見出し画像

子どもを持たない人生が良いと思っていた

この度、子どもを授かりました。予定日は夏の終わり頃です(ご報告記事はこちら)。

noteではフリーランス5年生の私が、妊娠・出産・育児を通して感じることを綴っていこうと思います。楽しいお話、葛藤、不安などまぜこぜでありのままを楽しんでいただけるとうれしいです。

子どもを持たない人生が良いと思っていた

さて、本題です。学生の頃から「子どものいない人生が良いかな〜」と思っていた私。結婚はしたいと思っていたけど、子どもを産むことに関しては全くリアリティがありませんでした。27歳で結婚し、6年間は夫婦ふたりの自由気ままな生活を満喫。

「子どもを欲しいと思わない自分は何か欠けているのかな?」

と思うこともありましたが、夫婦ふたりが気楽だったし、自分以外の人にパワーを使う気になれなかった。自己中極まりないのですが、素直な気持ちです。自分の人生を楽しく生きるのが何よりも優先事項でした。

親族からの緩やかな「子どもまだなの?」プレッシャーもありましたが、口うるさく言われることはなかったし、一度「私たちは私たちの人生設計を私たちできちんと考えています」と伝えたら、それきり何も言われなくなりました(あたたかく見守ってくれた親族にはとても感謝しています)。

30歳という年齢を超えて

でも30歳を超えた頃「子どもどうしよう?」とふんわり思い始めました。その頃は「欲しい」と思っておらず「どうしようかな?」レベル。それは年齢的なリミットが近づいてきたのが大きいかもしれません。

今の時代、出産年齢は上がっているように感じますが、35歳、40歳あたりが一つのラインだろうということは、なんとなく分かっていました。いつか「産みたい」と思った時に、年齢が理由で産めないとしたら後悔するだろうか。後悔する人生は送りたくない。だけど子どもを持つことにどうしても前向きになれない。

そんな時『私、子ども欲しいかもしれない。(犬山紙子著)』を読んでみました。この本を読んで「産んでも産まなくてもどちらの人生もありだ。自分が選んだ人生を肯定しよう」という気持ちになれた気がします。

最後の決め手は、小さな好奇心

とはいえ、仕事もプライベートもとても充実しており、そこから数年は子どもを持つということを現実的に捉えない日々が続きました。夫婦の関係性が難しかった時期もあり「子ども、っていうかまずは二人の関係性を…!」という気持ちが強かったです。

そして33歳。相変わらず子どもを欲しいとは思っていなかったけれど、数年前とは気持ちが少し変化してきたのです。

以前お家に遊びに行ったご家族の雰囲気がとても素敵で「あんな家族だったら私もなってみたい」と思ったこと。

夫とうさぎを育てる中で、二人で子どもを育てるイメージがおぼろげながら湧いたこと。

年齢を重ねるにつれ、仕事で子どもがいる人を撮影したり、インタビューする機会が格段に増え「もし私も機会があるのであれば体験し、より実感を持って仕事に取り組みたい」という気持ちが強くなったこと。

最終的には小さな好奇心が背中を押してくれた気がします。

頭で考えても、夫婦で話し合っても、どうにもこうにも漠然としていて分からない。とりあえず挑戦してみようか、だめならそれはそれでいい。「起きることすべてに意味があるから、授かっても授からなくても受け入れよう」と気持ちを固めたら、ふわりと授かりました。

どちらを選んでも、どちらも正解

本音を書くと、今も「子どもがいない人生も良いなあ」って思っています。すごくいい、最高だ。妊娠が喜ばしいというのは分かるけれど、じゃあ仕事はどうなるんだろう。フリーランスに制度として産休・育休はないよなあ。都内の保活って(白目)。不安の方が大きいです。

だけどそのすべてを受け止めて、糧にして進んでいくしかないんだろうな。というか子どもがいてもいなくても。結婚していてもしていなくても。どんな人生を歩もうとも、選び取った方を楽しんでいくしかないんだろうなあ。楽しんだ方がきっと満足度は高いから。

もちろん子どもがいる人生、楽しみ!っていう気持ちもあります。というか最近、体調が安定してきたので、ようやくそう思える余裕が出てきたというのが正しいかもしれません。

そんな感じで、これからは妊娠・出産・育児にまつわるありのままのことを、割とフラットな温度感でゆるゆる書き綴っていこうと思います。

HP:https://naotadachi.com/
Instagram:@naotadachi

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?