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夫として父として、育休を5ヶ月取ろうと決めたわけ

本記事はフォトグラファー/ライター忠地七緒の夫が5ヶ月育休を取った体験談を”夫目線”でお届けしています。執筆に至った経緯はこちらから。

あけましておめでとうございます。我が子の成長を見守りつつ、記事をアップしていこうと思いますので、今年もどうぞよろしくお願いします。

前回の記事では、自己紹介とこのnoteを書く理由について簡単に書きました。今回の記事では「なぜ育休を5ヶ月取ろうと決めたのか」について書こうと思います。

育休取得のスタートライン

そもそも、我々夫婦はもともとあまり「子どもが欲しい」という考えは持っていない夫婦でした。(それがなぜ変わったのかは今後書く予定です)

そこから「授かるかは分からないけど、子どもが居る人生も良いかもね」となった時から「二人の子どもだから二人で育てたい」という基本方針が一致していました。

夫婦でこの基本方針を最初から合意出来たことが「夫、そして父親の育休取得」に向けて動き始めたスタートラインだったと思います。

「妻と子ども」について考えた結果、長く育休を取ることに決めた

もともと『育休を取って欲しい』という妻の希望があったのと、「妻と子ども」について自分が考えた内容(以下の1〜3)を踏まえた結果、長めに育休を取ることに決めました。

1)妻の産後の心身について
色々な本やWebで産前・産後の妻の身体の状態を学ぶことで、相当なダメージを負うことや、妊娠中と同じくらい(又はそれ以上)に精神的にも不安定になるということを知りました。

例えば、子どもを産んだ後のお腹の中は交通事故レベルのでっかい傷が有ってそれが少しずつ治っていくこと。

例えば、ホルモンバランスの変化により精神状態が不安定になることでマタニティブルーや産後うつの原因になること。

そんなことを知っていく内に『これは自分が家事や育児で出来ることを全てやって、妻は育児と心身を回復させることに注力して欲しい』という思いが強くなりました。

ちなみに、この方の動画はとても勉強になりました。奥様のご出産を控えている男性にも、ぜひ観て欲しいです(笑)

2)妻のキャリアについて
妻の職業は、フリーランスのフォトグラファー/ライターです。自分のような企業に勤めている訳ではないので、制度としての産休・育休がそもそもありません。

長く休んでしまうと、それだけ仕事が減ってしまう可能性が高いだろうな、というのは企業に勤めている自分でも分かります。

また、妊娠期間中も無理が出来ないので、仕事もセーブせざるを得ない(=断る仕事もある)、ということを妻から聞いていました。

その為、自分が育休を取って育児や家事に専念することで、妻がいち早くキャリア復帰可能な環境を整えたい、と考えました。

3)子どもの成長について
よく耳にするのが、「新生児〜乳児くらいの子どもは短期間でとても成長する」ということです。自分にとって初めて授かる子どもなので、『自分の子どもがどう成長していくのかを、変化が特に大きい時期こそ見守りたい』という思いもありました。

また、育休シミュレーターという、育休取得時の「育児休業給付金がどれだけもらえるか」と「子どもと過ごせる時間がどれだけ増えるか」を簡単にシミュレーションしてくれるWebサイトがあります。

育児休職することで会社からの給与はストップするので、育児休業給付金がどれだけもらえるかというのも勿論大事なのですが、それ以上に自分は後者の「どれだけ子どもと一緒に過ごす時間が増やせるか」の結果がとても心に刺さったので、これも育休を取得する上での大きなモチベーションの一つになりました。

(下記の画像は、育休シミュレーター上で、「5ヶ月」育休を取った場合に子供と過ごす時間がどれだけ増えるかを試算した結果です)

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「自分の仕事」も考えた結果、5ヶ月取ることに決めた

これまで述べてきたことを踏まえて、じゃあどれ位育休を取れば良いか?ということを決める上で最後に考慮したのが「自分の仕事」です。

一番最初の頃、自分としては「2ヶ月くらい取得するのが妥当かなぁ」ということを考えていました。一般的に産後の女性の身体が回復するのに最低1〜2ヶ月は必要、ということを考慮してです。

しかし、それを話した妻の反応は「え、それじゃ短くない?貴重な経験だし、どうせならもっと取ろうよ!半年とか!!」でした。「マジかぁ…これで短いかぁ…」と思いもしましたが(笑)、Web上にある長く育休を取った男性の経験談を読んでみたり、前述の育休シミュレーターを使ってみたりして、確かにもっと長く取りたいと思うようになりました。

自分の職業はITコンサルタントなので、常に仕事があるというわけではなく、お客様に提案したり営業組織からの案件紹介があって初めてプロジェクトがスタートします。

そういう働き方を踏まえ『2022年4月から、何かしらのプロジェクトに参画出来る状態を目指すので、育休復帰から2ヶ月くらい準備期間を設けたい』という結論になりました。

8月末に子供が生まれるので、9月〜1月末の5ヶ月間育休を取る!これが我が家の基本方針となったのです。

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次はこの育休取得方針を上司や同僚に伝えて、実際に取得する動きをした訳ですが、長くなってきたので次回以降にまた書きたいと思います!

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