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さすらって、さまよって、はみだして。 アートディレクター・岡本氏がSTRAYTにジョインした理由。

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 空間・プロダクト・グラフィック・ウェブを主軸とし、企業のあらゆるブランディングをサポートしているデザインスタジオSTRAYT(ストレイト)
 セレクトショップのインテリアデザインからジュエリーブランドのVI(ビジュアル・アイデンティティ)設計など、幅広い分野における「ブランディング」を手がけている。

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2020年秋冬シーズンよりスタートするジュエリーブランド 『ANON』
ロゴ、商品企画、ビジュアルなど、トータルでのブランディングを担当。
https://www.strayt.co.jp/branding/anon/

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アッシュ・ペー・フランス株式会社が展開する『CINEMA H.P.FRANCE』
JR京都伊勢丹店の設計・デザインを担当。
https://www.strayt.co.jp/interior-design/cinema-h-p-france-jr-kyoto-isetan/


 『STRAYT』のアートディレクターを務めるのは、岡本 昌太(通称:太郎)氏。広告制作会社におけるグラフィックデザイナーの経験を経て、京都での古着屋開業、アパレル企業のクリエイティブディレクターとしての経験など、多彩な経歴を持っている。
 現在は、会社が手がける事業のアートディレクションをすべて担う岡本氏。ここでは、そんな彼が『STRAYT』にジョインした理由を伺った。

“同じニオイ” がした、という大きな理由

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株式会社ストレイト アートディレクター 岡本氏

ー今日はよろしくお願いします!

岡本:居酒屋でお酒飲みながらインタビュー受けたこと、これまで一度も無いです。大丈夫かな(笑)。よろしくお願いします!

ーお酒は結構飲まれますか?

岡本:そうですね。かなり好きで、よく飲みます。ただ、お酒自体もそうですが、お酒を飲む「場」が好きなんだと思うんです。STRAYTの代表・遠藤と初めて会ったのも、飲み会の場だったし。

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株式会社ストレイト 代表取締役 遠藤氏

遠藤:そうだったね。僕が知り合いを集めて、みんなでお酒を飲んだ日。おでんを作って、みんなで食べながらね。懐かしいな。

岡本:そうそう。ちょっと言葉は悪いんだけど、遠藤、主催のくせにすっごい暇そうな顔してた(笑)。みんな仕事の話ばっかりしてたよね?

遠藤:仕事の話、めちゃくちゃ多かったよね(笑)。ちょっと疲れちゃってたのは事実。昔関わった仕事とか、所属の会社とか、そういうのについて話すのは正直ちょっと嫌だったんだよな。お酒の場で。

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岡本:うんうん。俺もまったく同じ気持ちだった。さっきも話したように、やっぱり「場」が大切だなぁと思ってる。それに、「人」もそうなんだよな。同じ気持ちを持った人と一緒にお酒を飲みたい、そんな人と共に仕事をしたい、という気持ちが大きい。“同じニオイ” みたいな感じだよね。

遠藤:たしかに。あのイベントですごく気が合って、結果、次の日に新宿・ゴールデン街へ行ったんだよね。二人で。

岡本:行った行った。二人してベロベロになるまでお酒飲んだよね(笑)。でも、あのイベントがなかったら、きっと遠藤とは出会ってなかっただろうな。そう思うと、かなり面白いよなぁ。

“きっと「凸凹(でこぼこ)」なんだろうな、と思う”

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岡本:僕たち、きっと「凸凹(でこぼこ)」なんだろうな、と思うんですよね。

ーでこぼこ、ですか………?

岡本:僕はアートディレクターとして、ロゴのデザインやコンセプトデザインをしていて。クリエイティブのクオリティを担っている、というか。一方で、遠藤は、お客さまから仕事を任せてもらう “きっかけ” を作っているんです。お客さまと積極的にコミュニケーションを取って、好きになってもらって、お仕事を発注していただく。

遠藤:うーん、うんうん。デザイン領域と、コミュニケーション領域というか。

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岡本:そうそう。お互い、それぞれの仕事について干渉しないような、良いすみ分けができているような気がするんだよな。あんまり褒めるとすぐ調子に乗るから、良いことばっかり言いたくないけど(笑)。

遠藤:なんだよそれ、もっと褒めてくれよ(笑)。

ーこうしてお話を聞いていても、すごく感じます。お互いに愛情があって、リスペクトがあって。先ほどの “同じニオイ” にも通ずると思うのですが、きっと、“根っこ” が同じですよね。

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岡本:ちょっと関係ないかもしれないけど、二人とも1988年生まれだったり。

遠藤:僕が1月1日、年の初め。太郎(岡本氏の通称)は12月31日、年の終わり。だから、まるっと一年違うんだね。

岡本:始まりと終わり。ほんと、まさに “凸凹(でこぼこ)” だよな〜。

「真っ直ぐ」じゃない、“STRAYT(ストレイト)” を

ーそもそも、会社名の『STRAYT(ストレイト)』ってどういう意味なんですか?

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岡本:会社の名前は、僕が考えました。代表の遠藤は、下の名前が「直人」で。「直」の字は「真っ直ぐ」という意味があって。じゃあストレートだ、って。でも、もちろんそんな単純な意味合いだけじゃなく。

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岡本:「真っ直ぐ」の意味のストレートは、“STRAIGHT” と書くんですよね。でも、僕らの会社は “STRAYT”。スペルが違うんです。これは、「さすらう」や「はみ出す」、「野良」といった意味の言葉である “STRAY” から取りました。
 一本の筋は通っているけど、ちょっとだけはみ出すような仕事をしたいな、と思っていて。一筋縄ではいかない、というか。まず何より先に、遠藤の性格がひねくれていて “野良” っぽいなというのもあるんですけど。

遠藤:急に悪口言わないでよ(笑)。

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岡本:でも、ほんとほんと。遠藤は当初、モノクロで洗練されたような雰囲気を考えていたみたいで。いやいや遠藤の性格とはまったく違うだろ、って。みんなと一緒のことをやっても面白くないだろ、って。

遠藤:たしかに、「ハングリー精神」じゃないけど、“STRAY” が持つ「野良」の意味については、仕事においても強く意識してるかな。そういう人と一緒に仕事をしたいなぁという気持ちがあるし、自分もそうありたいとは思ってる。真っ直ぐじゃない。泥臭いこともどんどんやる。格好付けすぎず。

岡本:そういう意味でも、きっと遠藤と僕は、同じ気持ちを持っているんだろうなと思います。だから、一緒に気持ち良く仕事ができるんだろうなぁと。
 互いに影響し合う部分もあるし、時にはぶつかったりもするけど、『STRAYT』にジョインして良かったなぁとは強く思いますね。これからも、良い意味で “はみだして” いきたいです。

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STRAYT INC.
Shota Okamoto "Taro":https://tarrows.tokyo
Writing, Photo:Nozomu Miura


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