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フリーランス2年生の私が、心地よく健やかに働くために大切にする4つのこと。

2月に表参道ヒルズでの写真展が終わって2ヶ月。あんまり公にしたくないのですが、絶不調でした。仕事は順調極まりないのですが、自分の心が。

不調の理由と解決方法をようやく見つけたので、少し記事にしてみることにしました。きっと今、フリーランスとして働く人や、フリーランスに興味がある人、そして働くということ自体に興味のある人の参考になるかも…と感じたので赤裸々に書いてみます。

先に簡単に私の自己紹介をすると、フリーランスのフォトグラファー/ライターとして2017年1月に独立し、主に雑誌・WEB媒体で女優さん・モデルさんの撮影・インタビューをしたり、お店やファッションブランド、地方自治体から依頼を受けて撮影したりしています。清澄白河というカフェやアートで人気の町に住んでいます。
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今回、不調に陥った理由は4つ。1つ目は仕事相手と心地良いコミュニケーションを取れていない時があったこと。2つ目はチームで仕事をする機会が少ないこと。3つ目は仕事ばかりしていて、息抜きが全く出来ていなかったこと。4つ目は運動不足。

1.仕事相手との円滑なコミュニケーションが大事。

すごく有り難いことに、毎月新しいクライアントさんと仕事する機会に恵まれています。仕事は楽しい。最高。でも想像していたような充実感を得られていない場合があることも…。そこで気付きました。私にとっては仕事内容も大事だけど、仕事相手(クライアントさんやADさん、編集者さん)と円滑に綿密にコミュニケーションを取れているかどうか、がとても重要なのだと。

例えば、今一番時間をかけて取り組んでいるお仕事に富士フイルムさんのWEBマガジン「写真と、ちょっといい暮らし」の著名人インタビュー&撮影というものがあります。この仕事がすごく楽しい。それはなぜか…。仕事を依頼してくれる編集者さんと円滑にコミュニケーションが取れており、目指す記事の方向性が明確であることが挙げられます。そして不明点があればすぐに解消し合える関係性。

反面、今までお受けした仕事の中にはそうでないものもありました。言語化するのがすごく難しいけれど、打ち合わせが表面的だったり、忙しいことを言い訳に無理難題を言ってきたり、お金の話を全然してくれなかったり。そうするとやっぱり続けられない。私は人と分かり合えていない状況や、ないがしろにされている状況がとてもストレスなのだと気付きました。

※こうやって書くとすごく偉そうなのですが…もちろん私の力不足な部分もあって、うまくコミュニケーションを取れていない部分もあると自覚しています。

じゃあどうすれば仕事相手の皆さんと円滑にコミュニケーションを取れるのか。これから模索していきたいと思いますが、
・直接会って打ち合わせをすること(みんな忙しいからなかなか難しいけれど、やっぱり会うってすごく大切だと思っています)
・意見を言い合える環境、関係性を作ること(例えばランチを一緒に食べに行く、飲みに行ってざっくばらんに話すなど)
が大事かなと思っています。あと予算の話を明確にしないクライアントさんとは大抵うまく仕事ができないので、ゆるっとフェードアウトする。笑 

でも円滑なコミュニケーションが難しいとしてもやりたい仕事もあって(それが割り切れていない所)、そこは自分からどんどんコミュニケーションしたり、仕事として割り切ったり…かなぁ。

2.チームで仕事をする機会を増やしたい。

本当に皮肉なもんだな〜と思います。人間関係の煩わしさから離れたくてフリーランスになった部分もあるのに、チームで仕事したいって思うなんて。笑

私は色んな所で「雑誌・書籍の撮影・インタビュー仕事がしたい」と口にしています。それは元々雑誌編集者であったということや本を読むことが大好きというバックボーンにもとづいていると思っていたのですが、それだけではないということに気づきはじめました。私、チームで仕事をしたい。WEB媒体だとカメラマン・編集者さん・取材対象者みたいなコンパクトなチーム感で仕事をすることが多いですが、雑誌・書籍はもう少し大所帯。例えば以前、雑誌『LaLa Begin』さんの記事を制作した時は、モデル・ヘアメイク・スタイリスト・編集者・ロケバス・私(フォトグラファー/ライター)・アシスタントというチームで一日仕事をしました。みんなでいいものを作り上げる過程がすごく楽しかった。よくよく考えてみれば、私は元々チームで何かをするのが好き。中学生の時の部活も団体戦好きだったし、高校・大学と続けていたマンドリンオーケストラなんてまさにそう。しかも指揮者としてチームをまとめていたし。だからそれぞれの良さを発揮し、いいものを作り上げていく仕事がそもそも好きだし、得意だし、やりたい。

今、チームで仕事を出来ているのか?チームで仕事をするために努力しているのか?その答えは否、です。最近は新しく誰かに会うということをしていなかったし、チームを作るというよりは自分が突き進んでついてきてもらう、みたいなスタンスを取っていた時も…。家で仕事をすることも多いので一日誰にも会わない日があったりもする…。だからこれからは以下のことに気をつけてみようと思います。
・家で仕事をするのは楽。でもそれが続くと視野が狭くなって知らず知らずの内に苦しくなる。人と会うのは億劫なときもあるけれど、会いたい人には会う。
・せっかく清澄白河という街に住んでいて、知り合いも増えてきているのだから、清澄白河のカフェやスペースで仕事をする日を少し増やす。

3.仕事ばかりでなく、息抜きもしていこう。

フリーランスになって1年と少し。毎日仕事が楽しい。楽しいから仕事する…という風に気付けば仕事中毒になっていたなと思います。場所時間問わずどこでも仕事できるし、ふらっと立ち寄ったお店から撮影の仕事を受けることもあるし、清澄白河に住んでいて生活をしているけどそこから生まれるご縁もあるからなかなか気を抜けなくて、常にオンとオフの境界線が曖昧でした。

それはそれで楽しかった。オンとオフの境界線が曖昧なことがカッコ良いことだと思っていた。

でも1年続いて私は疲れちゃったみたいです。ここ1-2ヶ月は外から評価される自分や仕事の大きさと反比例するように、人生が楽しくなかった。インタビューしていただいた記事が公開される→反響がある、著名人を撮った記事が公開される→反響がある、写真を撮った女の子に感謝される、そのどれもがうれしくて幸せなことなのに、当の私は深く沈んでいてギャップを抱えていました。もっと活躍している人をわざわざSNSで探して比較して落ち込んで、自分のなりたい姿に届いてなくて落ち込んで。心の自傷行為。笑

それは息抜きがうまくできていなかったからだと気付きました。ずーっと仕事している内に徐々に素の自分をおざなりにして、すごく狭い世界に自分を閉じ込めていた気がします。私がいる業界や町も世界のほんの一部分でしかないのに、それが「全て」みたいに思って、苦しんで。

私が充実していないと、いいものは産み出せない。
私が充実していないと、いい写真は撮れない。
私が充実していないと、いい記事は書けない。
充実するためには、仕事から完全に離れる時間が必要。

自分が置かれている環境が恵まれていないとしてその状況をバネにいい仕事をする方もたくさんいると思いますが、私はそうじゃない。だから、仕事以外の楽しみ、息抜きを大事にしようと思っています。例えば
・仕事とは何も関係ないことで夢中になれることを見つける(例)音楽、アイドル
・FacebookやInstagramから仕事をいただくことも多いから私にとってはSNSも仕事。休みの日はSNSを見る回数を減らす。
・フリーランスとして働く上での悩みを打ち明けられる人を探す。これ超重要。

4.運動して心も体も健康に。

仕事が忙しくなると、一番におろそかになるのが運動。二番目が食生活。どう考えてもSNSをだらだら見て凹んでいる暇があったら運動できるのに、億劫で運動しなくなる。家で仕事していると通勤がないので、全然歩かない日も…。でも体を動かさないと体の中にモヤモヤが溜まりますね!単純に太りますね!太った自分を見て凹みますね!そう負のスパイラル!

無理矢理にでも運動する習慣をつけたいと思います。これはまだ全然習慣化できていないけれど、
・運動の種類を決めずに1日30分は動くと決める。ウォーキングでもランニングでもストレッチでもプールでも何でもOK。
・夜運動しようと思っても疲れていてなかなか動けない。朝に運動する時間を作る。

ふう…。書き切った。

今回4つの問題点を明らかにして気づいたのは「仕事する上でもっといい方法はないか、考える」客観的な視点を持つことの大切さです。今まで、仕事ばかりしていることは良いことだと思っていたし、一人で仕事をすることも心地よいと思っていた。でも実際は徐々に状況が変わって、苦しくなっていました。一人で仕事しているとなかなか難しいけれど「これって私は本当に幸せ?」「この仕事は本当にやりたいこと?」と第三者の視点を持って自問自答していきたい。できれば二人三脚で仕事ができるマネージャーさんが欲しいな〜!

この記事を読んで下さった皆さん。「私、今、本当に心地よく朗らかに仕事できているかな?」って自分に問いかけてもらえると嬉しいです。できれば30分でも1時間でも良いから時間を取ってゆっくり考えられるような場所に行って(個人的におすすめなのは緑や水など自然の多い場所か静かなカフェ)。もしかすると最近感じているモヤモヤの原因を見つけられて、より楽しく仕事できるきっかけになるかも…。

私を含め、もっともっと心地よく楽しく健やかに仕事ができる人が増えますように◎


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