渋谷陽一『サウンド・ストリート〜廃盤復活リクエスト』
新しく買ったラジカセでカセットテープ聴いて、懐かしさいっぱい。このリスニング・スタイルは10代に戻ったみたいで実に楽しい。流しっぱなしにして夜更かししたり、そのまま寝ちゃったり。
昔ラジオ番組を丸ごと録音したものを聞き返している。その中からこちらを。
NHK FM サウンド・ストリート
『廃盤復活リクエスト』
DJ 渋谷陽一
1985/10/04
トッド・ラングレン、ニック・ロウ、パディ・スミス ザ・フー、デフスクール、他
1985/11/01
イアン・デューリー、ヤードバーズ、アリス・クーパー、アル・クーパー、モット・ザ・フープル、イギー・ポップ
なんと、80年代半ばには、フーもパディ・スミスもヤードバーズも廃盤だったんですよ。信じられないでしょう?イアン・デューリー、ニック・ロウ、エルヴィス・コステロといったSTIFFレーベルものも。
『四重人格』が廃盤ちゃ、なんでや!と、ピートじゃなくても、ギター叩き壊したくなりますね。アメリカのRhinoを中心にCD再発が始まるのは数年後。ホント、レコード探すの大変だったんです。
当然、名曲『Because The Night』がかかる訳です、番組では。この廃盤復活リクエストは反応が大きかったので2ヶ月連続で放送されてます。なお、『Because The Night』はこの年(1985年)に行われたブルース・スプリングスティーンの初来日公演で、たった一回だけセットリストに入りました。聴けた人、羨ましい。
今じゃCDは勿論、ストリーミング配信でも気軽に楽しめる世の中なので、『China Girl』いつでも聴ける。
我々世代は70年代半ばから洋楽ロックを聴くようになる。リアルタイムでヒット曲を追いかけ、そのうち時代を遡ってみたくなる。その時に廃盤という事態にぶつかるのです。なのでこういった特集番組は有り難かった。探究心に溢れ、貪欲だった。それは今でも変わらない。
my note #162