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#映画

最近の出会い/『CURE キュア』『エロティシズム』ほか

コロナの影響でまだまだ家に閉じこもる時間が多い中、本格的な梅雨入りも合わさって一人時間が増え続けてる。一人で過ごす時間が多いと、自然と映画と本に向き合う時間が増える。 特に印象に残ったものを書き留める。 【映画】『CURE キュア』黒沢清以前『ミッドサマー』アリ・アスター監督のインタビューを聞いた時に、影響を受けた日本人監督の中に黒沢清さんの名前が挙がっていて、今までほとんど観ていなかったことに気づき選んだ作品。 役所広司さん演じる刑事が、街で次々に起こる不可解な殺人事

『ミッドサマー』満員御礼。ありがとうございます。【映画配給の仕事】

昨年の夏から動いていた『ミッドサマー』がおかげ様で異例の大ヒットとなりました。 ▼『ミッドサマー』大ヒットニュース記事 https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200227-00000010-cine-movi 初日を迎えると、早朝の回から10代~20代の女性グループやカップルを中心に動員。2月21日(金)から2月24日(月)までの4日間で動員7万7,125人、興行収入1億1545万400円(全国106スクリーン)を記録。同日公開の大作『

1ヶ月仕事を休んで気づいたこと

来週から2年間勤めた広告業界を去り、新たな場所で新たな仕事を始める。 転職にあたり、8月初旬から約1ヶ月間で有給消化をした。学生時代は当たり前のようにあった"夏休み"のようなもの。さすがにもうこれが最後だろう。 1ヶ月休んだことで気づいたことがあった。 『本当にやりたいことはどんなに忙しくてもできる』ということ。 至極真っ当なことかもしれない。でも自分含め社会に出てから忙しさを理由に本当にやりたいことを諦める人はとても多いと思う。 心から成し遂げたいと思うことはどんな

仕事を辞めた。

まだまだ社会人歴も浅い自分。今年の夏、仕事を辞めた。 先輩方からすると、「大した経験もないゆとりが、忍耐力がなくて逃げ出したか」と思うかもしれない。そう思われても仕方ない。実際に自分は中途半端な状態でやめてしまっている。 私は新卒で広告業界に入った。 YoutubeやFacebookなどの急成長を遂げているデジタル広告を専門とし、毎日新しい技術が生まれるような進歩のめまぐるしい世界は刺激的で、規模の大きい仕事も多く、待遇も悪くなかった。 ただ、最初こそよかったものの、だ

写真に"モノ"としての価値を

蔦屋書店に行った。 その一角でパリの老舗ギャラリー「イヴォン・ランバート」のキュレートするアイテムを販売するポップアップストアが開催されていた。もちろん見たことも聞いたこともないアーティストの作品が並んでいたのだが、そこで一つの本を手に取った。 ベルギー人フォトグラファー Quentin de brieyの『The Other Day』という写真集。 A3ぐらいのサイズ感、中を開くとスクラップブックのようにページいっぱいに写真が貼られている。彼の写真をキュレートして一冊