”これ(=出家遁世)はむしろそこそこの金持ちや権力者にしかできないことだった。人は霞を食っては生きられない。清貧だって飯は食う。働かずとも食うに困らないからこそ、隠居できるのである。西行法師は遁世して家を捨てたが、所領の一部は握ったままだった。”長山靖生『貧乏するにもほどがある』

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