関節痛、、、関節は加害者?それとも被害者?
【関節の痛み】
肩こり、腰痛、膝痛といえば国民の代表的な痛みだと思います。
痛みを感じるとある人は病院に行きレントゲンをとって骨にはなんともないと言われ、痛み止めと湿布を処方され、いつまでたっても痛みが取れないので病院以外を探すと思います。
ある人は様子見て気がついたら治っているでしょう。
ある人は初めから病院は信用せずに、整体や鍼灸、カイロにいかれると思います。
場合によっては良くなり、場合によっては良くならないでしょう。
世の中にも痛みに対するアプローチは医療、民間とわず沢山存在します。 それだけ困っている方が多いからでしょう。 それぞれに結果を出しているからこそ沢山存在していると思います。
ただ、この痛みがどこからきているかという原因に向き合っている介入はどれくらいあるでしょうか?
医療にせよ民間にせよ対処方法は沢山あるけど必ず再発しない、痛みが取れるだけでなく健康になる方法はないのでしょうか?
僕は多くの原因は「姿勢」と「歩行」の崩れだと思っています。 筋肉の張りも炎症も、可動域の制限も、脂肪組織の硬化も結果です。
痛みは勝手にやってきません。 原因があります。
ぶつけたとか挫いたなどの明確な外傷以外は、無自覚な習慣が原因です。習慣だからご本人に自覚はなく、気が付いた時には痛みという状態に陥っています。
【被害者?加害者?】
「膝が痛いんです。」ならまだしも「膝が悪いんです。」とおっしゃる方が言います。
悪いのは膝なのでしょうか?
膝が加害者なのでしょうか?
膝が勝手に痛くなったのでしょうか?
膝は被害者じゃないでしょうか? ストライキを起こしてるんじゃないでしょうか?もういい加減にしてくれ、これ以上こんな使い方されたら壊れちゃうよ!って。
加害者は痛みを起こしたご本人のはずです。 車に例えれば、故障の多くはドライバーの不適切な運転技術です。 ライトを消さないためにバッテリーが上がり、 急ブレーキのせいでタイヤを焼きブレーキパッドが摩耗し、 オイルチェックをしないためにエンジンが劣化します、、、。
事故も多くはドライバーの技術的な問題が原因です。 そのために、車は定期点検があり、場合によってはドライバーの講習会があります。
では人はどうでしょうか?
体という乗り物を運転しているのはご自身です。 ご自分の運転の仕方が体を早く消耗させたり長くもたせたりします。
皆さんは自分の体の使い方を客観的に見てもらったことはありますか?
必要なのは、「体の定期点検」と「運転技術の確認」です。具体的な体の点検はアライメントを中心とした歪みの検査、運転技術に関しては運動スキルの検査が必要です。
予防運動療法としては共通の評価票を使用して体の歪みを確認しています。
運動スキルの確認は、ピラティスがいいと思います。
痛みの原因が自分と分かれば、自分の運転技術を高めればもう痛めることはありません。
僕は車の教習所の様な運動指導を心がけたいと思っています。皆様の体の使い方を見直す場所、と運動方法です。そのためのピラティス(FRP:ファンクショナルローラーピラティス)でありヨガ(3A's:アーサナアナトミカルアプローチ)の指導です。
多くの方の本当の健康に、予防医学の実現に、上記の考え方が当たり前になってくれたらいいなぁと日々思いつつ、自分のできることを一つ一つやっていきます。
皆さんの周りに、予防運動アドバイザーやFRPのインストラターの方々がいたら、ぜひ体の相談をしてみて下さい。
もっともっとこの予防医学の輪が広がるよう応援お願いします!
よろしければサポートをお願いします。私自身ではまだまだ微力です。当たり前の選択や情報を得ることができていない方々に、予防医学の視点で、知らなかったことで損した方を少しでも減らすよう、有益な情報を発信していきます。皆様の応援を励みに、より精進して行きます。応援ありがとうございます。