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【ヨガ日記】グラウンディングという妄想

どうもヨガインストラクター中に「グラウンディング」という言葉が広まっているようです。
僕も昔ピラティスの研修で耳にしたことはあります。
ただ、相手にしていなかったので、流していましたが、流さず信じ込んでる人が多いようなので警笛を鳴らします。

ちなみに前にも指摘しています。

足裏で床を押すなんてことをする筋肉はありません。
体も伸びません。
以前の記事では、足首の底屈(爪先立ち)と背屈(踵)でしか押せないと書きましたが、足裏で押すとなると、床が沈み込まなければいけません。
体重計乗ってるなら体重が増えなければいけません。
そんなことは起きません。

グラウンディングは大地とつながるという感覚的な話であって、機能的な話ではありません。
それをさも体が伸びるようなことを言って指導しているインストラクターがいるようなので、注意してほしいなと思います。

甘くないただの水を、甘いと信じ込ませているようなものです。
妄想をさせるような指導をしていることに気づいてほしいですね。
困ったものです。

今回は、体を伸ばす筋肉として、前鋸筋wの追加で紹介します。
体を伸ばすのは、爪先立ちの下腿三頭筋と手を伸ばす前鋸筋の二つしかありません。

体を伸ばす筋肉

何度も言いますが、立っだ状態で体が伸びるようなことはありません。
常識で考えて下さい。
ヨガ指導で、床を押してと言っているのはあくまでもそのようなイメージであって実際にそうはなっていません。
このイメージなのか本当に起こっているのかを客観視して妄想に惑わされないようにしましょうというのがヨガの教えです。

妄想を誘導するような指導をしている人がいたとしたら残念でならないですね。
こういうことが起こらないように、やはり解剖学運動学に基づいた客観的なヨガの知識が必要です。

手前味噌ですが、アーサナアナトミカルアプローチはやっぱり重要です。
これ知らないで指導してる人、もう少し危機感を持った方がいいと思いますね。


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