イカから大都会リマへ

ナスカ→イカ(2時間半ほど)のバス旅

リマへのバスへの乗り継ぎの為に
数十分だけ滞在したイカ

かわいい名前じゃ

これまた雰囲気が違う。
トゥクトゥク的な乗り物が多い・・

心なしか少し人が、他の町に比べて
aggressiveな感じがした。

これ、テレビの有名なキャラらしい。
夫はこれを見つけて軽く興奮していた。
皆さんご存じですか。

バス停周りの客引きも
強引さが少し違った。(気がした)

砂漠が人をそうさせるのだろうか。

Santuario del Señor de Lurenという教会
砂色でいいね
Causa Rellena
ハンバーガーっぽいもの

屋台でこの他にもパンやら
あれやこれや買ったが
これらの「どれか」に恐らくあたってしまい、
この後下痢が3週間ほど続く。。かなし~

久々の都会、リマ


イカ→リマ、5時間半ほどのバス旅を無事終え、
22:20頃、リマに到着。

これ以降、南米で長距離バスに乗る予定はひとまずないので、
とりあえずは最後のバス。

もう、バス疲れたな!
色んなバスに乗って経験値増えたなぁ、と
お互いの健闘を称えた。

リマは都会だ~、
と久しぶりの近代的景色を眺めながら
タクシーでAirbnbのアパートへ
(10分ほど走ったかな。18ソレス)

内装も上品で、アットホーム

オーナーカップルがお洒落&良い人で
秒でこのアパートが好きになる。

Cusquenaビールもいただきました

別の部屋に
スペインからペルー訪問中の母娘もいたのでご挨拶。

犬もおるやん

お母さまは日本、ペルーの血も入っているらしく
日本の話でも盛り上がる。

リマで迎える朝

みんなで朝ごはんしてから
街へ出ることに。

Mirafloresという地区まで
車で送ってくれたオーナー。
途中のビーチで
入水するオーナー

「泳ぐ?」

とオーナーが聞いてくるので

一応冬やし・・寒いから見るだけでええわ~ん
とひよっていると

「じゃ私入るわ」と
秒で服脱いで海に還っていった。

その生き様、priceless…(愛)

Mirafloresにあるショッピングモール

ここらへんはリマでも裕福なエリアだそう。

ハーゲンダッツの店舗だってあるじゃーん

この辺からParque de Amor付近まで歩いたり

愛の公園
メッセージ性がストレートで情熱的だ・・
2つ目の公園。
この通り、公園には事欠かない。

ちなみにAntonio Raimondiさんは
イタリア出身→ペルーに移民した
有名な地理学者・科学者なんだそう。

シックな灯台だ
曇ってます
続いてチャイニーズガーデン
沖縄のシーサー思い出すぅ
すぐ後ろは海岸・・
こういう立地のチャイニーズガーデンは初めて見た
久しぶり、パンダ

ここからゆっくりアパートに向かって歩きます。

あれタイヤパンクしてね?
・・・!
2,3台続けてパンクしてやがる
おっちゃんがピン刺して
パンク「させてる」?!

1.邪魔な位置に駐車していたので腹いせに
2.車の部品盗難目的

これは通報すべき案件だったのか・・気になる。

南米あるあるなのだろうか。。

このアパートでは
オーナーが常に「食べなよ」、と
食べ物を恵んでくれたり、
私たちを気にかけてくれていた

Parque de Agua

夜はみんなでParque de Aguaへ。

ローカルは4分の1かなにか
とりあえず外国人観光客に比べて
かなり安い値段で入れるらしく

ペルー人オーナーが窓口で

「私たち家族よ~!まとめてチケット買うわ、5人分!」と
手配してくれた。

遠めでも分かるくらい
血のつながり無さそう
でも心は一つ(?)

遠くで写真を撮っている演技などしてバレずに(?)
通してもらった。

窓口でうまくやってくれているオーナー
わー
おらのカメラじゃ捉えきれねぇ~
高校生のようなポーズをとってみる
後ろで噴き出ております
ランダムに地上の穴から
噴水出てくる
遊び心に溢れたゾーン
ペルーの歴史が
水に映し出されるショー。
リマさいこー
これと写真を撮りたくて
みんな順番待ちしている
オーナーはほぼ毎週ここに来てるらしい。
うらやましい散歩コースだ
ずっ友
みんなでびっしょりになって童心で遊んだ。
リマでの時間が
一番たのしかった
どの写真を見返しても
甘い気持ちになる
公園を出たところに
レストランが並ぶ

リマ3日目

シリアルを食べてラバンダリアへ。
チャリに乗ってセンターに行った

道中の景色
クラクションは鳴りやまない
着いたと思ったら
デモ中で警官居て区画されている

チュロス食べながら引き返しました。

もう長旅の疲れで
顔がぼろぼろ。

家に帰ってみんなで晩ご飯

大人5人で
キッチンでわちゃわちゃ
チーズを揚げたおつまみなど

そういえば、もう1つの部屋に泊まっていた
スペインママが現地から持ってきてくれていた
チーズを毎日食卓に並んでいて
それはそれは美味しかった。

Marineraという伝統舞踊

このあとみんなでサルサやクンビア踊ったり楽しかった。

リマを出る日。

この日は洗濯物をピックアップしたり

おみやげ買いに行ったり
(確かGran Mercado Artesanal, Tesoros del Inca というところ)

スーパー行ったり

Centro Cultural Peruano Japonés
という日系移民文化センターのようなところに
立ち寄ったり。

各県で県人会が作られている・・
すごいコミュニティだ
七夕~
スペイン語や日本語で
書かれている短冊えもい

そして
18:30頃、お世話になった宿を出て、
リマ空港へ出発

飛行機乗り過ごし

リマ空港に着いたけど、
まだ20:00だ~早すぎたね~。
フライトは00:20分発だもんね、と
この時はまだ呑気に主人と笑いながら話していた。

航空会社からのメールをチェックする。

離陸予定:7日 00:20
7日 00:20…

ん?

今は7日の20:00…。

7日の00:20=7日という日を過ごした後の真夜中、と
なぜか勝手に誤換算されていたが
7日になった瞬間ということは
前日6日の22:00頃にチェックインしていなければならなかった。

我々24時間遅刻絶体絶命?

あれやばくね?

と夫の顔を覗き込むと

彼の血の気が引いている、スマホを持つ手が震えている。

おわった。
チェックインするべきなの24時間前やん、
1日間違えた・・・

(*‘∀‘)

ほぼ、いや、完全にパニックだったので
そこらへんにいる
空港係員にスマホの画面を見てもらい、
確認してもらう。

「これって・・やっぱそういうことですよね・・
私たち夫婦が間違えたってことなんですよね・・」という
私たちおバカさんですよね確認をしてみると

「そうだね、このフライトもう20時間前に
離陸してるね。(・へ・)」

とおバカさん認定をしっかりしてくれた。

状況や日が違えば全く反応が違ったのかもしれないのだが
この頃我々は「節約・お金」というキーワードで
結構揉めているセンシティブな時期だった。

かつかつの予算で航空券買ったのに
それを無駄にしてしまったってこと?!

混乱する頭をなだめて
適当なところに腰掛け(もう二本足で立てない)、
それぞれスマホに向き合う。

自分:他の方法で、この日の行き先であったサンパウロに
   安く行ける方法があるかを調べる。

   バス・・乗り継ぎを重ねると
   アリなのかもしれない(?)と
   まずは距離を見る為にGoogle mapをチェック。
   ノンストップで車で行った場合でも64時間
   4,462km。

   なんと日本からだとタイに行ける、
   もしくはシンガポールに届かないくらいの距離。

   この頃には長距離バスには
   ただでさえ苦手意識を抱いていた私たち、心が拒否している。

   バスは借金してでも避けたい選択肢。

   飛行機・・今日明日の格安航空券は、
   ザッと確認しても
   最低1人USD320ほどはする。
   
   リマにて延泊・・この場合宿代がかかるのと
   +日本へ帰る航空券はサンパウロ発だったので
   どっちにしろサンパウロには一度戻らねば・・な状況だったので
   後回しの選択肢。

:無駄にしてしまった航空券をなんとか事後変更できないか、
  その他、乗り過ごしてしまった時のポリシーなどを確認。

チケット日時変更するにしても
事後だと返金なんてもちろんない。
事前連絡が必要だ、
もしくはやむを得ない事情が
あったことを証明する必要がある。

そこで冷や汗だらだら夫婦が考え出した
ステップ1

まずはダメ元で
チケットを購入していたボリビアーナ航空(BOA)の
カウンターに行ってみよう。

突き返されるかもしれないが、
こういう時にどうすれば良いかアドバイスもらって
もう今夜の移動は諦めてどこかで宿をとるか、
格安航空券を引き続き探してみよう、と
お互いを必死になだめてスーツケースをころころ。

夫は予約者だったので、前日にきていた
「後数時間でフライトだよん」リマインドメールを
見逃していたことを猛省しており、
顔が死んでいた、
というか悔しすぎてほぼ泣いていた。

自分こそ航空券ゲットのメールは
夫に転送してもらっていたのに
相手に任せっきりでロクに確認していなかった。

最近は揉めている時間も多かった。

旅を続けながら、観光もしながら、
どこでご飯を食べようか、とか異国の地で考えながら、
それに加えて宿・バス・フライト・仕事のこと・・
旅は娯楽とはいえ、疲れた頭でジャグリング、
マルチタスクが過ぎたんだ。

2人の失敗だ~
自分を責めないで淡々と乗り切ろう、
なんとかなるよ、と彼を励まし
ボリビアーナ航空(BOA)へ。

誰に相談したらいいか分からず、

1. チェックインの列周辺に居た事務員の女性、
2. フロアをうろちょろしていたマネージャーらしき男性、
3. カウンターにいるチェックイン担当地上係員女性、

勇気をもってそれぞれに声をかけてみたけど
みんな私の目を見て、本当に真意に対応してくれた。

「私は分からないけど、追加料金を払えば
数時間後のフライトもいけるかもよ、あの人に聞いてみて」

「バックオフィスに確認してみるから
少し座って待ってて」

「システムであなたたちの情報見てみるから
待ってね、大丈夫だよ」

と。

完全なるこっちのミスだから
「昨日来なかったんでしょ?知らないよー」と
冷たくあしらわれてもおかしくないと
想定していたので
BOA航空/リマ空港職員の態度には本当に救われた。

結果は変更料金USD150程を払って
数時間後のフライトに搭乗、というコースで
丸く(?)収まった。

このお金はまたがんばって稼いで取り戻そう、
とりあえず方針が固まってホッとしたね・・
野宿せずにすんだね・・と
安堵でフラフラした。

喉もカラカラだ・・
トイレも行きたい・・
お腹もぺこぺこだ・・と

空港内をふらふら歩き回り
ゲートに行くまでフードコートで時間を過ごした。

思えばペルーでは入国した当日に
タクシーにスマホを忘れたけど
運転手さんがホテルまで持ってきてくれたり、

ホステルのオーナーさんも全員
親身になってくれた。

・プーノのホステルのオーナーさんは
 次行くクスコのおすすめの宿を教えてくれ、
 連絡をとってくれたり

・クスコの宿のオーナー夫婦は
 体調がそこそこだった私にコカ茶を淹れてくれたり
 薬をくれたり・・親のような眼差しで毎日声をかけてくれたし
 チェックアウトの後も「気を付けるんよ」と
 メッセージくれたり

・リマのアパートのオーナーカップルは
 自分のご飯やお菓子をいつもシェアしてくれて
 車を出してくれたり、自転車を貸してくれたり
 ありとあらゆること、旅行のことから人生のことまで
 アドバイスをくれた。

お土産屋で会ったおじさんも、
話す機会があった人は
ほぼ全員といっても良いほど
優しくて、謙虚で、人助けを当然のように
してくれた印象がある。

そんなことを空港のマックを食べながら振り返り、
ペルーありがとう!と感謝の気持ちで
いっぱいになった。

南米、同じ大陸の中でも
治安、経済、交通事情、インフレ、文化がそれぞれ違う。
でもどの国も憎めないというか・・愛さずにはいられない。

7月8日 00:20
真夜中にペルー出国し
無事フライト離陸。

次に続く・・

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