17課メモ 「~ないでください」『みんなの日本語』
文型1.「~ないでください」 について、メモ書きをしておきます。
1.場面導入
T:フンさん、見てください。ホンさんとフエさんがベトナム語で話していますよ。ベトナム語で・・・今、日本語を勉強していますよ。
フン:あ!ホンさん、ベトナム語で話しません。ダメですよ。日本語で!
T:フンさん、日本語で話してください。ベトナム語で話さないでください。どうぞ。
フン:ホンさん、ベトナム語で話さないでください。日本語で話してください。
ホン:はい。わかりました。でも、私じゃありません。フエさんが話しましたから、私もベトナム語で話しました。
T:じゃあ、ホンさん、フエさんに言ってください。
ホン:フエさん、ベトナム語で話さないでください。
フエ:はい、わかりました。でも、リさんは中国語で話しています。
T:じゃあ、リさんにも言ってください。
フエ:リさん、中国語で話さないでください。
リ:わかりました。日本語で話しましょう。
今日の授業のやりとり、そのままです。この後、「話さないでください」と板書し、ない形の説明をして、練習。文型・例文・練習A・練習B-1.2・練習C-1の例文のほとんどを『絵で導入』と『できる日本語』のイラストで用意できたので、それを見ながら練習しました。練習Cは『絵で導入』のイラストも加えると「ビールを飲んでもいいですか」「いいえ、ビールを飲まないでください。」「ポテトは?」「ポテトは食べないでください。野菜をたくさんたべてください」のように会話が広がりました。
2.会話練習
「心配しないでください」は、ネットで「励ます」というキーワードで選んだイラストを使いました。
A:大丈夫ですか?
B:大丈夫じゃありません。お金がありません。でも、お腹がすきました。
A:そうですか。。。
B:お金を貸してください。
A:ええっ⁈ええっと、ええっと・・・あ!心配しないでください。Cさんはお金があります。
A:そうですか!じゃあ、3人で、レストランへ行きましょう!
という会話に広げてくれました。ここまで期待はしていなかったんですが、話続けるので聞いていたら、こうなりました。このあたりは、学生のノリに助けられます。
今日は、誰かが母国語を口にするたびに「〇〇語で話さないでください」というのが流行りました。
3.練習Bー1
絵が15課の「~てはいけません」と同じ絵で、同じ意味だと思ってはいけないので、口頭練習でのキューとしては使わず、教科書を広げて考える「問題」として扱い、さらっと流しました。
~note内リンク~