酒巻より由夏の最後の言葉、

「やりたいことができたんです」

を聞き、少しでも由夏の想いに近づくべく、意思を継ぎクズ高女子バスケ部の監督に就任。後に坂田さんより男子バスケ部の監督も引き継ぐことになります。智久就任後、女子バスケ部は目覚ましいほどに成長し、県ベスト8とも肩を並べる程に。監督としての資質は十分であることが伺えます。監督としてはとても厳しく無茶をしいると同時に、物事の本質を教えるこが上手く、その指導故に部員からの信頼を獲得しています。

「人は目指していた何かを断念する時、必ず理由をつける。
 ナゼか分かるか?
 その方が楽だからだ。ダメならダメでいい。ただ、自分の努力の足りなさを別の何かの清にはするな。

これは合宿中練習についてこれない女子部員に放った言葉です。人間の限界なんてこんなもんじゃない。自分の努力の足りなさを、心が折れたと理由に走るのを辞めようとした女子部員には突き刺さる言葉です。確実に本質をついてます。今までいくらでも変わるキッカケはあった女子バスケ部にとってはいい監督というよりもどちらかというとメンター的存在に近いでしょうか。バスケの技術だけではなく人として大事なことを多く教えてくれます。

2.連動して読むならこの巻

5巻を振り返ってみるのはいかがでしょうか?5巻は初めてクズ高バスケ部が合宿を行いました。メンバーこそは揃っていませんが、クズ高メンバーの成長度合が伺えます。最初は1試合走り切る体力すらなく、試合もセンスと才能だけで何とか持っているチームとしては未完全な状態。それを半年で完全に走れるチームとして成長し、練習試合でも連戦連勝。最初の頃のクズ高は見る影もない程の成長です。半年でここまでの成長っぷりを考えるとあともう少しスタートが早ければと想像するとゾッとしますね。まぁそれもクズ高は技術よりもメンバー同士の繋がりで強くなっているので何とも言えませんが。

3.深読みするためにもうひと押し

25巻には百春とチャッキーがバッシュを買いに行く場面があります。そこで立ち寄ったコンビニにて他校に絡まれることになります。

-日向武史-あひるの空-第25巻-–-漫画BANK

「彼女かーいーねー」

この時は特に詳細は語られませんでいたが、この時の謎は31巻でようやく回収されます。

-日向武史-あひるの空-第31巻-–-漫画BANK

何となく予想はついていましたが、まさかの円関係(笑)
そして絡んできた男に対して百春はこう返します。

-日向武史-あひるの空-第31巻-–-漫画BANK (1)

このシーンだけ見れば百春かっけーー!!ですが、正直またあの女か(笑)となったのを覚えています。円はストーリーにやたら絡んでくる割に結構ウザめなキャラなので正直好きではありません。
空の想いを知りつつも、振り回す悪女っぷり、さらにはバスケに対しても口だけ、謹慎中の百春に対して空気読まずな発言、挙句の果てには司というチャラ男に引っかかる始末。智久が監督に就任してから真面目になりましたが、それまでは本当に酷かったです。百春と円は、不器用とアホ女がやたらとすれ違うのでもどかしいと思うことばかりですが、一体どうなるのでしょうか。あひるの空はしっかり恋愛要素も含まれています。ラブコメ激戦区のマガジン連載陣の中でも引けをとりません。百春も含め他のメンバーの恋愛模様も気になるところです。

25巻は部活要素満載の一冊でした。26巻では合宿編の続き。そして川崎地区地域交流戦が始まります。何と対戦相手は「北住吉高校」!くしくも、5巻、6巻の合宿からの北住との練習試合と同じ構成です。半年前とは違う。果たしてリベンジできるのか。26巻も一緒に振り返っていきましょう!

それでは26巻でお会いしましょう!

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