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都内実家暮らしOLの話


最近、仕事を辞めて暇になった。

こんなに暇な時間なかなかなかったので記録としても残しておきたいと思い、とりあえずnoteでも始めてみるとした。

東京生まれ東京育ち。

新宿、渋谷まで30分とかからないこの土地で幼少期を過ごし、都内の高校・大学へ進学。
そして、東京で製薬会社のMRとして働いた。

家を出ていくタイミングもとくになかった。

親にもそこまで言及されなかったので、27歳まで実家での生活を続けた。

「実家暮らし」というと世間からは微妙な反応をされることもしばしば。

かの有名な◯ar Serviceの方も、YouTube企画で実家暮らしが判明した際には、コメント欄が一時騒然としていたこともあった。
(こんなnote誰も読まないだろと思って普通に書いてる)

が、私にとって実家とは実に気楽なものだ。
世間体なんて言ってられないぐらいに。

27歳にもなって親に起こされるのはさすがにまずいと思うが、
会社員時代はちょくちょく起こしてもらっていた。

重度の低血圧ではあると言っておこう。

ちなみに、それでも起きない場合もあるが、このオンナは2分で家を出ることができる。

飛び起きてスーツを着たら、洗顔料と化粧水、マスカラ、日焼け止め、ストッキングだけ持ち、顔も洗わずに家を飛び出す。

そうして、会社に着いて洗顔から始めたことも何回かある。

そんな、いつもギリギリで生きてるREAL FACEのくせに、やる時はやっていたのかもしれない。

私は3年目になるまでに、二度も会社で表彰してもらっていた。

働くことは楽しかった。忙しくても、誰かのためになっていると思えば全く苦ではなかった。

強いて言えば、帰り道、中堅社員から会社の愚痴を聞くのは少し難しかったけれど、
20代の女性社員と2人きりで立川から分倍河原までの15分間、話せるテーマなんてあまりないのだろうと思い、ネタとして聞いていた。

そんな感じで、ずっとこの便利な生活をしてきたけど、さすがに不安になった。

この幸せはいつまで続けられる?
この幸せはひとから与えられてるだけ?
自分で掴んでるわけではない?

そして、知らないものを知ることは
何歳になっても刺激になるんだと知る。

あの村上春樹でさえ、小説を書き出したのは30代から。

30代は、"オジサン"でも"オバサン"でもない。

よく巷で言う「もう30〜」は「もう30〜」ではない。

強いていえば人生の3分の1が終了してるから、そこをトップギアで生き抜かなきゃいけない。

20代で経験したものを表現できるのが30代だよなーとぼんやりと思い始めた。

そのために、もっと色んなことを知りたい。

誰もフォローしてくれないところに行って。

「やっておけばよかった」なんて、
そんな言葉言うぐらいならやるしかない。

オーストラリア行きを考え出したのは、そんなことから。

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