オーガニックでは要注意な作物もある
久しぶりの投稿になります。
11月末になりますが、九州は暖かい日が続いています。
近年、オーガニックや有機栽培などの作物、食品が流行っており、企業のマーケティングにも多く利用されていると思います。
僕自身も身体に取り入れるものはこだわりたい派なので、オーガニック食品・サプリメントなどは摂るようにしていますが、麦については注意が必要です。
麦は栽培時、フザリウム属菌による「赤かび病」に侵されやすく、この菌がデオキシニバレノールやニバレノールを作り、麦を汚染します。これらが大量に付いた麦類を食べると嘔吐や下痢などを発症します。1950年前後には多数の食中毒報告がありました。
赤かび病の原因となるフザリウム属のかびは自然界にいるので、DON汚染はゼロにすることは難しいです。
そこで重要なのが、赤かび病が発病しやすい時期に農薬を散布することです。かびの増殖が一気に増えるその時期に化学合成農薬でしっかりと抑え込むと、かび毒が減ることが確かめられています。
作物の特性によってどうしても農薬使用が必要な場合があったりするので、バックグラウンドを理解した上で食べ物を選んでいきたいですね。
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