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音楽体験(主にロック)〜音楽(ライヴなど)から受けた感動、自分が直接浴びたシーンのこと…

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音楽体験(主にロック)〜音楽(ライヴなど)から受けた感動、自分が直接浴びたシーンのこと〜を中心に綴っています。ライヴのチケット・ポスター、サインなど、現在保存しているものも紹介します。

最近の記事

『検証・80年代日本のロック』

音楽雑誌『ミュージック・ステディ」誌の編集長、小島智氏による、80年代の日本のロック・シーンを振り返った本です。まだ全部読んでませんが、リアルタイムで聴いたアーティスト、バンドが多く登場するので購入。 検証・80年代日本のロック 著者 小島 智 最初の感想。 「あ〜、80年代は、自分が好きで夢中になったバンド(アーティスト)と、そうじゃないのがはっきりしてたな」と。どんなに有名でビッグ・セールスを上げていても、関心が湧かないバンドはレコードも買わなかったしライヴにも行かな

    • ピンク・フロイドの『狂気』"Dark Side Of The Moon" をドルビー・アトモス(Dolby Atmos)で聴く

      Blu-ray Audio(ブルーレイ・オーディオ)のDolby Atmos(ドルビー・アトモス)音声で聴くシリーズの投稿を続けておりますが、今回は決定版とも言えるこちらです。  PINK FLOYD The Dark Side Of The Moon 邦題「狂気』 original released in 1973 中にはブックレットが入っており、様々なデータや当時の写真からなどが掲載されています。 ポストカードかな、これは。こんなオマケも封入されてます。 そして肝

      • 「解散バンド再結成リクエスト」(1980年 NHK FMサウンド・ストリート 渋谷陽一)

        前回の続きです。前回はこちら。 つまり、前回は1991年時点で解散していたバンドの再結成希望リクエストですが、今回は時代を遡り1980年版です。もはや44年前ですよ、皆さん(渋谷さんの口調で〕。 NHK FM 『サウンド・ストリート』 「解散バンド再結成希望リクエスト」 DJ 渋谷陽一 放送日 1980年(放送日不明〕 同録テープが残ってないので、順位だけサクッと紹介します。 第10位 YARDBIRDS 出た、いきなり渋谷陽一的順位です。 ヤードバーズの"For

        • "The Queen Is Dead" Deluxe Edition(3CD+DVD)/ THE SMITHS

          ザ・スミスは、ネオアコ系で一番好きなバンド。来日せずに解散したのが本当に悔しい。観たかった…。 "The Queen Is Dead" Deluxe Edition(3CD+DVD) THE SMITHS 2017年リリース CD3枚は、オリジナル・アルバムの最新リマスター、デモ・テイク&シングルB面、1986年8月ボストンでのライヴ。 DVDはアルバムのハイレゾ音源(96kHz/24bit PCM Stereo)とデレク・ジャーマンが監督したMV3曲。ともかくアルバ

        『検証・80年代日本のロック』

        • ピンク・フロイドの『狂気』"Dark Side Of The Moon" をドルビー・アトモス(Dolby Atmos)で聴く

        • 「解散バンド再結成リクエスト」(1980年 NHK FMサウンド・ストリート 渋谷陽一)

        • "The Queen Is Dead" Deluxe Edition(3CD+DVD)/ THE SMITHS

          秋桜の季節に響く"That's Life"

          僕の家は福岡市内とは言え、端っこの方なので自然に囲まれて暮らしている。初夏には蛍、秋は紅葉、冬は雪景色。梅、桜、向日葵、彼岸花といった季節の花も楽しめる。そして今は秋桜。 夜の秋桜も風情があっていい。 近くで有名なお店で買った、とりめし弁当を食べながらリラックスTIME。 昨年の10月に母が亡くなり、葬儀の翌日の日曜日に、寂しさと虚無感で、この満開の秋桜を眺めてたのを思い出した。母にとって良い人生だったと思いたい。そう言えば、今年の2月に父が旅立った時は梅の季節だった。

          秋桜の季節に響く"That's Life"

          渋谷陽一「再結成希望バンド リクエスト」(1991年NHK FM ミュージック・スクエア)

          NHK FM 『ミュージック・スクエア』 「再結成希望バンド リクエスト」 DJ 渋谷陽一 放送日 1991年4月29日 僕のnoteで高いビュー数を誇る渋谷陽一ネタです。1991年時点で、リスナーからの再結成を希望するバンドのリクエスト特集です。洋楽のみで、主要メンバーが存命かどうかは関係ありません。では第10位から紹介します。2024年の現在、再結成したかどうかも検証します。 第10位 THE DOORS オンエア "Love Her Madly" 再結成 ✖️ ジ

          渋谷陽一「再結成希望バンド リクエスト」(1991年NHK FM ミュージック・スクエア)

          『ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ』は傑作である

          この映画『ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ』はアメリカ・日本共に評判が悪く興行成績も振るわないそうだ。それで観るのをためらってる方も多そうだけど、僕は好きです。なのでnoteでもう一度取り上げます。観た方がいい(ほんの少しネタバレ有)。 続編ということで、前作のファンは、あの狂気に満ち溢れたジョーカーによって街を再び混乱に陥るストーリーを期待したのだろうか。それをまた描いても仕方ないしね。これは、ジョーカーがアーサー・フレックに還ってゆく物語。 そこにジョーカー信者のリー(レ

          『ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ』は傑作である

          チャーリー・ワッツへのインタビュー記事より

          チャーリー・ワッツのインタビュー自体少ないのですが、幾つか紹介します。 チャーリー・ワッツへのインタビュー〜その1 (ロッキング・オン1984年9月号〜元記事は海外)。 「スタジアムみたいな馬鹿でかい場所ではキースの音しか聞いてない」 〜ストーンズの曲で連想する事〜 サティスファクション  「ジャック・ニーチェがRCAスタジオの隅っこでタンバリン叩いてた」 ストリート・ファイティング・マン  「ミックとキースだね、あの曲は」 ロックス・オフ  「全部キースだ」 ビースト

          チャーリー・ワッツへのインタビュー記事より

          デヴィッド・ボウイの『ジギースターダスト』をBD(ドルビーアトモス Dolby Atmos)で聴く

          The Rise And Fall Of Ziggy Stardust And The Spiders From Mars DAVID BOWIE (Blu-ray Audio / includes Dolby Atmos and original stereo mix) ローリング・ストーンズの『ハックニー・ダイヤモンズ』に続き、ボウイの『ジギースターダスト』(正式タイトルは上記のように長い)をドルビーアトモスで聴くべく、BDを購入。これが某大手通販サイトで2千円台と

          デヴィッド・ボウイの『ジギースターダスト』をBD(ドルビーアトモス Dolby Atmos)で聴く

          オリオン座の季節

          10月から3月くらいまで、オリオン座を眺めるのが好きです。星座に詳しい訳ではありませんが、あの堂々とした形に安堵感を覚えます。 僕のnoteの投稿172本、総ビュー数約7万3千の内、一番ビュー数少ないのが『オリオン座ウォッチング』です。現在37。 普段、キースが怒ったとか、渋谷さんがサウンドストリートで何喋ったとか書いてる中では、オリオン座の需要は少なそうです。それでも、読んで頂いているのですから有難いです。 ここ数年は特に『星に願いを』な心境の夜が多かった。残念ながら

          オリオン座の季節

          『ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ』ガガ様ファン必見

          前作『ジョーカー』は衝撃的でしたし、何よりレディー・ガガ大好きなので早速観てきました。ネタバレしないように感想書きます。 映画『ジョーカー フォリ・ア・ドゥ』 主演 ホアキン・フェニックス、レディー・ガガ Dolby Cinema(ドルビーシネマ ) まず、映画公開前にレディー・ガガのアルバム『Harlequin』が先行リリースされました。 これは噂されてるガガのニュー・アルバムでもなく映画のサントラでもありません。全編ガガの歌なのですが、「companion albu

          『ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ』ガガ様ファン必見

          暴動クラブ

          VOODOO CLUB 暴動クラブ アーティスト写真をローリング・ストーンズの公式フォトグラファー、有賀幹夫さんが撮られているので、まず気になった。ロックのヤバさ、不良っぽさがぷんぷんする。アルバムにはルースターズの大江慎也さんが推薦コメントを書いてらっしゃる。 退屈なこの国にロックルロールが届く ブルーススプリングスティーンのライヴを観たジョン・ランドゥの有名なフレーズ「ロックンロールの未来を見た」を思い出した。思い切り音を浴びよう。Play it loudで。 ロ

          暴動クラブ

          ザ・ローリング・ストーンズ『ハックニー・ダイヤモンズ』CD+ブルーレイ ボックスセット

          ストーンズが昨年、久し振りにリリースした『ハックニー・ダイヤモンズ』。Apple Musicのドルビー・アトモス(Dolby Atmos)で聴いてましたが、配信なので音圧が弱い。それでこのボックスセットが安くなってたので買いました。 ザ・ローリング・ストーンズ 「ハックニー・ダイヤモンズ』 CD+ブルーレイ ボックスセット つまりアトモスをディスク・メディアで聴きたかったのです。これにはブルーレイ・ディスク(Blu-ray Audio)が付属されていて、アトモス音源が収録

          ザ・ローリング・ストーンズ『ハックニー・ダイヤモンズ』CD+ブルーレイ ボックスセット

          『アビイ・ロード』は当初A/B面が逆だった?

          ビートルズ研究家の野良さんという方が、Xで、『アビイ・ロード』はA面とB面が当初は逆だったことを示す資料をポスト。 これには本当にビックリした。ジョンの"Come Together"ではなく、ジョージの"Here Comes The Sun"から始まるオープニング。これはこれで爽やかでいいかも。例のメドレーはまだ"Her Magesty"はなく、"Golden Slumbers+Ending"となっている。"Carry That Weight"も"The End"もまだ出来

          『アビイ・ロード』は当初A/B面が逆だった?

          キャリー・マリガン主演『SHE SAID その名を暴け』『マッドバウンド 哀しき友情』

          キャリー・マリガンは好きな女優です。 何年か前の映画ではありますが、配信で2作観ました。テイストは異なります。 SHE SAID その名を暴け #MeToo運動が世界へ広がる大きなきっかけのひとつとなった、ニューヨーク・タイムズ紙による2017年の性暴力報道を描いてます。ハリウッドで大きな影響力を持っていた映画プロデューサー、ハーヴェイ・ワインスタインの何十年にもわたる性暴力事件を2人の女性記者が追いかける。キャリー・マリガンはそのうちの1人。かなり硬派な演技。「最後に

          キャリー・マリガン主演『SHE SAID その名を暴け』『マッドバウンド 哀しき友情』

          「ドキュメント72時間〜お盆の鳥取 海辺の墓地で」とクラプトンの新作から感じる "Everyday I Have The Blues"

          僕が子供の頃、お盆とお正月は両親の実家に帰省していた。家には立派な仏壇とお墓があった。代々、長男家族がその実家を継いでいた。だから大きな家だった。 両親はそれぞれ実家を出て、結婚と同時に福岡にやって来た。だから僕の家には仏壇も、近くにお墓もなかった。◯◯家、みたいなルーツを感じることが普段は少なかった。やがて両親の親が亡くなったくらいから次第に実家に帰らなくなった。お盆もお彼岸も、「先祖を敬う」というより、単なる休日になっていた。 今年は違った。家に仏壇を置き、初盆のお飾

          「ドキュメント72時間〜お盆の鳥取 海辺の墓地で」とクラプトンの新作から感じる "Everyday I Have The Blues"