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『ミッドサマー』満員御礼。ありがとうございます。【映画配給の仕事】

昨年の夏から動いていた『ミッドサマー』がおかげ様で異例の大ヒットとなりました。

▼『ミッドサマー』大ヒットニュース記事
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200227-00000010-cine-movi

初日を迎えると、早朝の回から10代~20代の女性グループやカップルを中心に動員。2月21日(金)から2月24日(月)までの4日間で動員7万7,125人、興行収入1億1545万400円(全国106スクリーン)を記録。同日公開の大作『チャーリーズ・エンジェル』(全国306スクリーン)や、本年度アカデミー賞受賞作『スキャンダル』(全国200スクリーン)を超える興行成績を達成した。

最初にこの映画を観た時は「こんなのどうやって面白さを伝えればいいんだ。」と思いましたが、あの手この手でプロモーションをした結果、高校生まで波及して、都内では連日満席続きです。

コロナの影響で客足が減る映画館ですが、それでもなお動員しています。

本作のアリ・アスター監督の前作『ヘレディタリー/継承』はめちゃめちゃ怖いホラー映画で、日本での動員は苦戦したのですが、その時のファンの方々が積極的に口コミを伝播してくださっている事実を知り、一方向からの発信では絶対に成功しない今の世の中のコミュニケーションを目の当たりにした気がします。

▼作品の概要・見どころについては、先日「シネマトゥデイライブ」にてお話したのでぜひご覧くださいませ。


映画の宣伝の難しいところは宣伝効果の検証がとても難しいところ。一般消費財であればプロモーションしてから結果が出るまでのスパンがかなり短いと思います。オンラインビジネスであれば、プロモーションをしてそれがリアルタイムでどれだけ購買につながっているのかが分かるので、分析改善もしやすいんですよね。

それがなかなかできないので、映画。

今回の仕事を通して、また色々なことを学ばせてもらいました。


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