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ピラティスがなぜオススメなのか
【ピラティスとは】
コアトレーニングやインナーマッスルトレーニングとして現在多くの方に認知されるようになってきた「ピラティス」は、僕がヨガとともにお勧めするトレーニングの一つです。まだまだティラミスと混合されますが、、、食べ物ではなく西洋発のエクササイズです。
元々はジョッゼフ・ピラティスというドイツ人が作ったエクササイズを中心とした養生訓です。その中でエクササイズがピックアップされて現在の形があります。
NYで開いたスタジオがダンサー達に支持されて世界中に広まり、現在ではフィットネススタジオのスタジオプログラムから個別のスタジオ、さらにはリハビリテーションにも応用されるくらいになっています。
何がそこまで価値があるのでしょうか?
実は彼が着目した視点(原理原則)に価値がありそれが、他のエクササイズとの大きな違いです。
・エロンゲーション
・コア
・センタリング
・アウェアネス
・セレクティブブリージング などなど
詳細は別の機会に譲り、ここではなぜピラティスが予防運動療法としてオススメなのかを解説しますね。
【コントロロジーという概念】
ジョゼフ氏が作った造語に「コントロロジー」という言葉があります。造語を作るって凄いですね。彼は、様々なエクササイズを提唱しましたが、それだけでなく「イクイップメント」というエクササイズの機器を開発しています。
主なイクイップメントは、
・リフォーマー
・トラピーズテーブル
・チェア
・バレル など
つまりエクササイズや機器の発明家なんですね。相当の発想力とエネルギーがあったんでしょうね。
コントロロジーという自ら作った言葉で彼は何を表現したかったのでしょうか?
その為に彼の2冊ある書籍の一つから、彼の言葉を引用してみましょう。
理想的には私たちの筋肉は意思に従うべきです。当然、私たちの意思は筋肉の反射的な動きの支配を受けるべきではありません。 by Return to Life Through Contrology(武田淳也監修・編集)
つまり、自分の体をしっかりと制御できないから病気や障害が出るんでしょうと。車の運転が下手だから故障するんでしょうと。
彼は、自分の体をコントロールするための方法としてエクササイズや機器を作ったのです。足元をしっかりとみて、階段を上っている人が踏み外したり転んだりはしないですよね。
意識していない時に問題は起こると。
ですから、彼のメソッドのポイントは「気づきからの体の制御法」が重要だというメッセージなんです。
もちろん意識して体を動かしていたら他に何もできなくなってしまいますね。しかし、意識しないで学習されることも発達以外では少ないでしょう。意識しないで字は上達しませんし、意識しないで自転車も乗れるようにはなりません。
体の使い方は子どもには発達があるので自然と試行錯誤してできるようになりますが、大人は自分の生活習慣によって徐々に偏った方法に癖がついてしまいます。この癖を正すのに意識化は必要なんです。「再学習」というものですね。
僕はこれを車の教習所に例えています。車にあまり乗っていないと感覚が鈍って不安になりますよね。ペーパードライバーというやつです。バイクやマニュアルは特にです。
でも急に運転しなくてはならなくなった、、、そんな時もあるでしょう。この場合、再度教習所に行って習う制度がありますね。そんな感じです。ピラティスには教習所的な再学習の場としての役割があると思っています。
【自分に気づく】
僕たちは日頃、普通に歩けて普通に動けてなんの問題もない正常だと思っています。でもある時、膝に違和感が出ておかしいと思う。でも自分は正常なのできっと何がの病気だと。
でもそれ病気じゃなくて、多くは自分が作った体の使い方の問題、ストレスが積もって出てきた障害です。
その障害は、自分で作ってきたので、自分で修正する必要があります。でも、本人は自分は正常だと思い込んでいるので治す方法が分かりません。何をどう修正していい分からないんです。
そこで必要なのが「気づき」です。
体のどこがどう歪んでいるのか、どの動き方が異常でどう修正すればいいか。それを教えてくれるのがピラティスのメソッドなんです、
この気づきを促す方法はいたってシンプルです。
ある条件のもとで動くことで、その動きが正確にできるかできないかを判定します。具体的な方法はまたの機会に解説しますが、その条件とは環境であり、道具を使うとそれがとても容易に行いやすくなります。
僕はファンクショナルローラーピラティスという方法を考案して広げています。ピラティスを伝えるということに対してこの方法を選んだのは、ピラティス氏が伝えようとしたコントロロジーをフォームローラーを用いることでより容易に、多くの方に伝えられると確信したからです。
全国に700名を超える仲間がいます。ぜひ、お近くのスタジオに行って体験してみて下さい。指導者になりたい方はこちらで詳細を確認してみて下さい。
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