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琥珀と襟巻き

ちょっと不思議な話。

9月半ばごろ物が無くなったり、置き忘れたりすることが頻繁にあったのよ。私は、めったに無くしたりしないし、置き忘れたりもしない。だって、やりがちな性分なのでいつも気をつけているのだもの。それなのに、この1週間ちょっとの間にこんなにも起こるとは!例えば、読みかけの本。家の中に絶対あるのだけど、10日程あらゆるところを丁寧に探したけど出てこない!机の上も一つづつ手にとってチェックした!なかった!が、なんとその机の上から先週その本が出てきた!どういうこと???

亡くなった母が愛用していたシルクストール。近所でほんの20分ほどの間移動距離、たかが100メートルで落とした!隈なく探し回ったけどない!これは大打撃だったのよ。だって母が頻繁に身につけていたし。「拾って持って行っちゃった人がこの冬暖かく過ごせるといいなぁ」と無理やり思い込んで自分を納得させるしかなかった。
(ू˃̣̣̣̣̣̣︿˂̣̣̣̣̣̣ ू)

一昨日物が無くなる件について娘と話していたら、彼女はもう何ヶ月も無くなっていた琥珀のペンダントが先日出てきたと言うではないか!ひとしきり、宇宙のワームホールの話で盛り上がったのだった。

私は、平行宇宙を否定できないと思ってる。上手く言えないけどぴょんぴょんって渡り歩くこと、(フィジカルにじゃないよ。あくまでもメタファーだからね。)たまに「お!やってンなァ」って思うことある。
9月の始め、街で 'THE NEW ERA' (新時代)と書いてあるTシャツをきた女性がバーンと目に飛び込んできて、とても印象的だったよ。この言葉は今、日記を読み返すと去年の6月にも、違う形で見てたし。その時は何のことやら解らなかったけど、今思えば、エリザベス2世の崩御、新しい国王。Wow! そして19日の国葬まで物がなくなり続ける。そして、再び現れる。なんだか宇宙的な歪みみたいな事を感ぜずにはいられないような。
ちょっと最近、もやもやなの、私。

20年前に出会って、いつも身につけていた琥珀のペンダント。娘が大学進学で家を離れた時、 
「ママがいつも身につけていたから、私もいつも身につけていたい。」と可愛げのあることを言う。私にも、とても思い入れがある琥珀。宇宙のどこかで亡き母が彼女の襟巻きと引き換えに娘に返したのかも知れない。

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